メルマガ | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 20
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  • 簡単に説得力を上げる方法(アリストテレス)

    2021年03月01日

    今回のYouTube動画は、アリストテレス「弁論術」。

    大哲学者です。

    アリストテレスの「弁論術」には、他人を説得するためのテクニックが全て詰まっています。

    ぜひ習得して、説得力のある人になりましょう。

    動画で解説しました。

    ぜひ、ご覧ください。

    https://youtu.be/egJYI_7oCm4

    アリストテレスは「弁論術」において、説得の3要素として、

    ・誰が話すか

    ・聞き手の感情

    ・何をどう話すか

    を挙げています。

    このうち、何をどう話すか、の中に、「大いなる善」というテクニックを紹介しています。

    これは、2つの物事があって、どちらも利益があるとするならば、どちらがより大きな利益をもたらすか、という議論をしています。

    より大きな利益をもたらす方がより善である、という考え方です。

    この大いなる善のテクニックを使って他人を説得した人がいます。

    イエス・キリストです。

    イエスは、安息日に会堂に行ったところ、そこに片手のなえた人がいました。イエスは、その人を癒そうとしました。

    すると、パリサイ人たちは、「安息日に人を癒しても律法違反にならないのか。」とイエスを責めました。

    律法では、安息日には、完全に休まなければならない決まりになっています。この律法に違反すると、厳罰に処せられるからです。

    ここで、イエスが陥っている立場は次のとおりです。

    (1)目の前に片手のなえた人がいて、これを放っておくことは自分の信条に反する。

    (2)安息日に仕事をすると、律法違反になり、厳罰に処せられる。

    どちらを選んでもパリサイ人たちの攻撃の的ととなり、人々の信頼を失ってしまいます。一見、進退窮まった感じです。パリサイ人たちは、まさにこれを狙っていたのです。

    ところが、イエスは次のように言います。

    「あなたがたに聞きたい。一匹の羊を持っている人があるとして、もしそれが安息日に穴に落ち込んだなら、手をかけて引き上げてやらないだろうか。

    人間は、羊よりもはるかに優れて尊いものではないだろうか。だから、人間を救うことは、羊を救うことよりもより善い行いと言えないだろうか。

    したがって、安息日に人間を救うことは善い行いをすることであって許されるのではないだろうか。」

    つまり、

    (1)安息日であっても、羊を救うことは許される行為である。

    (2)羊を救うことも、人間を救うことも、どちらも善い行いである。

    (3)人間と羊では、人間の方が優れて尊いものである。

    (4)そうすると、より優れて尊い存在である人間を救うことは、羊を救うことよりも善い行いである。

    (5)安息日に羊を救うことが許されるならば、人間を救うことはもっと許されてよいはずだ。

    「大いなる善」のテクニックですね。

    イエスも使った「弁論術」を知っておきましょう。

    YouTube動画です。

    https://youtu.be/egJYI_7oCm4

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  • 五輪書(ビジネス書的に読む)

    2021年02月23日

    メルマガより。

    今回のYouTube動画は、「五輪書」

    剣豪宮本武蔵です。

    五輪書は兵法書ですが、読み方によっては、最高のビジネス書、生きるための指針になります。

    なぜか?

    動画で解説しました。

    ぜひ、ご覧ください。

    https://youtu.be/cnKwjBXX2BY

    日々やることがたくさんありすぎて、テンパってしまうことがあると思います。

    そんな時は、どこから手をつけていいのかわからず、同時に色々やろうとして、かえって時間がかかったり、思わぬミスをしがちです。

    では、そんなときは、どうしたらいいでしょうか。

    「五輪書」にヒントがあります。

    宮本武蔵は、吉岡一門と戦った時に、多人数との戦いを経験しています。

    「五輪書」の中で、こんな文章があります。

    十人が一太刀ずつ斬りかかってきても、その一太刀一太刀を受け流して、あとに心を止めず、次々のあとを捨てあとを拾うならば、十人全てに働きを欠かぬことになる。

    もし一人の前に心が止まるならば、その一人の太刀は受け流すことができても、二人目の時は、こちらの働きが欠ける」

    つまり、十人の敵がいるときに、十人が斬りかかってきたとしても、分解すれば一太刀ずつであるから、その一太刀ずつをさばいて、一人一人順番に意識を集中すれば、全てさばくことができる、ということです。

