自分との約束 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
メニュー
みらい総合法律事務所
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。

自分との約束

2025年11月24日

私たちの行動の多くは、「意志の力」ではなく「習慣」によって決まっています。

アリストテレスは、「人は繰り返し行うことの集大成である。だから秀でるには、ただ行って終わりというのではなく、それを習慣にすることだ」という趣旨のことを言いました。

つまり、自分が将来どんな人間になるのかは、日々の習慣が握っているということです。

人間の脳には「正当化のメカニズム」が備わっています。

「今日は疲れているから運動しなくてもいい」
「このくらいのサボりなら大したことない」

こうして一度「例外」を認めると、脳はその行為を自動的に「次も許される」と学習します。

間違いを認めないという意味で、「セルフ・ディセプション(自己欺瞞)」と言ってもいいでしょう。

そして、このような、自分に対する小さな裏切りが繰り返されると、自分への信頼が崩れていきます。

その結果、「どうせ自分は続けられない」という自己イメージが強化され、行動のエネルギーが失われていくことになります。

一流のアスリートや起業家の発言を思い出してみましょう。

テニスの偉大なテニス・プレイヤーのジョコビッチは、毎日、必ず15分の瞑想をしていたそうです。

ビル・ゲイツは、多忙だった時も毎日寝る前に1時間の読書をしていたそうです。

これらは一見、取るに足らない行為に見えます。

しかし、こうした習慣を守ることで「自分は自分と約束を守れる人間だ」という自己イメージが強化されていきます。

心理学的には「自己効力感(self-efficacy)」が高まるのです。

「昨日より今日の自分を、ほんの少しでも信じられるようになる習慣は何か?」

「ズルをしないようにする」

もちろん、それは大切なことなのですが、同時に、

「自分との約束を守る」

という観点が、自己成長にとって、とても重要だと思います。

ぜひメルマガに登録を。
https://www.mag2.com/m/0000143169