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人を動かすまとめ
2021年05月03日メルマガより
今回のYouTube動画は、
「人を説得する12原則」(完結編)デール・カーネギー
どうしたら、人を説得することができるのか。
名著が教えてくれます。
ぜひ、ご覧ください。
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【裁判】受け付けています。法律相談は、こちらから。
https://www.bengoshi-sos.com/soudan
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さて、
数回にわたり、デール・カーネギー「人を動かす」について語ってきました。
今回は、「人を動かす」のまとめです。
「人を動かす」の極意を一言で言うと、
「相手の自尊心に気を配り、自分で思いつかせて行動させる」
ということになります。
そのため、以下のことが重要である、とします。
・相手の立場に立って考える
・相手の関心を見抜いて、それを話題にする
・誤りを指摘せず、避難しない
・重要感を持たせる
・相手に誠実な関心を寄せて、惜しみなく賞賛する
・聞き手にまわる
・意見を押しつけるのではなく、自分で思いつかせる
・衝突を避けるために、穏やかに話す
徹底しています。
相手が、自分の意見と違うと、とかくやっきになって自分の意見を押しつけようとしてしまうものです。
しかし、相手も同じ考えや感情を持っています。
自分の間違いを認めさせられるのは、自尊心が傷つきます。
このことを、常に意識していたいものです。
デール・カーネギー「人を動かす」完結編です。
動画を観てから、読んでみましょう。
ぜひ、ご覧ください。
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人を説得する12原則①
2021年04月26日メルマガより
今回のYouTube動画は、
「人を説得する12原則」デール・カーネギー
どうしたら、人を説得することができるのか。
名著が教えてくれます。
ぜひ、ご覧ください。
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【裁判】受け付けています。法律相談は、こちらから。
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さて、
人生を成功に導く力の一つに「他人を説得する力」があります。
生きていく上で、他人との関わりをなくすことはできません。
何をやるにしても、他人と関わっていくことになります。
その時、他人を説得することができるかどうかが、成功を左右することになります。
他人に動いて欲しい、自分の意見に同意して欲しい、自分の企画を採用して欲しい、自分を社員として採用して欲しい、など、相手の「イエス」をもらうことができれば、望むとおりの人生を送ることができます。
しかし、他人を説得することが難しい、と感じている人が多いのも現実です。
では、なぜ、他人を説得することができないでしょうか。
多くの人は、自分の考えどおりに動いてもらうために、自分の考えを押しつけようとしたり、駆け引きをしたり、など、相手をコントロールしようとしているように見受けられます。
しかし、他人を説得するについて、最も重要なことは、相手が自分の意思で、自分で思い立ち、自ら動いてくれるようにすることです。
他人を説得するには、相手の立場に立つことが重要です。
そこで、相手の立場に立ってみましょう。
あなたが、自分の考えを押しつけようとしてきたら、不快感をおぼえます。
駆け引きをしかけてきたら、やはり、不快感をおぼえます。
自分をコントロールしようとしている意図を感じたら、やはり、不快感をおぼえます。
説得には逆効果です。
自分で思い立って行動する時は、どうでしょうか。
とても気持ちよいものです。
そこで、他人を説得するには、できる限り、説得しようとしていることがわからないようにすることが大切です。
では、どんな方法があるか。
デール・カーネギーが教えてくれます。
私は、二十代の時、デール・カーネギーの「人を動かす」を読んで、人間について学びました。
これまでに10回以上は読んでいます。
1回、2回では足りません。
まずは、「人を説得する12原則」のうち、4つのエッセンスをYouTubeで解説しました。
動画を観てから、読んでみましょう。
ぜひ、ご覧ください。
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人に好かれる6原則
2021年04月20日メルマガより
今回のYouTube動画は、
「人に好かれる6原則」デール・カーネギーです。
今こそ、人に好かれよう!