    物事に当たる時も同じです。

    十個のやることがあり、すべてが頭の中にあって色々考えていると、さばききれません。

    しかし、やることは十個でも、分解すれば一個ずつのやることなので、一つずつ順番に集中し、その間は他のことは忘れ、一つが終わったらそのことは忘れて次のやることに集中すれば十個全てを完了することができる、ということになります。

    このように、「五輪書」は、兵法書ですが、読み方によって、ビジネスや家事など、全てのことに応用がきく素晴らしい書物です。

    読んでいない人は、ぜひ一度読んでみることをおすすめします。

    その前に、「五輪書」を解説していますので、解説を聞いてから読んだ方が理解がより深まると思います。

    ぜひ、ご覧ください。

    https://youtu.be/cnKwjBXX2BY

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  • もう歳だから、と言わない勇気

    2021年02月16日

    メルマガから。

    今回のYouTube動画は、「読書」

    間違った読書の仕方をすると、人生を削り取られてしまいます。

    大変な損です。

    どうしたら、避けることができるのか?

    ぜひ、ご覧ください。

    https://youtu.be/dFLMzPy3AEI

    あなたは、今、何か始めたいと思っていることがありますか?

    あるいは、何か始めたい、と思っていることはありますか?

    でも、「もう歳だし」「もう遅すぎる」と思っていますか?

    私も五十歳を超えています。

    そうなると、どうしても、そう思いがちになります。

    しかし、そんな時、私はいつもカーネル・サンダースの話を思い出します。ケンタッキーフライドチキンの創業者です。

    知っている人は多いでしょう。

    でも、「その話、知ってる」で済ませてしまっては、自分に何の恩恵ももたしません。

    批評家になるだけで終わり、自分が成長することはありません。

    当時のカーネル・サンダースの置かれた状況に自分を置き換えて、感情移入することによってのみ、自分を奮い立たせることができます。

    彼は、ガソリンスタンドの脇で小さなレストランを経営していました。

    その地で商売を始めて25年、店は一向に大きくなりません。

    このまま生涯を終えるかと思われました。

    ところが、お店のある国道から少し離れた場所に、新しいハイウェイができました。

    その影響は大きく、レストランの客は激減し、資金繰りが破綻。

    店は競売になり、彼は全てを失いました。

    その時の年齢は、60歳を超えていました。

    最悪の状況です。

    「死ぬしかないか・・・・」

    この状況を具体的に、自分のこととしてイメージすることが大切です。

    しかし、彼は諦めませんでした。

    彼は、レストラン経営で作り上げてきたフライドチキンのノウハウでフランチャイズビジネスを展開することを思いつきました。

    断られ続けました。誰もが「うまくいかない」「売れるはずがない」と考えたからです。

    しかし、彼は、60歳を過ぎた身体で、車に寝泊まりして1000軒を超える店舗を回ったといいます。

    その結果、フランチャイズ店舗が増え、瞬く間に世界で1万店を超えるまでになりました。

    森ビルの森泰吉郎は、51歳で森ビルを設立して不動産投資を始めるまでは学者だったと言います。

    すごい!

    マクドナルドを始めたレイ・クロックは、52歳でマクドナルド兄弟とマクドナルドを始めるまでは、ミルクセーキマシンのセールスマンをしていました。

    すごい!!

    長岡三重子は80歳の時、膝のリハビリのため水泳を始め、その後国内外のマスターズ水泳大会に出場、世界記録を次々に樹立し100歳だった2015年には、女子1500メートル自由形の100~104歳の部で世界で初めて泳ぎ切りました。

    すごい!!!

    何を始めるにしても、決して遅いことはないと信じます。

    今回のメルマガは、自分に宛てて書きました。

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  • 努力は報われない?

