弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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    北風と太陽で北風が勝つ

    2026年05月11日

    北風と太陽が、どちらがより強いか言い争っていました。

    そこで、両者は、道を歩いている旅人のコートを脱がせることができるかで勝負することにします。

    まずは、北風です。
    北風は力いっぱいの風を吹きつけ、旅人のコートを吹き飛ばそうとします。

    しかし、旅人は寒さに耐えるため、コートを体に強く押さえつけます。

    北風が強く吹けば吹くほど、旅人はますますコートをしっかりと押さえつけ、離しません。

    ついに北風は疲れてしまい、勝負を諦めます。

    次に太陽が静かに照り始めます。

    太陽は暖かい光を旅人に注ぎます。

    すると旅人は次第に暑くなり、

    自分からコートを脱ぎます。

    こうして太陽の勝ちになります。

    この物語で、よく言われる教訓は、「人は力で押さえつけられると反発するが、優しく働きかけられると自分から動く」というものです。

    心理学では、心理的リアクタンスから説明できると言われます。

    人は、強制されると、それに反発しようとする心理です。

    しかし、次の物語はどうでしょうか。

    北風と太陽が、どちらがより強いか言い争っていました。

    そこで、両者は、道を歩いている旅人にコートを着せることができるかで勝負することにします。

    まずは、太陽です。
    太陽は優しく照りつけますが、だんだんと暑くなり、旅人は着ていたTシャツまで脱いでしまいました。

    次に北風は、強く風を吹き付けます。

    すると旅人は次第に寒くなり、Tシャツを着て、次に、自分からコートを着ました。

    北風の勝ちです。

    つまり、単なる勝負の土俵の設定の問題です。

    ウサギとカメでも、水泳勝負になれば、ウサギの油断などなくても、カメは楽勝だったはずです。

    ビジネスの世界では、いかに自分に有利な状況を作り出すかが先決であり、その状況を作り出した後に勝負をかけたり、交渉をしたり、という思考が重要ではないか、ということになります。

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