弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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    怒りを飲み込んでしまう

    2026年08月31日

    あなたは、普段、怒ることがありますか?

    そして、怒りに任せて人を攻撃することがあるでしょうか。

    怒りによる言動・行動は、チームの心理的安全性を瞬時に崩壊させ、長年築き上げてきた人との信頼関係を一撃で破壊する危険性を孕んでいます。

    怒りに支配された状態での意思決定は、論理的な思考プロセスを欠如させ、致命的な選択をしてしまうことがあります。

    怒りのコントロール方法には、大別して「(1)そもそも怒りが発生しにくい人間になる」という予防的アプローチと、「(2)怒りが発生した時に対処する」という対症療法的アプローチの2つが存在します。

    (1)ができればいいのですが、簡単ではない。そこで、(2)になるわけです。

    以前に、認知的不協和解消理論を利用した怒りの制御法をご紹介しましたが、それでも難しいという声を聞きます。

    今回は、もっと実践しやすい方法です。

    名古屋大学大学院の川合伸幸教授等の研究です。

    今回は、実験の詳細は省いて方法だけお伝えします。

    怒りが湧いた時に、紙を用意し、そこに「怒りの状況や感情」を、客観的に紙に手書きの文章として書き出します。

    ここまでは、よく言われることですが、実験では、ただ書き出すだけでは怒りは沈静化しないことが示されました。

    ところが、その後、ある行動を取ると、怒りは沈静化した、という結果が出ました。

    それは、怒りを書き出した紙を、

    ・丸めてゴミ箱に捨てる。

    ・シュレッダーにかける。

    という行動です。

    この2つを行ったところ、怒りが沈静化した、ということです。

    怒りの感情を自分から物理的に分離して、廃棄してしまう、ということです。

    これならできそうです。

    そうであれば、さらに、

    ・ビリビリに破いて捨てる。

    ・散々踏んづけてから捨てる。

    なども良さそうです。

    間違っても、飲み込んで自分に戻さないように気をつけてください。