    2021年02月09日

    メルマガより

    「努力は報われる」

    こう言うと、

    「努力しても報われないこともある」

    と反論する人がいます。

    当然ですね。努力というのは不明確な言葉です。

    「死ぬほど努力した」と言っても、それが1日1時間の努力の人もいれば、1日16時間の人もいるでしょう。

    世界のホームラン王である王貞治は、次のように言います。

    「努力しても報われないことがあるだろうか。たとえ結果に結びつかなくても、努力したということが必ずや生きてくるのではないだろうか。それでも報われないとしたら、それはまだ、努力とはいえないのではないだろうか」

    本人が努力したと感じていても、結果が出ていないのであれば、それは、まだ報われるに値しない努力ではないかと疑う、ということです。

    そして、ベートーベンは、次のように言っています。

    「努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功する者は皆努力している」

    つまり、努力というのは、成功という結果が保証されているものではなく、結果を得るための資格に過ぎない、ということです。

    努力せずに結果を得ることなどない、ということです。

    同じように、「思いは実現する」「思考は現実化する」という言葉があります。

    この言葉をスピリチュアルにとらえ、「いくら強く思っても実現しなかった」などと反論する人がいます。

    ジェームズ・アレンの「原因と結果の法則」を読んで、

    「思いが環境を作る、などあり得ない。貧乏な家に生まれた子は、貧乏を望んだのか!」などと反論する人がいます。

    しかし、この反論は的外れです。

    「原因と結果の法則」には、そんな趣旨のことは書いてありません。

    世の中のシンプルな法則が書かれています。

    実は、非情に厳しい現実を突きつけてくる本です。

    先ほどのベートーベンや王貞治の言葉と同じ趣旨のことが書かれています。

    私は、この本の法則に従って、努力を続けています。

    一体、「原因と結果の法則」とは、何なのか?

    「原因と結果の法則」の読み方について、YouTubeでお伝えします。

    ぜひ、ご覧ください。

    https://youtu.be/Zdl2tHTbp-s

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  • 孫子「戦わずして勝つ」の意味

    2021年02月02日

    メルマガより

    1914年~1918年といえば、第一次世界大戦です。

    20世紀初めの北アフリカのモロッコ事件で、イギリスやフランスとドイツとの関係は険悪となっていました。

    そして、1914年のサラエボ事件をきっかけに第一次世界大戦が始まります。

    イギリス、フランス、ロシアを中心とする連合国とドイツ、オーストリアなどを中心とする同盟国とが戦います。

    世界初めての「総力戦」ということで、多数の死者を出すことになります。

    この第一次世界大戦により各国は多大な損害を出し、国力が低下します。

    産業革命を経て、それまで隆盛を誇っていたイギリスも凋落します。

    代わって世界第一位の超大国に躍り出たのがアメリカです。

    この違いは、何でしょうか。

    イギリスは、戦争当事者として戦争をしました。

    では、アメリカは、どうだったか?

    最終的には参戦しましたが、終盤まで中立を保ち、戦争に介入しませんでした。

    そして、イギリス等に借款を与えたりして、経済発展をしていきます。

    そして、「債務国から債権国へ」と国力が伸長していくことになります。

    このように、実際に戦争をすると、多数の死者を出し、国力が低下してしまいます。

    したがって、国を守り、発展させるためには、できる限り戦わないことが大切です。

    この原理を2500年前に唱えたのが、孫子です。

    「戦わずして勝つ」という原理です。

    しかし、この言葉は誤解されることが多いです。

    孫子には「勝つ」という言葉が書かれていないのに、「勝つ」と訳されているものがあります。

    そのせいで、意味が誤解されてしまうのです。

    では、この「戦わずして勝つ」という本当の意味は、どのような意味なのか。

    YouTubeでお伝えします。

    ぜひ、ご覧ください。

    https://youtu.be/zVN1KR9J1A4

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  • 孫子の兵法「兵は詭道なり」

    2021年01月26日

    メルマガより

    最強の剣術家というと、誰を思い浮かべますか?

