物語 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 2
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は30冊以上あります。
TV出演、取材、出版、研修、セミナー講師を受け付けています。
メニュー
みらい総合法律事務所
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は30冊以上あります。
TV出演、取材、出版、研修、セミナー講師を受け付けています。
  • 言い訳するか、行動するか

    2011年07月17日


    シロクマ君が、キツネ君に言いました。

    しろくま(ピンク「ねえ、キツネ君、今年は毎日4時に起きると言ってたけど、実行できてる?」

    kitsune「最近忙しいし、どうせ4時に起きて勉強するなら、前の晩に勉強した方がはかどると思って、やめたんだ」

    しろくま(ピンク「ふうん。じゃあ、来週のゼミの君の担当分、もうできた?みんな待ってるんだけど」

    kitsune「実はそれがずいぶん難しくてね。どうして僕のところがそんなに難しいんだろ。まあ、なんとかするよ」

    しろくま(ピンク「頼んだよ。ところで、先週頼んだ学園祭のDVDのコピーしてくれた?」

    kitsune「ここのところDVDプレーヤーの調子がおかしくて。もう少し待って」

    しろくま(ピンク「まあ、いいけど、それじゃ頼んだよ」

    その後、シロクマ君は、読んでいた書物に次の言葉を見つけた。

    「言い訳がうまい人間は、それ以外のことがほとんどできないものだ」(フランクリン)

    シロクマ君は、思わず呟いた。

    しろくま(ピンク「あっ、キツネ君だ・・・」

    私たちの行動は、自分が選択した結果です。

    行動することを選択するか、後で言い訳をすることを選択するか、それが問題です。

  • 自分ができることに集中する

    2011年04月24日

    男は、今日も畑に出た。

    前の晩に少し酒を飲み過ぎたため、寝坊した。

    太陽は、すでに高く昇っている。

    男が今日すべきことは、雑草を刈ることだ。

    太陽が照りつける中、男は雑草を刈る。

    ひたすらに。

    次第に太陽が傾いてきたが、まだ半分も終わっていない。

    明日は明日の仕事がある。

    雑草刈りは、今日中に終わらせなくてはならない。

    「このままじゃ終わらない」

    男はイライラした。

    「なぜこんなに日が沈むのが早いのだ」

    ついに男は、太陽に向かって叫んだ。

    「雑草を刈り終わるまで沈まないでくれー!」

    しかし、太陽は、そんな男の叫びを聞いていないかのように、静かに地平線に沈んでいった。

    男はふてくされて、持っていた鎌を放り出し、新しく現れた月を見ながら、ひそかに持ってきた酒を飲み出した。

    「こんなに日が短くなければ、仕事が終わったのに・・・」

    太陽は人間にはコントロールすることができない。

    コントロールできないことにイライラしたり、悩んだりしても仕方ない。

    どう対処するかが問題だ。

    たとえば、自分の出生を恨んでも仕方ない。もう生まれたのだから。

    どう生きるかが問題だ。

    私たち弁護士で言うと、司法改革により、弁護士人口が増大している。

    反対運動をするのはいいが、個人の力では制度自体を変えたりすることはできない。

    イライラしたり、悩んだりしても仕方ない。

    その中で、どう生きてゆくかが問題だ。

    物語の男は、太陽に対してイライラしたり、悩んだりしても仕方ない。

    自分でコントロールできることに集中すべきだ。

    その日に雑草を刈り終わらなければならないならば、朝早く家を出るべきだ。

    飲み過ぎて遅刻すると思えば、前の晩、酒を控えるべきだし、早く寝るべきだ。

    自分でコントロールできることに集中すれば、自分でコントロールできないことに対してイライラしたり、悩んだりすることがなくなるだろう。

  • 東京を脱出するかどうか?

