ブログ | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 46
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
メニュー
みらい総合法律事務所
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
  • イケメン弁護士来る!

    2006年04月17日

    本日より、当法律事務所に新人の弁護士が入所しました。

    といっても、転職組です。以前は、あの、リーガル小説を書く牛島信弁護士の事務所でバリバリ勤務していました。

    長身独身の弁護士で、私は「福山雅治氏に似ている(イケメン)。」と主張したのですが、事務所内の同意は全く得られませんでした。

    でも、誰かに似ているような気がする。。

    虹 / ひまわり / それがすべてさ

  • 弁護士事務所の大型合併

    2006年04月16日

    弁護士数371人という巨大法律事務所が誕生します。(現在最大手は、弁護士数223人の長島・大野・常松法律事務所)→ニュース

    ここ数年で、大手の事務所は次々と合併し、巨大化を目指しています。

    しかし、他方で、まだまだほとんどの弁護士は、1人で事務所を開設しています。

    「今後の法律事務所は大人数でなければダメだ。」「いいや、弁護士たる者、1人でやるべきだ。」等色々意見がありますが、どちらか一方が正しいわけではありません。

    大手事務所は、今後も更なる巨大化が進むと思われます。

    なお、これまでは、弁護士は独立してナンボと思われていた感がありますが、今後の弁護士人口の増大を考えると、将来的には、勤務弁護士の方が多くなるでしょう。

  • 岩島秀樹弁護士が新事務所開設(祝)

    2006年04月15日

    10年間、同じ事務所でやってきました。

    私が前に所属していた法律事務所から数えて10年間一緒だった岩島秀樹弁護士が独立し、新事務所を開設されました。パチパチ

    「大地法律事務所」です。

    一級建築士の資格も有しており、建築紛争に造詣が深い弁護士です。

    私も色々と学ばせていただきました。

    今後も連携を取りながら共に頑張っていきたいと思います。

    ザ・ファーム 法律事務所
    評決のとき

  • アイフル業務停止

    2006年04月15日

    消費者金融大手のアイフルが、5月8日から3~25日間、全店舗(約1900店)を対象にした業務停止命令を受けました。強引な取り立てなどの違法行為が3店舗、2部署とのことです。

    消費者金融は、CM戦略によってクリーンなイメージを国民に印象づけ、高利貸しや違法なイメージの払拭に努め、その戦略は成功しました。しかし、実態としては、依然として強引な取立が続いていたということでしょう。

    今は消費者金融どころか、ヤミ金融でも、弁護士が入ると丁寧な対応をしますが、私が弁護士になった12年くらい前は、現在の大手消費者金融でもかなり手荒な取立をしていました。

    弁護士が介入して交渉していても、大手消費者金融社員から「あんたが払ってくれんのか?」「月夜の晩ばかりじゃねえぞ。気をつけとけ。」などということを言われたりしながら事件を解決していました。現在は、弁護士がそのような言動をされることはありません。

    多重債務に陥った方は、自分で解決することは難しいと思いますので、弁護士会が設置している多重債務の相談センターをご利用ください。

    四谷法律相談センター 03-5214-5152
    神田法律相談センター 03-5289-8850
    錦糸町法律相談センター 03-5625-7336

  • ホントに呼ぶか?

    2006年04月14日

    消防車見たさに、嘘の119番をして、東京消防庁の業務を妨害したとして、偽計業務妨害の疑いで男性(20)が逮捕されたそうです。

    被疑者は「小さいころから消防車を見るのが好きだった」と話し、公衆電話で約60回、携帯電話で5、6回の119番をしたことを認めているそうです。

    ニュース

    「偽計業務妨害罪」は、刑法233条に規定されています。偽計というのは、嘘をついて騙したり、誘惑したり、他人の無知、錯誤を利用したりすることです。3年以下の懲役または50万円以下の罰金刑が規定されています。

    私もそうでしたが、子供というのは、パトカー、消防車、救急車などを見るのが好きなようです。しかし、嘘の電話をかけて呼ぶことはありません。子供は、それがやってはいけないことだとわかるからです。

    自分の欲求の反対側には、守られるべき価値があります。今回の場合には、消防庁の業務ということになります。もう少し具体的に考えてみると、今回の犯罪時に、他の場所で火災が発生しており、この嘘の電話のせいで火災現場への到着が遅れたかもしれません。そして、その結果、建物が焼失し、あるいは人命が危険にさらされたかもしれません。

    そのように具体的に考えてみると、とても嘘で消防車を呼ぶ気にはなれません。

    自分の中に欲求が湧いた場合、反対側から眺められるようにしたいものです。

    欲求心理学トピックス100
    思いどおりに他人を動かす交渉・説得の技術―現役弁護士が書いた

  • 6500万円

    2006年04月11日

    東京弁護士会所属の弁護士(59歳)が除名処分を受けました。除名処分を受けると、弁護士ができなくなります。

    理由は、1999年、千葉県内の男性ら5人から遺産分割調停を依頼され、預貯金通帳などを預かったが、調停成立後も、約6500万円を返還しなかったとのこと。

    約6千万円を事務所経費に使ったり、第三者に貸し付けたりしたそうです。
    ソース

    「使い込みすぎでしょう!」(゜д゜lll)

