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大阪ひき逃げ事件初公判

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2010年2月2日

2008年に大阪で、自動車ではねた上、3キロにわたって引きずり、被害者を死亡させた事件で、殺人や自動車運転過失傷害などの罪に問われた被告人の初公判が、2010年3月2日に大阪地裁でありました。

被告人は、「引きずっていることには気付かず、殺意を持って逃走したことはない」などと殺人の故意を否認した模様です。

検察側は冒頭陳述で、車の左前輪が浮き上がりひいたと認識したが、無免許で酒気帯び運転しており、詐欺罪の執行猶予が取り消されると考え、ブレーキをかけずに逃走することを決意し、その後も、アクセルを踏んでも加速せず重い違和感を覚え、異音や髪が焼けたような異臭にも気づいたとして、引きずっていることを認識しながら走行し続けたと述べたそうです。

ニュース記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100302-00000062-jij-soci

検察の冒頭陳述を見る限り、捜査段階では、被告人は、ある程度自白していたのではないか、と思われます。そうでなければ、ここまで具体的で踏み込んだ状況を冒頭陳述に盛り込まないでしょう。

殺人の故意は、「殺してやる」などと確定的な意思を持っている場合はもちろんですが、そこまで意思が確定していなくても、「死なないかもしれないが、このまま引きずり続けたら死ぬ可能性はかなり高いだろう。しかし、死んでもやむを得ない」という気持ちで運転し続けた場合も認められます。

この裁判は、このような殺人の故意を検察側が立証できるかどうかが分かれ目になるでしょう。


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