失敗から学ぶとはどういうことか? | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
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失敗から学ぶとはどういうことか?

2024年02月12日

物事を失敗するのは嫌なものです。

しかし、失敗に関する名言が多く存在します。

ビル・ゲイツ氏は、次のように言っています。

「成功を祝うのもいいのですが、もっと大切なのは失敗から学ぶことです」

これは、「失敗することがいいことだ」と言っているのではなく、失敗に対する対処が大切だ、と言っていることに注意が必要です。

失敗に対してどう対処するかによって、成長できるかどうかが決まります。

心理学に認知的不協和解消理論というものがあります。

これは、正確ではなく簡単に言うと、自分の中に矛盾(不協和状態)がある場合には、どちらかを修正することによって不協和状態を解消しようとする心理のことです。

「成功したい自分」と「失敗した自分」がいる時に、この不協和状態を解消します。

失敗に対するマインドセットは2つに分けられます。

一つは、「固定型マインドセット」で、もう一つは、「成長型マインドセット」です。

固定型マインドセットは、知性や才能は生まれ持ったものであり、ほぼ変えることができないと信じているマインドセットです。

これに対し、成長型マインドセットは、知性も才能も努力によって伸びる、と信じているマインドセットです。

「成功したい自分」と「失敗した自分」がいる時に、固定型マインドセットは、知性や才能は生まれ持ったものですから、自分の才能では成功できないことを前提とします。

つまり、成功を修正し、失敗の方に統一させ、不協和状態を解消します。

「自分には才能がないから失敗するのも当然だ」「こういうのはもともと苦手で成功するはずがない」などの心理状態となり、努力を放棄します。

これに対し、成長型マインドセットは、知性も才能も努力によって伸びるわけですから、失敗を修正し、「どうやったら成功できるか」という心理状態となり、努力を続けます。

先程のビル・ゲイツ氏の「成功を祝うのもいいのですが、もっと大切なのは失敗から学ぶことです」という言葉は、失敗した時に、成長型マインドセットを持って失敗から学び、成功に向かって努力することが大切だ、と言っているものと思われます。

マイケル・ジョーダン氏の次の言葉も、同じことを言っているものと思われます。

「私はキャリアを通じて9000回以上シュートを外し、300試合に敗れ、決勝シュートを任されて26回も外しています。人生で何度も何度も失敗したからこそ、今の成功があるんです」

挑戦することが大切だと言われますが、固定型マインドセットのままでは、まぐれでしか成功しません。

まずは、成長型マインドセットです。

しかるのちに、物事に挑戦するようにしましょう。

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