    弁護士は、依頼者の金員をお預かりすることが多くあります。私の場合には、預かり金の口座と報酬の口座を明確に分けています。預かり金を事務所経費に使うなど考えられません。

    おそらくはじめは一時的に借用するつもりだったのでしょう。しかし、こういう感覚は、すぐに麻痺をしてしまいます。次第に金額が大きくなっていき、最終的に6,000万円にも膨らんでしまったものと思われます。

    最初の一歩を踏み外さないことが大切です。

     

  • 不動産の任意売却(地価上昇の影響)

    2006年04月10日

    国土交通省が3月23日に発表した2006年1月1日時点の公示地価は、東京都が15年ぶりのプラスとなっています。

    しかし、2005年も、千代田区や中央区などの都心部は上昇しており、ここ2~3年の不動産価格の上昇を反映しています。

    このため、不動産競売市場も活況を呈しており、競売でも予想外に高額の買受人が登場したりしています。

    この現象は、担保権者である金融機関、サービサー、RCCなどの不動産の査定価格に影響を与え、高額の査定になってしまっています。金融機関側と債務者側の鑑定書に差が出てしまう現象が起こっており、この結果、任意売却や、弁済による残債務免除の交渉が難しくなってきています。

    売主(債務者)も、担保権者も、双方が納得できる担保不動産の価格の客観的評価基準を考えなければ、不動産の任意売却による早期解決が困難となるでしょう。

  • 時間管理の難しさ

    2006年04月08日

    また、しばらくブログの更新ができませんでした。

    3月、4月は、裁判所の人事異動があります。人事異動では、裁判官、書記官、事務官、らがそれぞれ異動しますので、裁判の期日が入りにくくなります。そのため、弁護士も少しは暇になるのですが、今年は、逆に忙しさが加速してしまいました。

    時間の有限性を思い知らされます。時間は、万人に平等です。

    4月には1人、新しい弁護士が入所しますので、バリバリ仕事をやってもらおうと思います。

    あっ、執筆もしなきゃ

    「できる人」の時間の使い方~なぜか、「時間と心に余裕のある人」の技術と習慣~
    幸せをつかむ! 時間の使い方

     

  • 前原代表が辞任

    2006年04月02日

    やむを得ない決断か。

    民主党執行部が総退陣だそうですね。メール問題を国会で取り上げた判断は、重大なミスですが、今回の総退陣は、タイミングは別として適切な判断だと思います。

    民主党が今の苦しい状況の中で、メール問題という弱点を抱えたまま今後戦っていくことは非常に厳しいものがあります。今回のメール問題は、「事実の確認を怠り、判断を誤った」ということであり、国民は、今後そのような目で民主党を見てしまう可能性があるからです。

    民主党は、執行部総退陣で支持率低下に歯止めをかけたいところであり、自民党は、一応の目的を達したということで幕引きというところでしょうか。

    自民党がまたリードという感じがします。民主党は、次はどのような作戦でいくのでしょうか。

    兵法 孫子 戦わずして勝つ
    六韜・三略

     

  • 割り切り離婚

    2006年04月01日

    タレントの麻木久仁子さんが、結婚13年目、長女1人という状態で、離婚したそうです。夫は、「踊る大捜査線」のテーマ音楽で知られる作曲家の松本晃彦さん。(記事

    長女の養育権は、麻木さんが持ち、親権は元夫の松本さんが持つとのことです。すでに別居を始めており、週1回は、3人で会っているそうで、今後も協力しあって長女を育てていくことで合意しているようです。

    とても割り切っているようです。

    私たち弁護士が扱う離婚事件は、もめている事件がほとんどです。

    1. 離婚するかどうか(一方が離婚を求め、他方が拒否している)
    2. 財産分与の額(不動産とローンがあったりするともめます。)
    3. 慰謝料の額(かなりもめます。)
    4. 親権
    5. 養育費
    6. 子との面接交渉権

    などでもめることになります。特に、お金の面でもめることが多いです。お金をもらう方は、「今までの人生を金に換えて返せ。」という感覚がありますが、お金を払う方は「手切れ金」的な感覚だったりするので、全く感覚が違い、金額の調整が難航します。更に、これに支払能力の問題も加わってきます。

    これらの点を解きほぐし、最終的に合意に持ち込むのはなかなか難しいものです。

    思いどおりに他人を動かす交渉・説得の技術―現役弁護士が書いた
    熟年離婚の損と得 ~捨てる妻、捨てられる夫~