メルマガ | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 20
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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  • 時間に対する見返り

    2020年08月02日

    メルマガより

    =============

    私は、自分の時間の使い方に大変気をつけています。

    常に有意義で生産性の高い時間の使い方をしたいと願っています。

    だからといって、使った時間に対する見返りが確実なことにだけ時間を使うわけではありません。

    結果が出るかどうか不明なことにも膨大な時間を使うこともあります。

    例えば、案件が来るかどうかもわからない分野の法律の勉強をイチから始めて、たくさんの時間を使ったりすることです。

    事業をやっている人であれば、成功するかどうかもわからない事業の準備に膨大な時間を使うのと同じような感覚です。

    しかし、周りを見てみると、「自分の時間を大切にする」という目的のために、「見返りのないことはしない」という主義を持っているかのような人を見かけます。

    「これをやってあげたら、何くれるの?」

    「私がこれだけのことをしたのだから、あなたもこれだけのことをしてよ」

    というような思考です。

    仕事に置き換えると、

    「給料がこのくらいなら、この程度の仕事をしておけばいいだろう」

    というような思考です。

    「当たり前ではないか。この思考のどこが悪いのだ」

    と思う人もいるかもしれません。

    もちろん、悪くはありません。

    「自分が絶対に損をしたくない」という価値観を重視している人は、この思考でいいでしょう。

    しかし、自分の時間に対するリターンを最大化したいと考えるなら、この思考では実現することはできないでしょう。

    ただ自分が使う時間の限度で損をしない、という程度で終わってしまうでしょう。

    時間に対するリターンを最大化するには、あらかじめ提示される見返りを遙かに超える利益を社会や相手に与えていく必要があります。

    仕事でいえば、給料の金額を遙かに超える仕事の質と量を会社に与えることができれば、給料が上がり、又は好待遇での転職が可能になるでしょう。

    給料の限度でしか仕事をしなければ、その給料が適切な金額、と評価され、昇給や昇進など検討されるはずがないのです。

    「自分の時間を大切にする」というのは、決して時間に対する約束された見返りを基準にして考えるものではない、ということは肝に銘じている必要があると思います。

    「少なく与える者は、少なく受け取るのである」(オグ・マンディーノ)

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  • 退路を断つ

    2020年07月28日

    メルマガより。

    =============

    私たちは、日々やることが多すぎて、時間の足りなさを実感しています。

    「よし、今日はこれをやろう!」と決意をしますが、結局、1日が終わってみると、ダラダラと過ごしてしまった、という経験も多いでしょう。

    それはある意味仕方のないことです。

    人間は、可能な限り、怠けて楽をしたい生き物だからです。

    動物全てそうだと言っていいかもしれません。全ての動物は、生きるために仕方なく草木を探して長距離を移動し、ゼエゼエ言いながら他の動物を狩っているのだと言えるでしょう。

    自分の価値観として、「できるだけ楽をして生きる。そのために成功しなくても、貧乏しても構わない」ということが最優先なら、ダラダラ過ごしてもいいでしょう。

    しかし、できる限り自己向上し、成功し、お金を稼ぎ、充実した毎日を過ごしたい、というのなら、怠惰な生活とサヨナラしなければなりません。

    ここで再確認しなければならないのが、「1日は24時間であり、何をしていても時間は経過する」という当たり前の事実です。

    では、どうすれば、ダラダラ過ごさずに、自分を律してやるべきことに取り組めるか、ということですが、これが実に難しいというのは、あなたもご存じだと思います。

    私もこの難問に取り組み続け、50歳を過ぎた今では、ある程度、自律した生活を送ることができるようになりました。

    しかし、元からそうだったわけではありません。

    高校時代は偏差値30代の時があり、大学の成績は4年間で「優・良・可・不可」のうち、優が一桁という悪い成績でした。

    そこから司法試験に合格したわけですが、その時がもっとも自分のモチベーションを上げ続けるのに苦労しました。

    勉強しなければ合格しないことがわかっているのに、全くやる気にならない時が結構な割合であるのです。

    共感していただける人も多いでしょう。

    そこでまず私がやったことは、「退路を断った」ということです。

    どういうことかというと、「3年で合格しなければ司法試験を諦める」と決意し、宣言したことです。

    人間は、「こうなりたい」という願望を持って努力するよりも、「こうしないと、●●を失ってしまう」という恐怖の方が強い原動力になります。

    私は、「弁護士になりたい!」という願望よりも、「3年以内に合格しないと、弁護士になることができない!」という恐怖心を自分の心に生じさせ、モチベーションを上げました。

