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アイデアを出す新しい方法
2026年04月13日以前に、ビジネスなどアイデアを出す際に、創造性の高いアイデアを出すには、とことん粘り抜いて考え抜くことが大切である、という心理学者のブライアン・ルーカスの実験を紹介しました。
それは、創造的なアイデアを出す際、何回かのラウンドに分けたところ、第一ラウンドで出し切った後より、第二ラウンドの方が創造性が高かった、というものです。
確かに、私の経験上でも、そのようなことがあります。
しかし、これと異なる経験もしています。
古くから言われる「三上(馬上・枕上・厠上)」というものです。
今、ここ、から離れるマインドワンダリング状態のことです。
一生懸命机の前で考え続けるのをやめ、お風呂などでぼーっとしている時にふと新しいアイデアが湧いてくるような経験です。
2012年、認知心理学者のベンジャミン・ベアードらは、レンガ、爪楊枝、ハンガーといった物体の珍しい使い道を見つける能力を実験しました。
アイデア出しの間には、休憩を入れ、その休憩中、異なるタスクを要求しました。
そのタスクとは、
・記憶力を駆使するタスク
・単純な反応を繰り返す退屈な作業
・椅子に座って静かに休む
・作業をやり続けるというものであり、このうち、「単純な反応を繰り返す退屈な作業」のグループが最もクリエイティブだったという結果が出たそうです。
この研究結果を応用するのであれば、創造的なアイデアを出そうとする時は、まず、集中し、粘りに粘って考え抜きます。
そして、限界まできて、思考が堂々巡りになったら、休憩し、洗濯物をたたむなど、単純で退屈な作業を行います。
もしからしたら、靴下をたたみながら、創造的なアイデアが湧いてくるかもしれません。
そう考えると、日常のあらゆる活動は、無駄になっていないかもしれない、ということです。
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計画的達成か偶然的達成か
2026年03月30日多くのビジネス書において、成功までのプロセスは次のように主張されています。
・目標を設定する。
・計画を立てる。
・計画通り行動する。
・成功するまで改善しつつ続ける。
しかし、成功するには、この通りいかないことの方が多いという研究があります。
スタンフォード大学の心理学者ジョン・クランボルツが1995 年から 2000 年代初頭にかけて開発した計画的偶然性の理論です。
クランボルツらの調査によれば、成功したビジネスパーソンのキャリアの約80%は、本人が予期していなかった「偶然の出来事」によって形成されているとのことです。
つまり、自分が立てた計画にない出来事が生じたことによって成功することの方が圧倒的に多い、という理論です。
たとえば、レイ・クロックは、ミキサーの営業パーソンとして成功しようとしていました。
ところが、偶然、営業で訪れたマクドナルド兄弟が経営していたドライブイン型レストランでオペレーションの完成度の高さに衝撃を受け、クロックが兄弟から事業権を買収して、マクドナルドが誕生しました。
他にも、映画『ザ・エージェント』のモデルとなったリー・スタインバーグ(伝説のスポーツエージェント)は、法科大学院の学生時代、地方検事か環境法の弁護士を目指していました。
ところが、たまたま友人のアメフト選手から代理人を依頼されたことから、弁護士ではなく、スポーツエージェントへの道を歩き始めることとなりました。
確かに、自分が立てた目標が必ずしも自分に合っているかどうかはわかりません。
また、自分が立てた計画を実行すれば、必ず目標を達成できる保証もありません。
そう考えると、目標に向かって突き進みつつも、偶然の出来事が生じた場合には、柔軟にその偶然の出来事が自分にどのような影響があるか、白紙の状態で考えてみるのもいいかもしれません。
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やる気スイッチの押し方
2026年03月23日こんなことはありませんか?
