弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 60
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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    自分の都合でイライラする場合

    2023年07月24日

    あなたは、イライラすることがあるでしょうか。

    もちろん、あるでしょう。

    どんな時にイライラしますか?

    精神的に健康な人でも、身体に痛みや不具合があったり、睡眠不足だったり、など、身体に支障がある場合には、イライラすると思います。

    その他、他人に侮辱されたり、仕事で失敗したり、部下が仕事でミスを犯したり、友人が待ち合わせに遅刻したり、というような場合もイライラするかもしれません。

    では、イライラした結果、どうなるのでしょうか。

    まず、仕事などの集中力・注意力が低下します。

    仕事上、悪影響です。

    人間関係にも悪影響を及ぼします。

    攻撃的になり、配偶者や子供、部下などを攻撃したり、無視したり、というような行動に出ることもあります。

    いいことは何もありません。

    では、イライラした時には、どう対処したらよいのでしょうか。

    まず、疲れていたり、仕事で失敗したり、など、自分の都合でイライラした場合について考えます。

    イライラ解消のスタートは、「あっ、自分は今イライラしている」と冷静に気づくことです。

    イライラ気分に漫然と身を委ねるのではなく、冷静に「自分は今、イライラしているな」と自覚することです。

    次に、イライラの不利益を改めて認識します。

    仕事中であれば「このままでは、仕事に悪影響が生じるぞ」と再認識します。

    家族や部下などに攻撃的になっているようであれば「このままじゃ家族を傷つけてしまうぞ」と再認識します。

    その上で、「イライラに身を委ねることにより得られる自分の利益と不利益はどちらが大きいだろう」と考えます。

    もちろん、イライラに身を委ねる不利益の方が大きいに決まっています。

    更に、私は自分の人格を成熟させたいと考えているため、自分がイライラするのを認識すること自体で、「まだまだ未成熟だ」と感じ、自尊心が傷つきます。

    ここまでをイライラしたままではなく、冷静に考えることができれば、イライラは抑えられます。

    少なくとも私はそうです。

    つまり、イライラした時に、「イライラするなー。あれも腹が立つ。これも腹が立つ。」と意識を外に向けて、他人や環境などが自分をイライラさせていると考えるのではなく、自分の内部に意識を向けて、「あ、自分は今、イライラしている。これは自分にとってどんな意味を持つのか。」と自分の内部でイライラと対峙する方法です。

    次に、人間関係で、例えば、友人が待ち合わせに30分遅れてきた時にイライラするような場合は、どうでしょうか。

    この場合は違うアプローチを取りますが、ちょっと長くなってきたので、今回は、ここまでにします。

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