    私は、なんといっても、宮本武蔵です。

    勝負に勝つことにこだわり、そのためには、どんなことでもします。

    13歳で始めて真剣勝負をして、その後29歳ころまでに60回以上も命をかけた真剣勝負をして、一度も負けませんでした。

    宮本武蔵の書いたものに「五輪書」があります。

    私は、吉川英治著「宮本武蔵」と「五輪書」に強い影響を受けました。

    五輪書の中に、次のような文章があります。

    「一対一の戦いにおいても、自分は時機をとらえて、いろいろなわざをしかけ、あるいは打つと見せ、あるいは突くと見せ、または入りこむと思わせ、敵のうろたえた様子につけこみ、思いのままに勝つところ、これが戦闘の要訣である。よくよく検討せよ。」

    自分が何をしようとしているのか、相手にわからないようにして、相手の拍子をはずして攻撃して勝ちを得る、ということです。

    野球で監督が盗塁のサインを出したことが相手のチームにばれてしまうと、その盗塁は失敗します。

    企業が画期的なサービスを開始することがライバル企業に漏れて、ライバル企業が先に全く同じサービスを開始されてしまい、失敗することもあるでしょう。

    自分の意図を相手に知られないことが大切です。

    兵法書である「孫子」の中にも、同じようなことが書いてあります。

    孫子は、マイクロソフトのビルゲイツ氏、ソフトバンクの孫正義氏の愛読書であることは有名です。

    孫子は、紀元前500年ころの中国春秋時代の軍事思想家である孫武によって書かれた書物と言われています。

    その言葉は、「兵は詭道なり」です。

    人によっては、これは卑怯だ、という人がいます。

    しかし、それは間違った解釈です。

    「兵は詭道なり」は、現代でも役立ちます。

    この「兵は詭道なり」は、どのように解釈したら、よいでしょうか。

    YouTubeでお伝えします。

    ぜひ、ご覧ください。

    https://youtu.be/UAjqbHmEQwg

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  • 孫子を読みたくなる話

    2021年01月19日

    あなたは、「孫子」を読んだことがあるでしょうか。

    中国最古の兵法書です。

    マイクロソフトのビルゲイツ氏、ソフトバンクの孫正義氏の愛読書であることは有名です。

    孫子は、紀元前500年ころの中国春秋時代の軍事思想家である孫武によって書かれた書物と言われています。

    今から約2500年前です。

    2500年も前に書かれた書物が、未だに読み継がれているのです。

    フランスのナポレオンは、宣教師がフランス語に訳した「孫子」を戦争の間にも手放そうとしなかったそうです。

    ドイツ皇帝のヴィルヘルム二世は、第一次大戦後に孫子に接し、「もし20年前にこの本を読んでいたら、あのような惨敗は免れたはずだ」と言ったそうです。

    西洋の兵法書といえば、プロイセンの将軍カール・フォン・クラウゼヴィッツが書いた「戦争論」が有名です。

    1830年ころまでに書かれましたが、未完のまま亡くなってしまい、死亡後妻が出版したそうです。

    戦争論では、「戦争の目的は、敵の壊滅である」、としています。

    恐ろしい・・・。 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

    しかし、「孫子」では、

    「戦わずして敵を屈服させるのが最善である」

    「敵を傷つけずに勝つのが最善である」

    「敵を包囲したら、逃げ口を残しておけ」

    と言います。

    正反対のように感じます。

    これは、「戦争論」が、戦うことを前提とした戦争に勝つ方法や防御の仕方などを論じているのに対し、「孫子」が国を守り、国を繁栄させるために、「兵をどのように用いるか」という観点で論じ、「戦う」こと自体を目的にして論じていないためです。

