先延ばしは高金利の借金 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
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先延ばしは高金利の借金

2026年04月27日

こんな経験は、ありませんか?

・謝るべきと分かっているのに、連絡を後回しにする。
・気になっている案件を、忙しさを理由に棚上げする。
・健康診断の再検査を、なんとなく予約しない。

どれも、よくある話です。

しかし、このような「すぐやるべきこと」は、人生における「借入れ」と同じです。

早く返済しないと、大きな利息を支払うことになります。

小さな問題は、早ければ数分で解決します。
ところが放置すれば、関係性の悪化、信用の低下、機会損失へと広がります。

・すぐに謝れば、許されたのに、先延ばしにしたことで怒りが増幅し、取り返しがつかなくなった。
・案件にすぐに着手すれば期日までに終えられたのに、着手しなかったことで、期日に間に合わず、大切な取引先を失った。
・健康診断の再検査をすぐに受ければ治ったのに、先延ばしをしているうちに悪化して長期入院を余儀なくされた。

このように、返済すべき借入れをいつまでも返済しないと、大きな利息を支払うはめになります。

成果を出し続ける人に共通しているのは、才能よりも「対応の早さ」です。

すぐに着手します。

大きな決断をしているわけではありません。

小さな痛みを、早く引き受けているだけです。

その結果、問題は拡大せず、信頼は積み上がり、時間は守られます。

多くの場合、私たちが避けているのは「問題」ではなく、“向き合う瞬間の心の痛みや不快感”です。

しかし実際にやってみると、必要なのは5分の電話かもしれません。
3行のメールかもしれません。

たったそれだけで、数か月分の不安が消えることもあります。

「小さいうちに処理する」
「多少の痛みを伴っても、早く解決する」

この習慣は、キャリアの後半になるほど差を生むことになると思います。

弁護士の中には、裁判書類を偽造して、弁護士資格を剥奪されたり、刑事処分を受ける人がいます。

これも、事件処理を先延ばしにし、依頼者に謝るかわりに「提訴しました」などと嘘の報告をし、時間の経過とともにどうにもできなくなって、裁判書類の偽造に手を染めてしまったのではないでしょうか。

これは極端な例ですが、こんなことにならないため、今の「少しの痛み」を積極的に引き受けましょう。

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