弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 40
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
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    セルフ・バインディング

    2023年11月20日

    あなたは、今、何かに依存しているでしょうか。

    これは、「誰かに」ということではありません。

    例えば、

    ・1時間スマホを触らないのは耐えられない。

    ・1日中ゲームをやってしまう。

    ・気づくと甘いお菓子を食べている。

    など、行動の依存のことです。

    「やめたくてもやめられない」という状況に陥っているか、ということです。

    南カリフォルニア大学の研究によると、41%の人が、過去1年間に少なくとも1つの行動に依存していた、ということです。

    ですから、このメルマガの読者の半分に近い人が、何らかの行動に依存していることになります。

    ある行動に依存してしまうのは、ドーパミンが関係していると言われています。

    ある行動をしたことでドーパミンが分泌されて快楽を感じるため、よりその行動を求めるようになるということです。

    このような依存状態を解消する方法はあるのでしょうか。

    以前、動画で行動をやめるための方法を取り上げました。

    それは、1つめは、行動のヘルプを取り除く、2つめは、動機付け条件を取り除く、3つめは、行動のハードルを高くする、ということです。

    今回は、また違った切り口を取り上げます。

    スタンフォード大学医学部教授のアンナ・レンブケ先生の著書「ドーパミン中毒」を参考にします。

    1つ目は、物理的な隔離です。

    スマホの場合は、別の部屋に置く(私が何年も採用している方法でもあります)、アプリをインストールする、などの方法です。

    2つ目は、時間の制限です。

    スマホの場合は、午前中は一切触らないようにする、などの方法です。

    ゲームでは、夜20時からしかやらない、などの方法です。

    3つ目は、ジャンルの制限です。

    依存しているジャンルから自分を遠ざける方法です。

    ゲームの場合は、ゲーム関係のテレビ番組、映画、ニュースなど、ゲームに関する情報を遮断します。

    スマホ自体のジャンルを制限するのは難しいかもしれませんが、スマホの中ではまっているアプリに関する情報を遮断します。

    以上のような方法をセルフ・バインディングというそうです。

    もし、あなたが何かにはまって依存しているようであれば、試してみていただければと思います。

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