    2011年04月15日

    ある村を盗賊の小集団が馬に乗って襲ってきた。

    村人には、男衆だけでなく、女子供もいた。

    村人達は逃げ惑い、大混乱に陥った。

    盗賊は、下調べだったらしく、村の中を物色して回るだけで、引き揚げていった。

    この後、盗賊の大集団での襲撃が予想された。

    村人の中の何組かの家族は、自分たちの身の安全を守るため、村を脱出し、他の村に避難した。

    他の村人達の中には、本当は逃げたかったが、畑仕事や他の仕事があったりし、村にとどまらざるを得ない者がいた。

    村を脱出できる人でも、「どうせ人は死ぬ。村が消えてなくなるなら、皆と一緒に死んだ方がいい」と言って、村に残ろうとする者もいた。

    また、ある者は、「どうせ盗賊なんて来ないよ」と楽観視して、村に残った。

    村人達は、村長に対し、

    「盗賊が襲ってきます。村が壊滅するかもしれません。逃げてください。盗賊が去った後、また村を再建してください」

    と進言した。

    しかし、村長は首を横に振り、厳かに言った。

    「私は村長です。村の皆の安全を守る責任があります。もし、私が村から逃げるとすれば、それは、最後の村人が村から出た後です。それまでは、村にとどまります」

    その後も、盗賊の小集団は、何度か村にやってきては、村人達を脅かして行った。

    村人達は、いつ盗賊の大集団が襲撃してくるかもしれないと、不安な日々を送っていた。

    しかし、結局盗賊が村を襲撃することはなかった。

    その後、村から脱出した家族が村の安全を確認し、村に帰ってきた。

    しかし、村人達は、脱出組の家族に対しては冷たい態度を取った。

    「逃げ出した奴は、もう戻ってくるな!」

    と罵声を浴びせた。

    いざという時、自分たちのことしか考えていないような人は、また何かあると、他人の犠牲のもとに自分たちだけを守ろうとする態度に出るだろうとの考えから、親しく付き合うことはできない、と思ったのだ。

    もちろん、脱出組にも言い分はあった。

    「自分にとって最も大切なのは、自分と家族だ。それを守って何が悪い。死んでしまったら、おしまいじゃないか」

    しかし、結局村人達は許してくれず、脱出組の家族達は、村を出ざるを得なくなってしまった。

    今回の震災に際し、関東地方の居住地を脱出する人もいれば、残る人もいます。

    それぞれの人がそれぞれの考え方で、自分の取る道を選択しています。

    良い、悪い、という判断はできないでしょう。

    ちなみに私は東京に残っていますし、脱出するつもりもありません。

    あなたは、どう考え、どう選択しますか?

  • 謝らないといけないことはありませんか?

    2011年04月07日

    突然、小学校4年生の時の同級生だった友だちから、電話がかかってきた。

    同じ中学校にも行ったが、ほとんど交流はなかった。

    何の用だろうと思っていると、彼は、話し出した。

    「憶えてないかもしれないけれど、小学校4年生の時、同級生の田中のオカリナがなくなったことがあって、後で下駄箱の間で見つかったんだけど、先生が犯人捜しをしてさ。

    結局、お前がいつも田中をいじめてたから、犯人だということになって、田中に謝らされてたな。

    本当は、あれ、俺が犯人だったんだよ。でも、先生に厳しく怒られると思って黙ってたんだ。

    すぐ言い出そうと思ってたんだけど、なかなか機会がなくて、ずるずると時間が経ってしまったんだよ。

    でも、何年経っても、そのことが頭から離れなくて、いつかはお前に謝ろうと思ってたんだ。

    ごめんよ。

    今から田中にも謝るつもりでいるんだ」

    そんな出来事は、すっかり忘れていた。

    「いいよ。全然。忘れてたし」

    彼は、「ああ、これですっきりしたよ。ありがとう」と言うと、電話を切った。

    そんなことはすぐに忘れて過ごしていると、1ヶ月後、1通の訃報が届いた。

    彼が癌で死んだというのだ。

    彼は、余命短いことを知り、人生で謝らなければならない人達に、謝ってまわっていたのだ。

    葬儀に参列し、遺影を見た時、涙があふれ出てきた。

    「バカ野郎。俺だってお前に謝らなきゃならないことがあったのに・・・」

    あなたは、謝らなければならないのに、タイミングを逃してしまって、そのことがずっと心に引っかかっていることはありませんか?

    もし、あったら、今すぐ電話をかけて謝ってみてはいかがでしょうか?

    再び、タイミングを逃すつもりですか?

  • 聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥

    2011年04月04日

    父が子に人生訓を説いていた。

    「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥という言葉がある。

    自分が知らないことを他人に聞くのは、恥ずかしいものだが、そんなものはその時だけのことだ。

    しかし、他人に聞かずに一生知らないとなると、一生恥ずかしい思いをすることになるんだぞ。

    たとえば、先に走ってゆく友だちを追って走っていて、友だちを見失った時は、どうする?