ぜひ、ご覧ください。
https://youtu.be/Y7oaC5vYfCE
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さて、
人に好かれて損をすることはありません。
ただし、変な好かれ方をして、ストーカー事件に発展する場合は別です。
そして、人に好かれるための方法に関する書籍は、たくさん出ています。
以前、ご紹介したのは、心理学の観点からの人に好かれる方法です。
アメリカの心理学者であるロバート・チャルディーニが紹介した方法で、次の6つのトリガーです。
(1)外見の魅力
(2)類似性
(3)賞賛
(4)接触
(5)協同
(6)連合
です。
もし、内容を忘れてしまった、という方は、以下のYouTubeで復習しましょう。
しかし、心理学の実験を待つまでもなく、経験的に証明されてきた方法があります。
万人に通用する、人に好かれる方法があります。
皆、頭ではわかってはいます。
でも、なかなかできます。
「実行に移すかどうか」
「やるか、やらないか」
それだけが問題です。
では、どんな方法でしょうか。
デール・カーネギーが教えてくれます。
私は、二十代の時、デール・カーネギーの「人を動かす」を読んで、人間について学びました。
これまでに10回以上は読んでいます。
1回、2回では足りません。
まずは、「人に好かれる方法」のエッセンスをYouTubeで解説しました。
動画を観てから、読んでみましょう。
ぜひ、ご覧ください。
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人を動かす3原則
2021年04月13日メルマガより
今回のYouTube動画は、
「人を動かす3原則」
デール・カーネギー著です。
ついに登場!
ぜひ、ご覧ください。
さて、
普段、あなたが何か行動を起こす理由は、何でしょうか?
突き詰めていくと、それは、
(1)あなたの利益になる、自尊心が満足する、快がある
(2)苦痛を避ける、自尊心が傷つくのを避ける、危険がある
ということに行き着くでしょう。
ある人を例にとります。
「できれば仕事などしたくない。仕事が苦痛だ」
と思っています。
しかし、それ以上に、
・生活できない苦痛の方が大きい。
・貧乏な生活は自尊心が傷つく
・仕事をしてお金があれば、大好きなゲームができる
など、快を求め、不快を避けるという理由があります。
要人警護のSPが自分の命をかけて要人を守るのは、職業倫理や信念により、そこで逃げてしまうのは、自尊心が傷つくためです。
だとすると、他人を説得する際には、「私は、あなたにこうして欲しい」など、自分の欲求は、ひとまず横に置いておいて、そう行動することが、相手の利益になる、自尊心が満足する、苦痛を避ける結果となる、というようなことを認識させてあげる方が効果がある、ということになります。
では、具体的に、人を動かすには、どのような方法があるでしょうか。
私は、二十代の時、デール・カーネギーの「人を動かす」を読んで、様々な方法を学びました。
これまでに10回以上は読んでいます。
1回、2回では足りません。
まずは、エッセンスをYouTubeで解説しました。
何回かにわけて説明していくので、動画を観てから、読んでみましょう。
ぜひ、ご覧ください。
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話を聞いてもらう方法
2021年04月06日メルマガより
今回のYouTube動画は、
「【交渉・説得の極意】話すより聞くことの重要性。」
ぜひ、ご覧ください。
さて、
相手に聞いてもらいたい話があるのに、聞いてもらえない、という経験をしたことがありますか?
また、交渉や説得の際に、相手が全然こちらの話を聞いてくれない、という経験をしたことがありますか?
話し合いをしている時に、相手が話を聞いてくれないので、「ちょっと最後まで聞いて下さい」と発言したことがありますか?
おそらくあるでしょう。
意見が対立しているから聞いてくれない、ということもあれば、もともと全然他人の話を聞かない人、という場合もあるでしょう。
そんなときは、困ってしまいます。
諦めますか?
できれば、諦める前に一つの方法をチャレンジしてみましょう。
話をする前に、相手にこう言ってみましょう。
「ちょっとアドバイスをもらいたい件があるのですが、聞いてもらえますか?」
「あなたの意見を聞きたいのですが、聞いてもらえますか?」
そうすると、話を聞いてもらえる可能性が高まります。
もし、相手が反対意見を持っているから聞いてくれない、ということであれば、話を聞いた上で、その見解がなぜ間違っているか、あなたを説得するために聞いてくれるでしょう。
もし、相手がもともと全然他人の話を聞かない人なのであれば、自分の認識、自分の考えに閉じこもっているからであり、自分の話を聞きたい、と言ってきている人に対しては、自分の考えを話すために、話を聞いてくれるでしょう。
北風と太陽ではありませんが、嫌がっている人に、無理に何かをさせようとしても、抵抗される可能性が高いものです。
こんな話があります。
男が子牛を小屋に入れようとしていたが、いくら体を押しても牛は足を踏ん張って動こうとしなかった。
そこで、息子にも手伝ってもらい、前から引っ張ってもらったが、ダメだった。
見かねた女中が来て、自分の指を子牛の口にふくませ、優しく子牛を小屋の中に誘導して行った。
男と息子は、口を開けてその様子を眺めていた。
自ら進んで話を聞いてもらうには、どうしたらいいか、考えることが大切だと思います。
ところで、交渉・説得においては、相手の話を聞くことがとても大切です。
その理由をご存じですか?
