ピンチを脱する第三の道 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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ピンチを脱する第三の道

2026年07月06日

ある日、二匹のカエルが、誤って深い壺の中に落ちてしまいました。

壺の中には、ミルクから作られたクリームがたっぷりと満たされていました。

クリームの中には、足を踏ん張る場所もない。

自力で抜け出すのは、どう考えても不可能な状況でした。

一匹のカエルは、早々に悟りました。「もう、だめだ」。そして抵抗をやめ、静かにクリームの底へと沈んでいきました。

けれど、もう一匹のカエルは違いました。

「死にたくない」

とにかく足を動かし続けました。

彼は、ただひたすらに、もがき、泳ぎ、足をバタバタと動かし続けました。

やがて、不思議なことが起こります。

足を動かし続けたことで、クリームは少しずつかき混ぜられていきました。やがて、クリームは固まり、硬いバターへと姿を変えていったのです。そのバターを足場にして、彼はついに壺の外へと飛び出していきました。

この物語は、「最後まで諦めなければ、なんとかなる」という文脈で語られることが多いです。

しかし、もう一つ重要な教訓があります。

それは、「場合により、活路は自分の気づかないところにある」ということです。

困難に直面した時、

「自分には才能がないから、無理だ」
「状況は変わらないから、無理だ」
「誰も助けてくれないから、無理だ」

活路を見いだせない時、このように諦めてしまう人は、深い壺の底に沈んでいきます。

必死に考え続け、活路を見いだせる人は助かります。

ここで、第三の道があります。

活路を見いだせなくても、もがき続ける、という道です。

カエルは、自分が助かるとは思わなかったはずです。それでも、もがき続けたら、奇跡的に助かります。

私たちは万能ではないので、全てのピンチに活路を見出すことなどできません。

しかし、そうであっても、ピンチから脱するために、最後まで諦めずもがき続けたら、自分では気づかないようなことが起こり、ピンチから脱出することができる場合があります。

・誰かが助けてくれた。
・状況が変化した。
・急にライバルがいなくなった。

このようなことが起こることがあります。

だから、自分で全てを知っている気にならず、活路を見いだせなくても、とにかく最後まで諦めずにもがき続ける、そういう姿勢でいたいと思います。