    周りの人に聞くのは、その時は恥ずかしいかもしれないが、聞いて追いかけないと、追いつけない。

    はぐれたままだ。

    はぐれた友だちは、お前をずっと捜し回ってしまうかもしれないぞ。

    友だちにまで迷惑をかけてしまうんだ。

    そういうときは、誰でもいい。周りにいる人に「友だちはどっちに走っていきましたか?」と聞くんだ。

    そうすれば、きっと教えてくれるだろう。

    しかし、言葉が通じなければ、ダメだ。

    言葉が通じないと、どうにもならない。

    なんとか言葉が通じる人を見つけて、聞くようにすることだ。」

    そう言い終わり、ふと目を上げると、こんな映像が流れていた。

    http://bit.ly/gdeV5O

  • 小さな気配り

    2011年03月03日

    知人が、彼女を連れて、実家に戻った。

    その彼女は、婚約者なので、親戚も集まってきた。

    皆で車座に座り、談笑をして、その日が終わり、また翌日集まることになった。

    夜、彼女が知人に対して、言った。

    「あなたの叔母さん、一言も喋らなかったけど、私のこと良く思ってないのかしら」

    知人は答えた。

    「実は、叔母さんは、幼いころ病気をして、それ以来、耳が聞こえないから、喋れないんだよ」

    翌日、また皆が集まり、結婚の話になった。

    突然、彼女は座布団から降りて正座しなおし、深々とお辞儀をした。

    「ふつつか者ですが、よろしくお願い致します」

    そして、彼女は、紙切れを耳の聞こえない叔母に渡した。

    叔母が紙切れを開くと、

    「ふつつか者ですが、よろしくお願い致します」

    と書かれていた。

    そして、彼女は、叔母の方に向き直り、改めてお辞儀をした。

    叔母は、ニコニコして、何度も頷いていた。

    知人は、それを見て、彼女を一生大切にしていこうと改めて思ったという。

    周りの人に対する細やかな気配り、大切にしたいものです。

  • たとえ話の重要性

    2011年02月27日

    父が子に人生を教えていた。

    「いいか。

    人間には生かすべき能力がある。

    運動が得意な人は、運動選手になるし、頭が良い人は、頭を使ってお金を稼ぐことになる。

    みんながみんな同じようにしなければならないということはないんだ。

    たとえば北極にはシロクマがいる。

    シロクマは、氷の上から、アザラシを捕まえるんだ。

    それは、鋭い歯と爪があるからできることだ。

    ところが、あんな大きな重い体で、水の中に入ってみろ。

    泳げずにすぐに溺れておだぶつだ。

    お前は、運動も勉強も全て一番にならないといけないと頑張りすぎているようだが、自分が最も得意とするのは何か、を見極めるのも大事なんだぞ」

    そう言って、ふと目を上げると、テレビでは、シロクマが水の中を器用に泳いで餌を捕っている様子が映し出されていた。

    http://www.youtube.com/watch?v=QGxZXpFFtQk

    父は、焦った。

    「た、例えが悪かったようだ。

    たとえば猿を考えてみよう。

    猿は木登りが得意だ。

    彼らはシロクマのように泳ぐことはできない。

    しかし、バランス感覚に優れ、手足の握力が強くしっかりと枝につかまって落ちることがない。

    枝から枝に器用に飛び移ることで、地上の猛獣たちから身を守っているのだ。

    わかるな。」

    そう言って、ふと目を上げると、こんな映像が流れていた。

    http://www.youtube.com/watch?v=f_L8opI0pSc&feature=related

    良いことを言う時には、たとえ話に気をつけよう。

  • 父親の気づき~大切なことは何?

    2011年02月24日

    父親はイライラしていた。

    ある地方で大地震があったのだが、父親の経営する会社の大口取引先がその地方にあり、壊滅状態になってしまったのだ。

    今後の取引は見込めない。

    毎日家に帰っても原発の話ばかり。

    コンビニでいつも飲む水を買おうとしても、買い占めで1本もない。

    イラついた表情をして、家の玄関を開けると、5歳の娘が飛びついてきた。

    「パパ、おかえりー」

    父親は、むっつりした顔で、娘を押しのけた。

    「パパは今、疲れてるんだ」

    むすっとした顔で夕食を摂った後、新聞を読んでいると、また娘がじゃれついてきた。

    父親は、娘の小さな細い腕をはねのけると、厳しい表情で、

    「パパは疲れてると言っただろ。あっちへ行ってなさい!」

    と怒鳴りつけた。

    娘は半泣きになりながら、とぼとぼと去っていった。

    少しすると、リビングから娘の声が聞こえた。

    飼っている犬に向かって何か言っているようだ。

    よく見ると、犬がしっぽを振って娘にじゃれついているのに対し、娘が、

    「私は疲れてるのよ。あっちへ行ってなさい!」

    と怒鳴っている。

    父親は、娘に対し、「せっかく犬がなついてきているのに、可愛そうだろう。もっと優しくしてあげなさい」と言おうとした瞬間、愕然とした。

    娘の態度は、つい今しがたの自分の娘に対する態度そのものだったのだ。

    「私は、娘に対してなんて酷い態度を取ってしまったのだ。子供は親の自分に対する態度に多大な影響を受けて育つものだ。さっきの私の態度はなんだ!自分のことばかり考えていて、娘の気持ちなんか一切考えていない。私は、娘をそんな自己中心的な大人に育てようとしていたのだ」