    もし、あなたが、日々ダラダラと過ごしていて、自分の生活を変えたい、と思ったならば、この方法を応用してみていただければと思います。

    何らかのルールを決め、それを達成できなかった時は、何かを失う、という仕組みを作ってしまうことです。

    そして、それは自分ではルールを変更することができないようにしてしまうことです。

    そのくらいしないと、怠惰が習慣になった人間を変えることは難しい、ということですね。

    「明日やろうは馬鹿野郎」(プロポーズ大作戦)

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  • やらないことを決める勇気

    2020年07月21日

    私のメルマガ記事から。

    自分の時間を有効活用するために、「今日1日でやるべきことを決める」ことはとても重要です。

    そして、それを書き出しておく、ということも有効です。

    なぜ、書き出すか、というと、頭で憶えておくように努力すると、それだけでウィルパワーを消耗し、かつ、集中力が低下するためです。

    書き出して忘れてしまうことが重要となります。

    それでも、なかなか計画どおりに生活できない、という方には、反対に、「やらないことを決める」という方法をとってみることをおすすめします。

    私たちの1日は24時間です。

    日中の集中力を重視している人は、睡眠時間も一定でしょう。

    そうなると、使える時間は、1日のうち、決まった時間なわけです。

    私たちは、毎日、この決まった時間の中でやりくりして生活しています。

    この使える時間は、増えることはありませんので、日常生活の中に、新たにやることを追加することはできません。

    新たにやることを追加するためには、何かを削らなければならないわけです。

    「何を当たり前のことを」と思うかもしれません。

    しかし、私たちは、「今日1日でやるべきことを決める」時に、あわせて、「そのために、今日できなくなること」を考えているでしょうか。

    多くの場合には、「やるべきこと」だけを考えて、「時間がない」「時間がない」と言っていないでしょうか。

    スマホにLINEが来るたびに返信を続け、1日のうちに膨大な時間をLINEの返信に費やして、「時間がない」と言っていないでしょうか。

    1日に使える時間は決まっています。

    しかし、その時間のうち、「やるべきこと」に使える時間は、「やらないこと」を決めることにより増やすことができます。

    そして、やらないことを決めたら、同じように、書き出すことをおすすめします。

    なぜなら、「やらないこと」を決めても、忘れてしまうからです。

    書くことにより決意を文字にする、ということです。

    そうしないと、惰性でついついやってしまうからです。

    時間が足りなくて困っている方は、一度発想を転換してみていただければと思います。

    「やらないことを決める。それが経営だ」(スティーブ・ジョブズ)

  • 肉体と精神を集中する

    2020年03月26日

    月曜日発信のメルマガからです。

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    世界的な大富豪で、「オマハの賢人」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏が、学生に対する講義で次のような話をしています。(映画「ウォーレン・バフェット氏になる」)

    「君たち全員に一台ずつ車を買ってあげようと言ったら、嬉しいだろう。

    車種も色も全て自由に決めていい。

    しかし、一つ条件がある。

    それは、君たちは、一生その車を乗り続けなければいけない、ということだ。

    そうすると、君たちは、その車をとても大切にするだろう。

    車は替えることができるが、肉体と精神は替えることができない。

    君たちは、与えられた肉体と精神を一生運転し続けなければならない。」

    ウォーレン氏は、それだけ自分の肉体と精神を大切にし、使うべきところに集中し、莫大な富を築き上げたということでしょう。

    また、別のところでは、やりたいことはたくさんあるが、全てに手を出してはいけないこと、そのうちの自分が集中できる範囲内で集中すること、という趣旨のことも言っています。

    要約すると、自分の肉体と精神は有限であるから、集中すべきところをできる限り絞り、その他は捨ててしまい、その絞ったところに全精力を注ぎ込むべし、ということでしょう。

