最悪の事態に対処するには? | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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最悪の事態に対処するには?

2010年11月20日

メルマガ「弁護士がこっそり教える絶対に負けない議論の奥義」より。

私たち弁護士は、事件や事故に巻き込まれた人から相談を受け、
その案件を処理していきます。

相手と厳しい交渉をしなければならないこともあります。

また、時には裁判を起こさないといけないこともあります。

私たちは、案件のスタート時に、必ずやらなければならないこと
があります。

それは、

最悪の結果を想定すること

です。

何らかの被害を被って感情が高ぶり、相手に喧嘩をしかけたはい
いが、手痛いしっぺ返しを食らうこともあります。

「こんなことなら喧嘩なんか仕掛けなければ良かった」

と後悔してしまうことになるでしょう。

したがって、プロジェクトをスタートしたり、交渉を開始したり、
というときは、必ず最悪の結果を想定しておかなければならない
のです。

この時に必要な質問が3つあります。

次の質問をします。

(1)最悪の場合、どうなるのか?

(2)最悪の結果に対処する方法はあるか?

(3)最悪の結果になったとしても、今、進むべきか?

この3つの質問をし、答えは「イエス」であれば、迷うことな
く、進みましょう。

覚悟があれば、気を強く持って進むことができます。

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