    そのために、孫子では、できる限り戦うことを避けようとします。

    「国を守り、国を繁栄させる」ということは、現代ビジネスで言えば、「会社を守り、会社を繁栄させる」と言い換えてもいいでしょう。

    そう言い換えると、孫子は、最高の経営書となりうるものです。

    決して戦争という観点からのみ読んではならない書物です。

    そこで、今回、「孫子を読みたくなる動画」をYouTubeでアップしました。

    ぜひ、ご覧ください。

    https://youtu.be/ltEHYfC9Nvs

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  • 難しい習慣化を簡単に

    2021年01月12日

    メルマガより

    「お金が足りない!」と感じている人は多
    いと思います。

    ある程度収入を得ていてもです。

    「時間が足りない!」と感じてる人は多い
    と思います。

    職業に限りません。家事でもそうです。

    そこから抜け出すには、どうしたらいいで
    しょうか。

    YouTubeで解説しました。

    「お金不足と時間不足から抜け出すには、
    ●●を捨てること」

    https://youtu.be/AYM0Zo0nNgk

    さて、

    新年に、今年の目標を立てた方も多いと思います。

    そこで、今回も、「習慣化」について扱います。

    新しいことを習慣化するのは難しいものです。

    「毎日、ジョギングをしよう」

    「毎朝起きたら、すぐに散歩しよう」

    「毎日、簿記の勉強をしよう」

    そう思い立つのは、ワクワクしますし、ポジティブな感情になります。

    しかし、大抵、続きません。

    前回説明した心理学的ホメオスタシスも影響しています。

    今回は、習慣化しやすくする小さなコツをお伝えします。

    それは、「始めるまでのハードルをできる限り低くする」、ということです。

    スムーズに始められるようにする、と言い換えてもいいかもしれません。

    例で考えてみます。

    「公園でジョギングをする」と決めたとします。

    公園まで距離があります。

    スウェットに着替えて、シューズやタオル、飲み物などを準備し、車を運転して公園まで行く、となると、準備をする前にやる気がなくなってしまうことがあるでしょう。

    始めるまでのハードルを低くし、スムーズに始められるようにするには、心理的な抵抗をなくすことが大切です。

    まず、準備段階を他の確実な習慣に結びつけます。

    たとえば、夜、歯を磨いたら、歯磨きとセットにして、必ずスウェットやシューズ、タオル、飲み物を準備しておきます。

    朝、歯を磨いたら、歯磨きとセットにして、習慣として、スウェットに着替えます。

    スウェットで寝るようにすれば、さらにスムーズです。

    ジョギングの場所は公園ではなく、近場にします。

    そうすれば、タオル、飲み物を持ってシューズを履けば、すぐに始められます。

    例えば、「毎日、簿記の勉強をする」と決めたとします。

    勉強するために参考書を書棚から取り出し、机に座って「さあ、やるぞ」と気合いを入れるのは面倒です。

    参考書を書棚から取り出すことすらできない時もあるでしょう。そうやって三日坊主になっていきます。

    いざ、始めるのは、大変なのです。

    そこで、前夜に歯を磨いたら、習慣として、参考書を書棚から出して、始めるページを開いて机の上に置いておいたり、洗面台に置いておいて、朝、歯を磨きなら眺め始めたりします。

