TV出演・フジテレビ「スーパーニュース」出演
2011年04月06日
昨日のフジテレビ「スーパーニュース」に出演しました。内容は、無灯火自転車に関する法律的問題についてです。
先日も無灯火自転車については書かせていただきましたが、再度書かせていただきます。
震災後、自転車の需要が伸びていますが、それに伴い、ルール無視の自転車も増加しているようです。
節電によって街が暗くなっている今、無灯火自転車は、ステルスミサイルのようなものです。歩行者も避けようがない場合があります。
道路交通法により、自転車は、夜間、道路では、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければなりません(道交法52条1項)。
これに違反した場合は、5万円以下の罰金です(道交法120条1項5号)。
まず、無灯火自転車は犯罪であることを知っていただき、絶対にやめていただきたいと思います。
次に、自転車での事故が増加しています。
自動車事故の場合には、強制保険である自賠責保険に加入していますので、ある程度被害者に補償がなされます。また、多くの場合には任意保険に加入しているので、加害者は、自己負担なく、保険会社から賠償金が支払われます。
しかし、自転車の場合には、自賠責保険なく、また多くの場合、任意保険に加入していません。
これまでにも自転車対歩行者の事故で、5,000万円という賠償金が認められた判決がありましたが、個人が5,000万円の賠償金を支払えるでしょうか?
払えない場合、加害者は一生賠償金の支払い義務を負担し続け、被害者は、事故に遭った上に賠償金ももらえない二重の被害に遭います。
将来介護が必要な場合には、介護費用もままならないことになってしまいます。
ぜひ、気をつけていただきたいと思います。