・難しい仕事に取組む。
・勉強を始める。
・きついワークアウトを始める。
・面倒な大掃除を始める。私たちは、このような時、自分の「やる気スイッチ」が入るのを待って、「やる気になったら始めよう」、と考えがちです。
しかし、いつまでもやる気スイッチが入らない時もあるでしょう。それでは、いつまで経っても始めることができません。
実は、これは順番が逆であり、「やる気になったら、行動を起こせる」のではなく、「行動を起こすから、やる気になる」方が簡単であり、自分でコントロールすることができます。
心理学の研究に、「表情フィードバック効果」があります。
これは、「楽しいから笑う」のではなく、「笑うから楽しい気分になる」という、一見逆説的な心の仕組みです。
スタンフォード大学のニコラス・コールズ博士らが19カ国・約3800人を対象に行った研究で、意図的に「幸せそうな表情」を作った人は、より強く頻繁にポジティブな感情を感じる、という結果が報告されています。
この研究では、作り笑いのような小さな行動でも人間の感情状態を変化させ得ることを示したのです。
この笑顔の実験は一例ですが、重要なのは「行動が先、感情や思考は後からついてくる」場合があるということです。
私たちは往々にして「気分が乗ったら動こう」「自信がついたら挑戦しよう」と考えがちです。
しかし、実際にはその逆で、まず動くことで気持ちが後からついてくることが少なくありません。
では、気持ちが乗らないときにどうやって行動に移せばよいのでしょうか。
例えば、私は、早朝にワークアウトをしています。
朝、起きたばかりで、自分の身体を限界まで追い込むことなど、1ミリもしたくありません。
気持ちが乗ることなどあり得ません。
そこで、気持ちが乗らないまま、小さく始めます。
身体の末端、手首、足首、首から動かし始めます。
だんだんと動かしていくうちに、少しずつ気持ちが乗ってきます。
最終的には、身体全体を使う運動をノリノリで、できるようになります。
終わった後は、呼吸が苦しく、倒れ込みます。
でも、毎回、「ああ、やって良かった」と思います。
やる気スイッチを入れる方法のポイントは、
・小さく始める。
・集中できなくてもいいので、行動だけ始めてみる。ということです。
やる気スイッチが入るのを待っている時間は、時間の無駄です。
自分でコントロールできる行動に集中し、自分自身をコントロールしていきましょう。
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誰の役に立っているか?
2026年03月16日毎日の仕事の中で、どうしてもやる気が起きない、目標達成へのプレッシャーに押しつぶされそうになる。そんな経験はありませんか?
私たちは、他人や自分にやる気を出させようとする時、しばしば「報酬」や「昇進」など、利益を使おうとします。
しかし、その燃料は、長続きしません。
報酬に慣れてしまうためです。もっと頑張るには、もっと利益を与えなければならなくなってしまいます。
苦しい時、自分のためだけに歯を食いしばれる人間は、意外と少ないものです。
では、枯渇しない燃料とは何でしょうか?
ペンシルベニア大学ウォートン校の組織心理学者、アダム・グラント教授が行った実験があります。
大学の寄付金募集を行うコールセンターは、卒業生に電話をかけ続け、寄付を断られ続けるという、精神的に過酷で離職率の高い職場でした。
グラント教授は、オペレーターたちをある条件のもとでグループ分けしました。
一つのグループには、集められた寄付金によって奨学金を得ることができた一人の学生と、わずか5分間だけ対面させました。
学生は「皆さんのおかげで学業を続けられています」と感謝を伝えました。たったそれだけのことです。
しかし、その後の1ヶ月で起きた変化は劇的でした。
学生と対面しなかったグループの成績が変わらなかったのに対し、対面したグループのオペレーターたちは、電話をかける時間が平均142%増え、なんと獲得した寄付金額が平均171%も増加したのです 。
前後で違ったのは、「自分の仕事が、具体的に誰を救っているのか」を肌感覚で理解した点です。
頭脳労働の場合、普段、数字や書面、PCの画面と向き合って仕事をしています。
工場労働の場合、工場の機械などと向き合って仕事をしています。
そこには、具体的に助かっている生身の人間はいません。
私のように弁護士であれば、依頼者を救っていることはわかりやすいです。
しかし、わかりにくい仕事であったとしても、その向こう側には必ず「生身の人間」がいます。
実際に会うのが最も効果がありますが、想像するだけでも効果があるでしょう。
その想像力が、あなたの限界を突破する強力な武器になるはずです。
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瞑想以外のストレス対処法
2026年03月09日あなたは、日常でストレスを感じていますか?
