弁護士の就職も楽じゃない。 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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弁護士の就職も楽じゃない。

2012年04月16日


弁護士全員に配布される会員誌「自由と正義」5月号が、今日届きました。

中を見てみると、特集は、「新人弁護士の就業状況」。

やはり、弁護士会も注目しているようです。

調査結果が載っており、興味深い結果が出ています。

司法修習終了後の就業状況調査では、

2011年就職組は、全体で2,152人中、約7%にあたる未就職あるいは進路不明者が、153名。

10年前である2002年では、未就職等は、約0.8%ですから、その差に驚きを隠せません。

この傾向は今後も進み、10%を超える人が就職できなくなるでしょう。

私の事務所では、現在新人弁護士を募集していますが、毎日履歴書がどっさり届きます。

頑張って司法試験に合格しても、就職できないのでは、司法離れも進むかもしれません。

さて、

新人弁護士の給与からの年収の状況を見ると、一番多い区分である500万円超600万円以下が38.8%、400万円超500万円以下が26.7%と400万円~600万円で約3分の2を占めています。

大学を卒業して就職するよりは良いと思いますが、年々給与も減少傾向にあります。

弁護士事務所の場合、平日は夜遅くまで働き、土、日もどちらかは出勤するなどして働くような、ハードワークであるのが通常です。

古き良き時代の弁護士生活とは一変しているように感じます。

私は18年前に弁護士になっていますが、厳しい状況は同じ。

一層精進していきたいと思います。(*・`д・)ガンバルッス!!