弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 53
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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    なりきる力

    2024年06月10日

    ゴッホは、「確信を持つこと、いや確信を持っているかのように行動せよ」と言いました。

    この利点は、なんでしょうか。

    自信に満ちた印象を与えることができることです。

    でも、もっと大きな利点は、「実際に自信が出てくる」ことです。

    つまり、自信がない人でも自信のある人へと自分を変えることができる、ということです。

    心理学者のネイサン・ハドソンらは、複数の大学に通う400人以上の学生に対し、自分の性格の変えたいところを指摘させ、それを変えるためのアクションを実行させました。

    例えば、人見知りの人が社交的になるために「初対面の人に挨拶する」などのアクションを実行するよう指示を受けました。

    そして、4ヶ月後、ミッションを忠実にこなした学生ほど、性格テストの結果が変わり、実際に本人が望んだキャラクターになった、という結果が出たそうです。

    この変化の力は、このメルマガで何度も出ている心理法則の、心と身体は一致していなければ気持ちが悪いので、不一致を解消しようとする「認知的不協和解消理論」です。

    今回は、自分の行動(社交的な行動)と自分の心理(人見知り)が不一致となり、取り消すことのできない社交的な行動の方に心理を一致させた、ということです。

    ですから、「こんな人になりたいな」と思うような人がいるのであれば、その人のマネをすることです。

    態度、話し方、行動、考え方をマネてみましょう。

    マネてみる、というのは正確ではありません。

    自分とその人とを区別しているからです。

    それでは、認知的不協和解消理論は働きません。

    自分がその人になりきってみるのです。

    自分そのものです。

    そうすると、認知的不協和解消理論が働き、自分を変えることができる可能性が高まります。

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