・スマートフォンからの頻繁な通知
・職場での膨大な仕事
・人間関係の摩擦
・将来への漠然とした不安家の柱に足の小指をぶつけた痛みもイライラしますよね。
「ストレスをなくしたい」 と願うのは自然なことですが、生きている限りストレスをゼロにすることは不可能です。
そうであれば、できる限りストレスを感じないようにする、という方法があれば良いことになります。
良い方法として瞑想がありますが、今回は、別の方法を探っていきます。
私たちがストレスを感じているとき、心はどこにあるのでしょうか? 実は、私たちの苦しみの多くは「現実」そのものではなく、「心がどこを彷徨っているか」に起因しています。
ハーバード大学の心理学者マシュー・キリングスワースとダニエル・ギルバートが行った研究があります。
彼らはiPhoneアプリを使用して、2,250 人のボランティアにランダムな間隔で連絡を取り、どれくらい幸せか、現在何をしているか、現在の活動について考えているか、あるいは楽しい、普通、不快な他のことについて考えているかを尋ねました。
その結果、「人は起きている時間の46.9%もの間、目の前のこととは違うことを考えている(マインドワンダリング)」ということがわかりました。
そして、「心が彷徨っているとき、人は不幸を感じやすい」ということもわかりました。
例えば、仕事中に昨日のミスを悔やんだり(過去)、会議中に週末の不安を考えたり(将来)するような「心ここにあらず」の状態こそが、脳のエネルギーを浪費し、慢性的なストレス反応を引き起こす元凶だったということです。
ということは、できるだけストレスを感じないようにするには、
「今、目の前のことに集中する」
という答えが出てきます。
今、行っている作業や考えに集中していれば、マインドワンダリングが発生せず、ストレスを感じる可能性を低くすることができる、ということです。
日常的にストレスを感じている人は、ストレスを感じた瞬間に行っている作業と意識にズレが生じていないか、意識してみましょう。
そして、ズレが生じているならば、目の前のことに集中するように努力しましょう。
そうすれば、ストレスから解放されるかもしれません。
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オデュッセウスに学ぶ時間管理
2026年03月02日オデュッセウスとセイレーンの物語をご存知だと思います。
オデュッセウスが帰国の航海中、魔女キルケーから「セイレーンの歌声は船乗りを惑わせ、破滅させる」と警告を受けます。
そこでオデュッセウスは、歌を聞きたいので、自分の体をマストに縛り付け、「どれだけ頼んでも縄を解くな」と部下に命じました。
航海中、セイレーンの歌を聞いたオデュッセウスは強烈に引き寄せられて解放を懇願しますが、部下たちは命令通り縄をほどかず、船は無事に危険海域を通過しました。
現代は、いたるところにセイレーンがいます。
SNS、動画を「あと5分だけ」のつもりが、気づけば深夜。ダイエットを誓ったのにスナックに手が伸びる。
ちょっと手を伸ばせばそこにある誘惑に抗うのは容易ではありません。
そんな時、私たちは、「意志の力」で乗り切ろうとします。
しかし、人間には、「自制バイアス」があります。
「自制バイアス」とは、「自分の自制心を過大評価してしまう傾向」です。
つまり、自分の自制心で誘惑に打ち勝てると考えるのは、単なる過信の可能性が高いということです。
実際、過去の人生を振り返った場合、誘惑に勝てず、後で後悔するということを何度繰り返してきたでしょう。
そこで、オデュッセウスのように、自分自身を物理的に拘束してしまう方法が有効です。
自分自身を物理的・時間的に拘束し、誘惑にアクセスできない環境を「理性が働いているうちに」事前に作り出す方法です(セルフ・バインディング)。
具体策はシンプルで、次の3つが有効です。
① 物理的に隔離する(空間の拘束)
スマホを別室に置く、アプリを削除する、ゲーム機を箱にしまう。ポイントは誘惑までの手間を増やすことです。
習慣化と逆のことをやります。習慣化したい時は、いかに手間を減らすかを考えます。
② 時間を隔離する(時間の拘束)
「21時以降は触らない」「午前中はメールを見ない」など、誘惑の入る時間帯を封鎖します。
③ パブロフの犬で隔離する(分類の拘束)
あなたにとっての誘惑の地雷を特定します。
そして、その地雷を踏みそうになったら行う行動を決めておきます。例えば、「YouTubeを観ていて、もしおすすめにゲーム実況が出たら、即“おすすめに表示しない”を押して閉じる」などです。
脳が葛藤する前に、自動回避のレールを敷くのです。
スタートは、「自分は意思が弱い」と認めることです。
そして、自分をマストに縛り付けます。
私たちは、「拘束」を嫌い、自由を愛します。
しかし、この場合には、拘束こそが、あなたを自由にしてくれるでしょう。
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やらない後悔の大きさ
2026年02月23日あなたは今、心の中で「やってみたいけれど、足踏みしていること」はありませんか?
