質問力で大食いに。 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
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質問力で大食いに。

2024年02月05日

私は少食です。

どのくらい少食かというと、牛丼並を完食できないくらいです。

そのため、たくさん食べられる人が羨ましく、You Tubeで大食いの番組を観て楽しんでいます。

一昔前の大食いのレジェンドに小林尊氏がいます。

身長173cm、体重58kgで、ウィキペディアによると、FOXスポーツネットにおいて、マイク・タイソンやロジャー・フェデラーらと共に、「スポーツ界で最も恐れられている選手10人」に選出されたそうです。

彼が始めて大食いの大会に出たのは、ニューヨークで開催されていたホットドッグの早食い大会で、12分間に何個のホットドッグを食べられるか、というもの。

彼は、優勝するために次のような訓練をしました。

それまでの優勝者は、ホットドッグをそのまま食べていましたが、彼は、まずホットドッグを2つに割って食べてみました。

次に、ソーセージとパンを分解し、別々に食べてみました。

色々な方法を試し、パンを水に浸して食べたりもしました。

パンを水に浸すと、胃袋に余分な水分が入るかもしれませんが、反対に喉が乾かなくなり、別途水を飲む必要がなくなるメリットがありました。

一見、デメリットに思えることも全て試した、ということです。

そして、それら訓練の様子をビデオに撮影し、データを全部スプレッドシートに記録して、1秒単位で記録を伸ばす方法を模索しました。

その結果は、どうだったか。

それまでの記録は、12分間で25本と8分の1でした。

彼の記録は、なんと50本。

世界記録の約2倍です。

マラソンで言えば、世界記録の約2時間を1時間で走ってしまうというイメージであり、世界を驚かせました。

彼の成功の秘訣は、2つあると思っています。

一つは、質問です。

それまでの出場者は、「ホットドッグをたくさん食べるには、どうしたらいいか?」という質問をしました。

しかし、彼は、「ホットドッグを食べやすくするには、どうしたらいいか?」という質問をしました。

質問の抽象度レベルを下げた、ということです。

ホットドッグをたくさん食べられない理由は、「食べにくさ」にあると考えたためです。

そして、あらゆる方法を試しました。

これは、質問力の第二の力、「質問は、思考の方向を強制する」を使っています。

質問の仕方で、その後の思考の方向がガラリと変わるのです。

2つ目は、あらゆる小さな方法を徹底的に試して結果を検証する、ということです。

一見、デメリットがありそうなことも、意外なメリットがあったりします。

偏見にとらわれず、試してみて、記録し、結果を検証することです。

これは、大食いに限りません。

仕事でも、プライベートでも、あらゆることに応用ができるはずです。

但し、自制心が強く、ストイックになれるならば、という条件がつきますが。

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