YouTubeで解説しました。
ぜひ、ご覧ください。
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全く異なる視点から物事を見ると・・・
2021年03月30日メルマガより。
今回のYouTube動画は、
「【仕事に誇りを持つ方法】
自己否定から自己肯定感への転換。」仕事が嫌だ、辛い。誇りを持てない。
そんな人は、
ぜひ、ご覧ください。
「パラダイム」という言葉があります。
ある時代のものの見方・考え方を支配する認識の枠組みのことです。
個人にも当てはまります。
これまでの人生で培ってきた色々な偏見によって、私たちは、同じ事象を見ても、人によって解釈が違います。
コロナに対する見方・感じ方も人によって大きく異なることを感じた人も多いと思います。
スティーブン・コヴィー博士の「7つの習慣」の中に、こんな話があります。
彼が地下鉄に乗っている時に、小さな子供達が騒いでいました。
周りの乗客が皆嫌な顔をしていました。
親がいましたが、全く注意しません。
コヴィー博士はいらだち、ついに親に注意しました。
すると、その親は、ようやくその状況に気づき、「実は、1時間ほど前に子供達の母親が亡くなったもので・・・、どうしたらいいのか・・・」
と告白しました。
すると、コヴィー博士は、先ほどのまでの怒りは消え去り、全く違った観点で親子を見るようになった、という話です。
全く違った観点で物事を見ると、全く違った行動をとるようになります。
事情を知る前は、コヴィー博士は、親に対して、子供を注意するよう「行動することを求めました」。
しかし、事情を知った後は、「それは辛いですね。私に何かできることはありませんか?」と、自分が行動することがないか、尋ねました。
パラダイムが転換すると、物の見方、考え方、行動も転換する、ということです。
ということは、このパラダイムの転換を自分の人生にプラスに使わない手はありません。
実は、パラダイムの転換は、自分で意識的に行うことができ、それによって、物事を全く違った見方に変えることができます。
そして、今までネガティブに見ていた物事を、ポジティブへのパラダイムを転換することにより、自己否定感で満たされていた人生を、自己肯定感で満たされた人生に変えることができます。
では、どうすれ良いのか、YouTubeで解説しました。
ぜひ、ご覧ください。
今回の話は、出典「7つの習慣」(スティーブン・R. コヴィー (著), Stephen R. Covey (原著), ジェームス スキナー (翻訳), 川西 茂 (翻訳)、キングベアー出版)でした。
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習慣化とウィルパワー
2021年03月23日今回のYouTube動画は、
「【意志決定ツール】説得ツールにも使える。現役弁護士が解説。」
重大な決断をする時、重要なのが、感情を排し、
理性で決断すること。
また、メリット・デメリットを全て考慮すること。
どうすればできるのか。
100年以上使われている意志決定ツールをご紹介。
ぜひ、ご覧ください。
さて、このメルマガでは、物事を習慣化する方法について、何度もお伝えしています。
それは、習慣化する、ということがとても難しいからです。
何かを始めようとしても、途中でやめてしまう、習慣化できない、という時、自己嫌悪に陥ります。
物事を習慣化するには、「習慣化できない理由」を知ることも一つの有力な方法となります。
習慣化できない理由を知れば、その原因を取り去ってしまえばいいわけです。
たとえば、あなたが普段運動をしていない、として、
「よし!これからは、週に3回プールに行って泳ごう」
と決意したとします。
しかし、これは間もなく挫折します。
なぜなら、「プールに行く」という行動には、
【意志力】
が必要だからです。
自分の意志を奮い立たせ、今行っている作業を終了させて準備をし、交通機関を使って出かけなければならないためです。
特に夕方や夜など、意志力を使い切ってしまって、意志力を発動することなどできません。
これが、私たちが物事を習慣化できない理由の一つです。
ということは、習慣化したいことがあれば、それを始めるのに意志力が要らないように条件づけることが一つの解決法になります。