転職、新しい趣味、あるいは大切な人への告白や謝罪かもしれません。
一歩踏み出すには勇気が必要です。
「失敗したらどうしよう」「今のままでも十分幸せなのではないか」と、現状維持を選ぶ理由を探してしまうのが人間です。
しかし、人生の最期に振り返ったとき、私たちはどのような決断を悔やむことになるのでしょうか。
心理学者、トーマス・ギロビッチ氏とビクトリア・メドヴェック氏は、1995年にある研究結果を発表しました。
彼らの調査によると、人々は「短期的」には行動して失敗したことを後悔する傾向がある一方で、「長期的」に見ると、行動しなかったことを圧倒的に強く後悔するということです。
つまり、直後は「あんなこと言わなければよかった」「失敗して恥をかいた」と行動したことを悔やみますが、時間が経つにつれてその痛みは薄れ、代わりに「なぜあの時、挑戦しなかったのか」という後悔が亡霊のように現れ、長く心に留まり続けるのです。
これには「ツァイガルニク効果」が関係していると考えられます。
これは「達成できた課題よりも、達成できなかった(あるいは中断した)課題の方をよく覚えている」という記憶の特性です。
「やってしまった失敗」は、結果が出て完結しているため、人は心理的な整理(正当化や反省)をつけて乗り越えることができます。
しかし、「やらなかったこと」には結末がなく、「もしあの時、勇気を出していたら、素晴らしい未来があったかもしれない」という無限の「IF(もし)」の物語が頭の中で膨らみ続け、いつまでも完結しないことになります。
そう考えると、何にでも挑戦した方がいいことになりますが、事はそう簡単ではありません。
・一歩を踏み出すのは難しい。
・続けるのは難しい。
・失敗した自分を許すのは難しい。など、いくつものハードルを超えなければならないためです。
このようなハードルの一つ一つを乗り越えるための、自分なりの自己コントロール法を身につけておくことが大切です。
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酸っぱいぶどう、その後。
2026年02月16日(「酸っぱいぶどう」その後)
キツネが歩いていると、おいしそうなブドウがなった木を見つけました。
キツネはブドウを取ろうとしてジャンプして頑張りましたが、ブドウを取ることができませんでした。
キツネは諦めて立ち去り際、「どうせあのブドウは酸っぱかったのさ」と言いました。
すると、そこに猿が2匹やってきました。
猿達は、肩車をし、倒れそうになりながらもブドウを取ることに成功しました。
猿たちはブドウを食べながら「おいしいね」と喜び合っていました。
それを見たキツネは、「あんな危ないことをしてまでブドウを取るなんて、全く卑しい奴らだ。あんな風にはなりたくないな」と言いました。
キツネの心理は自己正当化、認知的不協和解消理論で説明できます。
ブドウを食べたい気持ちとブドウを食べられない現実の不協和を解消するに、ブドウが酸っぱかったことにして、その不協和を解消し、自己正当化を図るしかありませんでした。
ブドウがおいしいことを知ってしまったら、今度は別の理由を探してブドウを食べないことを正当化するしかありませんでした。
私たちも、同じことをしていないでしょうか。
例えば、お金。
お金が欲しい気持ちと、欲しいだけのお金を得られない現実。
そこで、私たちは、お金持ちやお金をたくさん稼ぐ人に対して次のような思いを抱きます。
・金儲けは卑しい。
・金よりも大切なものがあることをわかっていない。
・他人からお金を巻き上げるのがそんなに楽しいのか。
・私はそんなに金なんかいらない。質素な生活が最も幸せなのだ。しかし、そんな人が、たまたまもらった宝くじで1億円当選したら、どうするでしょうか。
喜んで受け取り、何らかの自己正当化をするでしょう。
もちろん、このような自己正当化、認知的不協和の解消自体は悪いことではありません。
自分の心を守るためのものだからです。
しかし、これを他人に押し付けてはいけません。あくまでも自己完結すべきものです。
たとえば、自分の認知的不協和解消のための思考である、「金儲けは卑しい」という価値観を子供を押し付けてはいないでしょうか。
その結果、子供が将来、お金を儲けられる芽をつんでしまうかもしれません。
この文章を読んで、怒りやモヤモヤ、反論が浮かんできたら、それがまた、自分の心を守ろうとする認知的不協和解消の思考なのかもしれません。