    鉄鋼王のアンドリュー・カーネギー氏も、次のように言っています。

    「一番確実な方法は、エネルギーのすべてを特定の分野に注ぎこむやり方だ。」

    「成功した人間とは、一つの道を選び、そこから離れなかった者だ。」

    私たちは、欲張りですから、往々にして色々なことをやりたがり、実際に手を出し、うまくいかないと、すぐに乗り換えようとします。

    そして、それを繰り返します。

    その結果、どれもうまくいきません。

    しかし、成功者達は、全く異なる道を行きます。

    やることを一つにし、そこに全てのエネルギーを集中し、そして、他のことに乗り換えるようなことはしない、ということです。

    私たちは、どこかの部分で、この成功の道に反した行動を取っています。

    自宅にいる時間が多い時です。

    今一度、自分の時間の使い方について考えてみてはいかがでしょうか。

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  • 説得推論と心理学

    2020年03月14日

    先日発信したメルマガから。

    (ここから)

    他人を説得する力を身につけたい。

    これは、誰しもが思っていることでしょう。

    そんな時に、参考となる古典に、アリストテレスの「弁論術」があります。

    しかし、いかんせん、難しい。

    私も読むのに骨が折れました。

    アリストテレスは、説得のための3要素として、

    ・言論そのもの

    ・聞き手の感情

    ・話し手の人柄

    を挙げています。

    「言論そのもの」というのは、話の論理性や証拠の強さ等により、説得力が増すことを言います。

    「聞き手の感情」というのは、聞いている人が怒っているか、悲しんでいるか、等の感情次第で話に対する共感度が大きく異なることを言います。

    「話し手の人柄」というのは、聞き手が話し手に好意や信頼を持っていると、説得力を増すことを言います。

    このうち、「言論そのもの」の中に、「説得推論」というものがあります。

    「推論」とは、「何らかの論理規則に基づいて既知の事柄から未知の事柄を明らかにすること。」ということです。

    簡単に言うと、理由づける、ということですね。

    「理由付けをすると、説得力が増す」ということです。

    実は、これを裏付ける心理学の実験があります。

    ハーバード大学の社会心理学者エレン・ランガーが、コピー機待ちの列に並んでいる学生に、割り込ませてくれるよう依頼をする実験をしました。

    その際、彼らには次のようなことを言いました。

    (1)「コピーするページが5ページあるんです。先に使ってもいいですか?」

    (2)「コピーするページが5ページあるんです。先に使ってもいいですか?実はとても急いでいるので」

    (3)「コピーするページが5ページあるんです。先に使ってもいいですか?実はコピーをしないといけないので」

    それぞれ、何パーセントの人が先にコピーを取らせてくれたでしょうか?

    (1)は60%です。

    (2)は94%。

    驚きは(3)です。何の実質的な理由付けになってしません。

    しかし、(3)は、93%という結果が出ています。

    つまり、論理性があろうとなかろうと、理由付けをすることにより、説得力が高まる、ということです。

    ですから、他人に何かを頼もうとするときには、

    「○○してくれないか?なぜなら、○○だから」

    と、理由をつける習慣をつけましょう。

    これまでより、少しでも説得力が増すことになるでしょう。

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  • ゴジラを飼いならそう。

    2020年01月29日

    1月27日発信のメルマガです。

    先日、映画でゴジラを観ました。

    ゴジラは、人間の力では、どうにもできない怪獣です。

    人間に害を及ぼすこともあれば、他の怪獣をやっつけて、人間を救うこともあります。

    ところで、私たちの「自尊心」も怪獣のようなものです。

    コントロールしようと思っても、そうそうできるものではありません。

    私たちに害を及ぼすこともあれば、成功に導くこともあります。

    たとえば、何か新しいことにチャレンジしようか、と思い立つとします。

    そんな時、

    ・失敗したら、どうするんだ

    ・成功する保証は、どこにある

    ・成功したアイツは、金があって高額のビジネス塾に通えたからじゃないか

    ・自分は仕事の融通が利かないから無理だ

    などと、やらない理由を考えることがあります。

    この否定的な考えは、自尊心から来るものだと思います。

    ・努力して失敗したら、自尊心が傷つく

    ・成功しなかった場合、成功した他人と比較して自分が劣っていると感じると自尊心が傷つく

    ・そのため、先回りして失敗しても自尊心が傷つかないよう言い訳を考えておく

    その結果、「行動を起こさない」ということになります。

    もちろん、何か「結果を得る」には、「チャレンジする」ことが必要であって、チャレンジしない人が結果を得ることはないわけです。

    では、どうすれば、自尊心を傷つけずに物事にチャレンジすることができるでしょうか。

    この言葉を聞いたことがあるでしょう。

    「私は失敗したことはない。うまくいかない方法を『発見』したのであって、成功したのだ」(トーマス・エジソン)

