ダビデとホイス
旧約聖書にダビデとゴリアテの話があります。
ペリシテ軍のゴリアテという戦士は身長3メートルに達しよういう巨漢であり、巨大な槍を持っています。
イスラエル軍からは、誰もゴリアテに挑もうとしません。
その時、羊飼いの少年であるダビデが立ち上がりました。
イスラエルのサウル王は、攻撃されてもダメージが少なくなるようにと鎧兜を与えられましたが、ダビデはそれを脱ぎ捨てて、投石器と滑らかな石を携えてゴリアテとの戦いに臨みました。
ゴリアテが突進してくると、ダビデは投石器で石を投げ、みごとにゴリアテの眉間に命中させ、ゴリアテを打ち倒すことに成功します
身体の大きな者、力の強い者には勝てる気がしません。
その常識からすれば、ゴリアテの方が圧倒的に有利です。
しかし、ダビデは、身体の大きさ、力の強さで勝負しませんでした。
誰もが力対力の勝負をすると思い込んでいたところに、投石器という武器を投入したのです。
自分の土俵に引きずりこんだ、ということです。
格闘技が好きな人は鮮明に憶えていると思いますが、1993年、アメリカで第1回のUFC(だいたいなんでもあり)が開催されました。
ボクサー、レスラー、その他様々な格闘家が参加した中で優勝したのは、ブラジリアン柔術のホイス・グレイシーでした。
ホイスは、自分より体重のある3人の対戦相手を破っています。
初戦の相手は、プロボクサーのアート・ジマーソンでした。
それまでは、なんどもありの格闘技というと、立った相手を殴り倒したり、蹴り倒したり、あるいは掴んで投げる、というイメージでした。
しかし、ホイスは、タックルで寝技に持ち込む戦法で、3試合すべてで相手から降参を奪って優勝したのです。
この事例も、「相手の得意な土俵で戦わず、自分が勝てる土俵に引きずり込む」ということです。
大切なのは、相手より強くなることだけではありません。
相手の強さが、何によって支えられているのかを見極めることです。
そして、そこではないところに自分の強さを見つけることです。
「努力の量を増やす前に、自分が勝てる場所を見つけよう」
( -`д-´)パワーッ!