私は、夜寝る前に歯を磨きますが、ベッドに行く前に、「何も考えずに」歯ブラシを手に取ります。
意志力不要です。
「ベッドに行く」という行動に条件づけられているからです。
そこで、自分が必ず行う行動の前に、その習慣化したい行動を持ってきて、2つを条件づけると、意志力を使わずにできる可能性がある、ということです。
また、誰か仲間と約束する、という方法もあります。
約束をすると、それは「プールに行かなきゃ」という意志力を使うのではなく、「約束を守らなきゃ」という、より強い自分のアイデンティティの力を使うことになりますので、習慣化しやすい、ということになります。
ドーパミンを出す、というテクニックもあります。
プールに行った日だけ、お酒を飲んで帰ってよい、などとルールを設定すると、泳いだ後に快楽が待っていることがわかるので、プールに行きたくなる、という方法です。
これも意志力を使うのではなく、快に向かって行動をすることになります。
他にもありますが、こんな風に、いかに意志力が使わないようにするか、が、習慣化するコツの一つ、ということになります。
「人は繰り返し行うことの集大成である」(アリストテレス)
YouTubeもご覧ください。
「最強の意志決定ツール(説得もできる)」
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やり抜く力
2021年03月19日メルマガより。
今回のYouTube動画は、「必ず成功する方法」。
世の中の成功者がいかに「諦めない力」を持っているか。
身にしみて感じます。
元気をもらいましょう。
ぜひ、ご覧ください。
物事を成し遂げるための重要な要素に、
・才能
・やり抜く力
があると思います。
私たちは、成功者を見る時、「ああ、才能があっていいなあ」と思いがちです。
なぜでしょうか。
努力を評価するよりも、才能を評価した方が自尊心が傷つかないためです。
成功者と自分を比較すると、劣等感を感じ、自尊心が傷つきます。
成功の原因が「努力」とするならば、「努力をすれば成功できるのに、努力をしていない自分」を感じ、また自尊心が傷つきます。
そのため、自己正当化するために、成功の要因を才能に求めてしまう、ということです。
「GRIT やりぬく力」(アンジェラ・ダックワース)によると、アメリカの陸軍士官学校で行われた実験では、過酷な訓練に耐えきる人の特性は、入学試験の成績は全く関係がなく、「情熱と粘り強さ」であった、と結論づけられています。
また、ハーバード大学で行った実験では、ランニングマシーンで走らせる実験を行い、その後の人生でどれだけ成功したか、を追跡したところ、「学生時代にランニングマシーンでどれだけ走ったかを見れば、その後の人生における成果を正確に予測できる」と結論づけています。
「やり抜く力」が人生において、いかに大きな力を持っているか、ということです。
確かに、私も弁護士を27年間やってきて、色々な人を見てきました。
仕事一つとっても、
・「この程度でいいや」
・ちょっとやってみて、「やっぱりだめだったか」と諦める
という人と
最後まで諦めずにやり抜く人
とでは、一つ一つの仕事で少しずつ差がついていき、何年もたつと、大きな差となって明暗が分かれる、ということがわかりました。
諦めそうになった時、「もう1回やってみよう」「もう少しだけやってみよう」とチャレンジし、それでもダメだった時「もう1回だけやってみよう」と最後まで諦めない力が重要なのだと思います。
そこで、世の中の成功者は、どの程度のレベルでやり抜いているのかを調べ、YouTubeで解説しました。
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交渉における情報の重要性
2021年03月09日メルマガより
今回のYouTube動画は、「交渉で手に入れたい相手の情報」です。
交渉は、自分の主張を言い通すより、相手の情報を入手する方が有利に進めることができます。
では、どんな情報にフォーカスすればよいでしょうか?
それは、5つあります。
YouTubeで解説しました。
ぜひ、ご覧ください。
あなたは、今、何か実現したいことがありますか?
給料をアップしたい。
会社を大きくしたい。
子供を勉強するようにさせたい。
人それぞれ。色々あると思います。
そのために必要な力は、何でしょうか?