    エジソン氏が、自尊心というゴジラが暴れ出さないように上手にコントロールしていることがわかります。

    何事をも常にポジティブに捉えると、自分の行動を自尊心に邪魔されなくなります。

    ソフトバンクグループの孫正義氏が、髪が薄くなったことを指摘され、ツイッターで、「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである」とツイートしたのも有名です。

    このくらいのレベルになると、ほとんどゴジラを飼い慣らしていると言えるでしょう。

    コツは、ネガティブな考えが出てきた時に、
    自分に質問することです。

    「これを、ポジティブに捉えるとしたら、
    どういう考えになるだろうか?」

    「失敗をあえて成功だったと考えるなら、
    どの点をどの角度から見たらいいだろうか?」

    質問を学ぶには、以下の本を参考にしてください。

    「人生を変える『質問力』の教え」
    ( WAVE出版)
    https://www.amazon.co.jp/dp/4866212284/

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  • ガンジーはどう意思を貫いたか?

    2015年03月31日

    私が尊敬する人物の一人に、マハトマ・ガンジーがいます。

    今回は、ガンジーの有名な言葉から始めたいと思います。

    「世界に変革を求めるなら、自分自身を変えることだ」

    ガンジーはご存知のとおり、インドのイギリスからの独立運動のリーダー。そして、これもよく知られていることですが、独立運動の手段として使ったのは「非暴力・不服従」でした。

    イギリス製の大量生産の工業製品を使わず、自国の製品を利用すること、そして、抗議行動を武力によって行わないこと、これがガンジーが貫いた手法でした。

    言葉で言うのは簡単ですが、兵士から銃口を向けられても非暴力を貫くということは、宗主国への抵抗運動としてそれまででは考えられない方法です。

    ガンジーは度重なる投獄を受けるなど、迫害もありました。
    そして、イギリスはもちろんのこと、インド国内からも、その手法に対して反対論が強くありました。

    しかしガンジーはその信念は曲げませんでした。そして、次第に国内の支持を集め、非暴力・不服従運動の波は大きくなっていきました。

    そのガンジーの姿勢が象徴的に表れているのが、1930年、60歳の時に行った「塩の行進」です。

    イギリスの塩の植民地専売、租税制度に反対するため、約一ヶ月をかけて塩が作られる海岸までの350キロを歩く、という行動です。

    最初、数十人で出発した行進は、村々を通るたびに拡大しました。最終的に行進に集まった人は数万人に達したと言われています。

    イギリスはこの行動に対し、ガンジー自身を含む数千人を投獄しましたが、もはやその流れを止めることはできず、塩の製造を部分的に認める決定をせざるを得なくなりました。

    ガンジーに導かれた独立運動は、戦後の1947年、パキスタンとインドの分離独立という形で実現しました。ガンジーは分離に反対し続けたことを原因に暗殺されています。

    ガンジーが教えてくれるのは、人を攻撃するのではなく、また相手に合わせてしまうのでもなく、ただ一人であっても自分が信じる道を進むことです。

    もちろん、私たちはガンジーになることはできないでしょう。しかし、心に一つ、小さな「ガンジーイズム」を持つことはできるはずです。

    自分で正しいと思ったことでも、周囲からの反対を受けることでできないことがあります。

    その時、「なんであの人はわからないのだろう」「あの人は、こうするべきだ」と考えがちです。

    自分が正しいと信じこみ、自分を差し置いて、相手に変わることを要求するのです。

    しかし、自分が変わらずに、相手にだけ変わることを要求しても、相手が「はい。わかりました」と変わることは稀です。

    しかし、相手を変える方法はあります。まず、自分と相手の関係を変えることです。

    人は人と関わって生きていますので、自分が何かしらの行動をすれば、自分に対する人の対応は変わります。それはもちろん賛意だけではなく、迫害かもしれません。

    しかし、とにかく自分と相手の関係に変化を起こすことに成功します。

    迫害を受けてもなお行動し続けることによってこそ、周囲の人を変えることができます。ひいては、その行動が社会、国家、世界をも変える可能性があるのです。

    最後に、もう一つガンジーの言葉を紹介します。

    「見たいと思う世界の変化にあなた自身がなりなさい」
    毎週、こんなメルマガを発行しています。

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  • 恐怖心に打ち勝って行動するには?

