損得タイプの説得法 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
メニュー
みらい総合法律事務所
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。

損得タイプの説得法

2020年04月22日

あなたの周りに、

「それって、損じゃない?」

「そんなことして、何の得があるの?」

というような口癖の人は、いませんか?

もし、いたら、その人は、私の性格分類では、「損得タイプ」の可能性があります。

人はたいてい、何らかの価値観を優先して、物事を決定しているものです。

他人にどれだけ貢献できているかによって、自分の価値を感じる人、物事を全て勝負事と捉え、自分が勝ったか負けたかで自分の価値を感じる人、と、人それぞれです。

「損得タイプ」は、自分にとって得か、損か、を物事の判断基準にします。

このような人に対して、説得をする時は、いくら熱意をもって熱く語ってもダメです。

「それで、私にとって、どんな得があるのですか?」

と言われてしまいます。

また、「やってくれたら、本当に助かります。一生忘れません」と頼み込んでも、

「それより、やってあげるかわりに、今日の残業代わってくださいよ。そうしたら、やってあげます」

と言われてしまいます。

したがって、損得タイプに対しては、相手にとって、いかに得なのか、あるいは、この決断をしないと、どんな損が待っているのか、を説明して、説得していくことが有効な説得方法、ということになります。

「今がお得ですよ」

「本日限り3割引き」

というような言葉に弱いのも、損得タイプの特徴です。

このように、相手を説得するには、相手がどんな価値観を持っているか、を分析し、その相手のタイプに応じて説得方法を使い分けていくのが有効な交渉法となります。

そんな交渉術を1冊にまとめました。

面白い本にできたと思いますので、ぜひ読んでみてください。

Amazonで予約が始まっています。
「7タイプ別交渉術」
https://www.amazon.co.jp/dp/4798060690/