最も必要となるのは、「説得力」でしょう。
「交渉力」と言ってもいいかもしれません。
多くの場合、何かを成功させるには、他人との関わりは避けられません。
そして、その他人に何かをお願いしたり、自分が望むように行動してもらう必要があります。
そのために必要となってくるのが説得力です。
では、他人を説得するには、何が必要でしょうか。
有名な話にみかんを取り合う姉妹の話があります。
ある姉妹が1個のみかんを取り合っていました。
最終的には、話し合い、平等に半分ずつ分けました。
別の場所にも、姉妹がいて、1個のみかんを取り合っていました。
同じように半分ずつに分けようとしていたとき、姉は妹に尋ねました。
「分けたみかんは、どうやって食べるの?」
妹は答えました。「みかんの皮でジャムを作るの」
姉は、妹に提案しました。
「じゃあ、私の皮もあげるから、実の部分をくれない?」
「本当?嬉しい。いいよ」
そして、姉はみかんの実を1個分食べ、妹はみかんの皮1個分のジャムを作って満足しました。
この交渉がうまくいったポイントは、流ちょうな説得ではありません。
強引な脅しでもありません。
ただ、相手から情報を得ただけです。
それだけで双方が満足する結果を得られています。
交渉や説得では、それほどに情報が重要なものです。
私は、弁護士として、交渉を数多くやってきましたが、交渉においては、自分の主張よりも、質問している時間のほうが長い、といっていいでしょう。
相手から得る情報は、とても重要だからです。
では、どんな情報を得れば、交渉がうまくいくのか。
YouTubeで解説しました。
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簡単に説得力を上げる方法(アリストテレス)
2021年03月01日今回のYouTube動画は、アリストテレス「弁論術」。
大哲学者です。
アリストテレスの「弁論術」には、他人を説得するためのテクニックが全て詰まっています。
ぜひ習得して、説得力のある人になりましょう。
動画で解説しました。
ぜひ、ご覧ください。
アリストテレスは「弁論術」において、説得の3要素として、
・誰が話すか
・聞き手の感情
・何をどう話すか
を挙げています。
このうち、何をどう話すか、の中に、「大いなる善」というテクニックを紹介しています。
これは、2つの物事があって、どちらも利益があるとするならば、どちらがより大きな利益をもたらすか、という議論をしています。
より大きな利益をもたらす方がより善である、という考え方です。
この大いなる善のテクニックを使って他人を説得した人がいます。
イエス・キリストです。
イエスは、安息日に会堂に行ったところ、そこに片手のなえた人がいました。イエスは、その人を癒そうとしました。
すると、パリサイ人たちは、「安息日に人を癒しても律法違反にならないのか。」とイエスを責めました。
律法では、安息日には、完全に休まなければならない決まりになっています。この律法に違反すると、厳罰に処せられるからです。
ここで、イエスが陥っている立場は次のとおりです。
(1)目の前に片手のなえた人がいて、これを放っておくことは自分の信条に反する。
(2)安息日に仕事をすると、律法違反になり、厳罰に処せられる。
どちらを選んでもパリサイ人たちの攻撃の的ととなり、人々の信頼を失ってしまいます。一見、進退窮まった感じです。パリサイ人たちは、まさにこれを狙っていたのです。
ところが、イエスは次のように言います。
「あなたがたに聞きたい。一匹の羊を持っている人があるとして、もしそれが安息日に穴に落ち込んだなら、手をかけて引き上げてやらないだろうか。
人間は、羊よりもはるかに優れて尊いものではないだろうか。だから、人間を救うことは、羊を救うことよりもより善い行いと言えないだろうか。
したがって、安息日に人間を救うことは善い行いをすることであって許されるのではないだろうか。」
つまり、
(1)安息日であっても、羊を救うことは許される行為である。
(2)羊を救うことも、人間を救うことも、どちらも善い行いである。
(3)人間と羊では、人間の方が優れて尊いものである。
(4)そうすると、より優れて尊い存在である人間を救うことは、羊を救うことよりも善い行いである。
(5)安息日に羊を救うことが許されるならば、人間を救うことはもっと許されてよいはずだ。
「大いなる善」のテクニックですね。
イエスも使った「弁論術」を知っておきましょう。
YouTube動画です。
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