    2015年02月28日

    「俺に逆らったら、どうなるかわかってるんだろうな!」

    コワイ人から、こんなことを言われると、恐怖しますね。

    その恐怖心から、つい従いたくなってしまいます。

    なぜでしょうか?

    それは、「どうなるか」の部分がわからないからですね。

    同じく、何かチャレンジしようとしても、「失敗したら、どうしよう」と思って、なかなかチャレンジできないことがあります。

    なぜでしょうか?

    それは、「どうしよう」の部分がわからないために、恐怖するからですね。

    「チャレンジしたい。でも、失敗するのがこわい!」と思って二の足を踏んでしまうわけです。

    では、この恐怖を乗り越えるには、どうしたらよいでしょうか?

    恐怖に打ち勝ち、行動を起こすためには、どうしたらよいでしょうか?

    この点について、3月2日(月)のメルマガで書きたいと思います。

    ぜひ、ご登録ください。
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  • 交渉でデッドロックに陥った時は?

    2015年02月21日

    交渉において、お互いの主張が対立し、デッドロックに陥ることがあります。

    そんなときは、どうしたら良いでしょうか?

    「交渉は妥結しなければ意味がない。対立点があれば、まずそれを解消すべきだ。解消できなければ交渉は決裂だ」

    そういう考え方もあるでしょう。

    しかし、対立点がデッドロックに陥り、どうしようもなくなった時は、それを一旦棚上げし、後にまわす、という方法もあります。

    そして、それによっていつの間にか交渉が妥結することがあります。

    それは、なぜでしょうか?

    2月23日(月)に発信予定のメルマガで解説します。

    ぜひ、ご登録ください。
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  • カウンセリング型交渉術とは?

    2015年02月14日

    家庭内で、次のような会話がなされることがあるでしょう。

    妻「あなた、家事をもっと手伝ってよ」
    夫「家のことはお前がやれ」
    妻「あなたはいつもそうじゃない!」

    「家事を手伝って」は、夫にとって思わず身構えてしまう言葉です。そのため、自分に面倒な家事が回ってこないよう、色をなして反論するといった行動になりがちです。

    しかし、「家のことはお前の仕事」「夫は外で仕事をして、妻は家事をすべきだろう」といった反応は、相手の主張と正面からぶつかります。

    また、このような反応もあります。

    「俺は風呂の掃除をやっているだろう。まだ足りないというなら、何をやればいいんだ」

    これは、夫が行うべき家事の「量」について話し合いを開始するというパターンです。

    論点として、前者は、原則的な「そもそも論」、後者は条件的なかけひきといえます。
    しかし、そのような反応をする前に、考えなくてはならないことはないでしょうか。

    上記の2つの反応には共通点があります。それは、相手の言葉を、自分の自由を脅かす侵害行為として対応していることです。

    交渉は、家事の分担割合や、お互いの時間の奪い合いとなるでしょう。

    しかし、冒頭の妻の発言は、本当に夫に家事の分担をさせたいことが最も望んでいることでしょうか。

    心の底には、違う欲求がある場合がないでしょうか?

    たとえば、夫が普段、妻に対して感謝の態度を全く示さない場合、「もっと家事を手伝ってよ」という言葉になることがないでしょうか。

    そうだとすれば、嫌々家事をするよりも、「いつも一人で家事をしてくれてありがとう」と心から伝えることが大切でしょう。

    たとえば、普段、夫婦の会話がないので、家事を一緒にすることを通して会話を増やそうとして、「もっと家事を手伝ってよ」という言葉になることがないでしょうか。

    そうだとすれば、嫌々家事をするよりも、もっと夫婦が共有する時間を作る工夫が必要でしょう。

    いずれにしても解決策は家事以外になるでしょう。

    先の夫の対応では、それらの真意は明らかにならないでしょう。

    妻の真意を明らかにする秘訣は、「的確な質問」です。

    質問からはじめ、相手の真意を明らかにし、よりよい結論に導くための交渉を「カウンセリング型交渉」と呼んでいます。

    プライベートだけでなく、ビジネスでも使えます。

    では、どういう質問をしたら、よいのか?来週月曜日のメルマガで書きたいと思います。

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