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心理的な安全が力を発揮する
2026年02月09日近年注目されている概念に、「心理的安全性」があります。
心理的安全性とは、チームの中で自分の意見やミスを率直に表明しても報復や恥をかかされる心配がないと感じられる状態を指します。
ハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授が提唱したこの考え方は、組織やチームの学習力を高める土台になるとされています。
Google社は、社内でチームの有効性に影響する要素について調査したところ、数ある要素の中でチームの有効性に最も強く影響したのが心理的安全性であったとされています。
自分の意見やミスを率直に表明しても報復や恥をかかされる心配がない、つまり、心理的に安全な職場では、メンバーは遠慮なく質問や提案ができ、失敗からも学びやすくなるため、結果的に創造性や問題解決力が高まりチーム業績が向上するということです。
したがって、家族、友人のチーム、趣味やスポーツのチーム、職場等のチームにおいては、心理的安全性を高くすることを目指すことにより、そのチームは望ましい結果を出すことが期待できます。
リーダーとして心理的安全性の高い環境を作るのであれば、日々の行動を通して心理的安全性を高めることができます。
たとえば、
・話しかけやすい雰囲気を作る。
・「この結果は誰の責任なのか?」と責任追求をする前に、「この状態をリカバリーするためには、どうすればいいと思う?」と解決方法を探す。
・メンバーに対してオープンに接し、意見をしっかりと聞いて即座に否定しない。
・リーダー自らミスや知らないことを認める。
その結果、挑戦することによる失敗は成功への過程だ、という意識が生まれ、事なかれ主義を死滅させることができるかもしれません。
ここまで書いて気づきましたが、つまりは、リーダーたる者、人間力を不断に磨いていかなければなりません。
チームは会社など大きなものに限りません。
家族もチームですから、まずは、家族内での心理的安全性を高める工夫をしてみることから始めるといいかもしれません。
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銀メダルより銅メダル?
2026年02月02日オリンピックのメダリストに関する研究では、銀メダリストより銅メダリストの方が喜びを感じやすいという結果が報告されています。
銀メダルの選手は「あと一歩で金メダルを逃した」と悔やみがちです。
一方、銅メダルの選手は「ギリギリでも表彰台に上がれた」と安堵します。
同じ結果でも、どこに焦点を当てるかで満足感に大きな差が生まれるのです。
同じ出来事に遭遇した時も人によって差が生まれます。
自動車を運転していたところ、横から急に自動車に割り込まれました。
あわや交通事故です。
ある人は、危険な運転により自分の安全が脅かされたと感じ、激昂します。
また、ある人は、交通事故にならなくてよかったと安堵します。
一つの事実でも、その事実をどう解釈するかによって、肯定的な考えにも、否定的な考えにもなり得るということです。
また、スタンフォード大学の研究では「ストレスは有益だ」と信じている人は、ストレスを「有害だ」と考える人よりも健康への悪影響が小さいことも分かっているそうです。
精神科医ヴィクトール・フランクルは、「刺激と反応の間には空間がある。その空間にこそ、私たちが反応を選択する力がある。」という趣旨のことを言っています。
ポイントは、出来事に直面した瞬間にすぐ反応しないことです。
そして、「この出来事をポジティブに捉えるには、どう考えたらよいだろうか?」と自分に質問することです。
または、「気分よくいるために、この出来事をどう解釈したらよいだろうか?」と自分に質問します。
このようなリフレーミング(捉え直し)の訓練を日々繰り返すことで、少しずつ物事を前向きに捉える心の習慣が育まれていきます。
私たちはパブロフの犬ではありません。刺激と反応の間に自分の選択を挟み、自分の心の持ちようをコントロールしていきたいものです。
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