    「そういえば、会社でもそうだ。イライラしてしまって、部下達に厳しく辛くあたってしまった。今、置かれてる状況は、部下達だって皆同じじゃないか。皆ストレスがたまってイライラしているのに、私ばかりが自分の気持ちを皆に押し付けていたのだ」

    そんなことを考えていると、父親の目から涙があふれてきた。

    涙をぬぐうこともなく、涙が頬を流れるのにまかせていると、娘が父親の異常に気付いて恐る恐る近寄ってきた。

    「パパ、大丈夫?」

    父親は、強く娘を抱きしめた。

    「さっきは厳しいことを言って悪かったな。もう二度とあんなことは言わないと誓うからな」

    「私の方こそごめんなさい。パパが疲れてる時は、邪魔しないようにするからね」

    最近、東北の大震災や原発のニュースが続いているせいか、私の周りでもイライラしている人が多いようです。

    しかし、相手も同じだと思います。

    自分の感情に振り回されて、大切なものを見失わないようにしたいものです。

  • 批判は易く、行動は難しい。

    2011年02月22日

    人間による核実験が北極の近くであり、北極に地割れが起きて、シロクマ君が被爆しました。

    南に住む大富豪のチワワ君が、シロクマ君を支援するため、どっさりと餌を送りました。

    シロクマ君は、大層喜びました。

    チワワ君は、自分が支援したことを新聞に発表し、得意顔でした。

    その新聞を見たキツネ君がチワワ君を批判し始めました。

    「偽善者だ」

    「善意は黙ってするものだ」

    「送る餌が少ない。もっと送るべきだ」

    みんなが野次馬のように集まってきました。

    それを見ていたネコ君が、キツネ君に言いました。

    「君に3つ質問があるんだけど、いいかな?」

    ネコ君「シロクマ君のために、君は何をしたんだい?」

    キツネ君「・・・。」

    ネコ君「君の行為と、チワワ君の行為、どちらがシロクマ君の役に立っただろうか?」

    キツネ君「・・・。」

    ネコ君「チワワ君が餌をシロクマ君に送ったことで、誰かに迷惑かけたかい?」

    キツネ君「・・・。」

    そのやりとりを聞いた野次馬達は、みんな黙って引き揚げていきました。

    批判は易く、行動は難しい。

    他人の善意を批判する人は、その時、自分が如何に醜い心をしているか、見つめ直してみたほうがいいだろう。

  • シロクマ君を救え!

    2011年02月21日

    人間による核実験が北極の近くであり、北極に地割れが起きました。

    シロクマ君が被爆したため、各地の動物たちが支援しました。

    南に住むチワワ君は、たいそう寒かろうということで毛布を送りました。

    しかし、シロクマ君は寒さに強いため、毛布を使う必要はありませんでした。

    猫のにゃんこ君は、着るモノが必要だろうということで、衣類を送りました。

    しかし、それは、シロクマ君には小さすぎ、着ることができませんでした。

    各地に住む他の動物たちに、シロクマ君の現状を伝え、支援を募るため、ハト君が、北極から飛び立ちました。

    ハト君が一生懸命飛んでいると、途中、火山が噴火しているのを見ました。

    このままだと大噴火が起こりそうに見えました。

    ハト君は、びっくりして、各地の動物たちに大噴火が起きるかもしれないことを伝えました。

    各地の動物たちは、大騒ぎになり、エサを確保して、自分の巣にこもりました。

    火山の大噴火は、結局起こりませんでした。

    そして、シロクマ君が本当に必要としていたエサが届かず、飢えて死んでしまいました。

    被災地の方々は、支援を求めています。

    被災地以外の方々は、支援したがっています。

    今、被災地の方々が本当に必要としていることは何でしょうか?

    被災地の方々が本当に必要としていることで、私たちができることは何でしょうか?

    被災地と、被災地以外の方々とをつなぐマスコミが伝えるべき情報は、何でしょうか?

    各地の動物たちは、シロクマ君を救うことができたはずなのです。