何回挑戦すれば成功するのか? | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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何回挑戦すれば成功するのか?

2026年06月15日

1978年。ある男が日常的な不満を抱えていました。

自宅で使っていた当時の最高級の掃除機が、ゴミを吸い込むたびに目詰まりを起こし、すぐに吸引力が落ちてしまうことへの苛立ちです。

彼は、ある日、製材所で巨大なサイクロン装置が空気中からおがくずを分離しているのを見て閃きます。「この仕組みを、家庭用の掃除機に応用できないだろうか」と。

ここから、彼の果てしない挑戦が始まりました。

彼は暖房もない冷え切ったガレージにこもり、家を担保にして借金をし、美術教師である妻の収入に支えられながら、毎日ひたすら試作品を作り続ける日々をスタートさせます。

さて、私たちなら、何回くらい失敗すれば、諦めるでしょうか。

頑張って100回くらいでしょうか。100回挑戦してダメなら、「こりゃダメだな」と諦めるのではないでしょうか。

話を続けましょう。

彼が最終的に納得のいくサイクロン掃除機を完成させるまでにかかった期間は、実に14年以上にも及びました。そして、その間に彼が自らの手で作成した試作品の数は、なんと「5,127個」に達します。

彼はただ闇雲に試作品を5,000個以上作ったわけではありません。

彼は「エジソン的アプローチ」と呼ばれる厳格なルールを自らに課していました。それは、「テストのたびに、変更する変数は必ず一つだけにする」というものです。

一度に複数の部品や構造を変えてしまえば、結果が良くなったとしても悪くなったとしても、一体どの変更が結果に影響を与えたのかが分からなくなってしまうためです。

つまり、彼は、成功するまで続けるつもりで、失敗する方法を一つ一つ排除していったのです。

ここまでやれば、たいていのことは成功するでしょう。

そして、彼は、製品を完成させます。

彼の名前は、「吸引力の変わらないただ一つの掃除機」を発明したジェームズ・ダイソンです。

もし、あなたがどうしても成功したいことがあるならば、ダイソンの物語を参考にするとよいと思います。

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