弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 44
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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    予定の実行率を上げる方法

    2024年09月02日

    こんにちは。

    弁護士の谷原誠です。

    あなたは、特定の日に

    「レポートをやろう」
    「レジュメを作ろう」
    「論文を読もう」
    「部屋の掃除をしよう」

    など、ある行動をとろうと思っていたのに、つい忘れたり、惰性ですごしてしまってやらなかったり、という経験はありませんか?

    今回は、このような場合に、実行しやすくする方法をご紹介します。

    ドイツの社会心理学者ゴルヴィッツァー氏の実験です。

    クリスマス休暇直前の学生たちを2つのグループに分け、「クリスマス休暇をどう過ごしたのか、というエッセイを書いてほしい」と依頼をしました。

    締切はクリスマス当日から48時間以内です。

    そして、1つのグループだけに、

    エッセイを書く「時間と場所」を紙に書いてもらうという作業をしてもらいました。

    その結果、

    Aグループのエッセイ回収率は、32%。

    Bグループのエッセイ回収率は、71%。

    という結果が出ました。

    その差2倍以上です。

    これは、「実行意図」といいます。

    実行意図とは、目標の実現へ向けて「いつ」「どこで」「どのように」するのかを明らかにすることです。

    それだけで、実行率が2倍以上に向上するということです。

    したがって、ある行動の実行率を上げたければ、その行動を「いつ、どこで、どのように」行うのかを具体的に、ありありとイメージすることです。

    私が常々提唱している、習慣化するには、毎日必ず行う行動に結びつけること、もこの理論から説明することができます。

    毎日ストレッチをすることを習慣化するには、歯磨きの後にストレッチすることをイメージし、決意することです。

    そうすると、「朝、家で、歯磨きをした後で」ストレッチをするという実行意図を明らかにすることができます。

    参考にしてください。

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