    そうやって、始めるまでのハードルを低くして、スムーズに始めるように工夫します。

    そんなことをしないといけないほど、私たちは、怠惰なのだ、ということを自覚し、そんな怠惰な自分を上手にコントロールしていくことが大切だと思います。

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  • ネガティブ思考の排除

    2020年12月15日

    メルマガより。

    今回のYouTube動画は、

    「こんな質問をすると、相手から好かれます。

    好意の驚異的な威力」

    ということで、お伝えします。

    ギネスのセールスパーソンが経験した
    好意の力による感動的なエピソードも
    紹介しています。

    ぜひ、ご覧ください。
    https://youtu.be/jQDN3BPeRyA

    さて、

    今回は、ネガティブに考えてしまう人のための記事です。

    ポジティブ思考がいい。

    それは、わかっている。

    でも、どうしてもネガティブな考えが浮かんできてしまうんだ。

    それは、仕方ない。

    自然と湧いてきてしまうものだから。

    そんな人のための記事です。

    ネガティブ思考にも、思考の癖があります。

    「いつ大地震がくるかわからない。不安だ」というような漠然とした不安に悩まされている人。

    他の人と比較して、自分が劣っていると感じ、落ち込んでしまう人。

    自分が期待していたことと現実が違って、落胆したり、怒りがわいたりしてしまう人。

    ネガティブ思考を根本的に治すには、癖ごとに違ったアプローチが必要です。

    しかし、ふと湧いたネガティブ思考を打ち消すには、統一した方法もあります。

    それは、「外力」を利用する方法です。

    反対に、ネガティブに考えられない時のことを思い浮かべてみましょう。

    ・猛烈に忙しく、他のことなど考えられない時

    ・映画やゲームなどに熱中している時

    ・筋トレなど、全集中しないと実行できない時

    つまり、ネガティブ思考は、暇で脳に余裕がある時に湧いてくる、ということです。

    だから、何らかの外的刺激によって、脳の隙間を埋めれば、ネガティブ思考を排除することができます。

    短時間でもいいので、全集中したり、熱中したりできるものを探しましょう。

    そうすれば、一旦、ネガティブな思考を脳から排除できます。

    そして、ネガティブ思考が湧いてきた時は、その行動をするようにしましょう。

    自分の力でネガティブ思考を排除していくには、トレーニングが必要です。

    まずは、外力に頼ってネガティブ思考を排除し、あわせてポジティブ思考のトレーニングを積んでいくのが良いと思います。

    そして、そのような外力を使うには、そのために時間を作り出すことが必要となってきます。

    その時は、この本で!

    「超多忙な弁護士が教える時間を増やす思考法」(フォレスト出版)
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  • 怠惰を直すトレーニング

    2020年12月08日

    メルマガより

    今回のYouTube動画は、

    「質問するだけで、相手に好意を伝えられる方法。もっと簡単な方法も」

    ということで、お伝えします。

    ぜひ、ご覧ください。
    https://youtu.be/IqsVtKVD3zQ

    さて、

    私たちは、基本的に怠惰です。

    努力をしようとしても、すぐにくじけそうになります。

    「毎日勉強を1時間しよう」と決意しても、すぐに続かなくなります。

    その際、必ず行われるのが、「自己正当化」です。

    ・今日は仕事が忙しかったから、休みにしよう。

    ・上司に厳しく叱られて気分が乗らないから、休みにしよう。

    などと、サボることに対して自己正当化を行います。

    そうしないと、くじけてしまった自分を受け入れなければならないために、自尊心が傷ついてしまうからです。

    偉大なベースボールプレーヤーであるイチロー選手も、くじけそうになったことがたくさんあったそうです。

    特に気持ちが不安定な状態にあった時は、普段続けていることを放棄したくなった、と言います。

    しかし、そこは「頑張って続けた」、ということです。

    彼ほどの人ですら、頑張る必要があったのですから、もともと怠惰な私たちは、よほど頑張らなければ、努力を続けることができないでしょう。

    私たちがサボる時に行う「自己正当化」をしないようにするトレーニング方法があります。

    その一つは、筋トレです。

    但し、条件があります。

    ・必ず決まった周期で行うこと

    ・毎回、限界まで追い込むこと

    ・記録をつけること

    ・一人でやること

    です。

    たとえば、「今日はやる気がでないな」と思っても、結果を記録しますので、手を抜くと、前回の記録よりも劣った記録をつけなければならなくなり、自尊心が傷つきます。

    他人とやると、他人の影響を受けますし、自己正当化の理由になったりします。しかし、一人だと、自分と向き合わなければなりません。

    つまり、ごまかしがきかないわけです。自己正当化しようとしても、劣った記録をつける際の傷つく自尊心を考えると、全力を出さざるを得なくなるわけです。

    私は筋トレのおかげで、自分をごまかして自己正当化する機会が減りました。

    筋トレでなくてもいいのですが、スポーツ全般というわけではありません。

    ・必ず決まった周期で行うこと

    ・毎回、限界まで追い込むこと

    ・記録をつけること

    ・一人でやること

    この条件を満たすものであることが必要です。

    たとえば、長距離走は難しいのではないでしょうか。毎日全力を出し切っていたら、ヘトヘトですね。

    限界まで追い込む、という部分は、全集中でもいいです。

    たとえば、「1分間で、●●を●回行う」(だんだん回数は増えていく)というものでもいいです。

    とにかく自分の全力を出す、ということです。

    こういうごまかしがきかないことを習慣にすることで、イチロー選手には及ばないとしても、少しずつ怠惰な自分を矯正していくことができると思います。

    そして、努力を習慣化するには、かなり時間を作り出す必要があります。

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