私のメガネは、あなたに合うか? | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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私のメガネは、あなたに合うか?

2010年12月16日

私のメルマガ「弁護士がこっそり教える絶対に負けない議論の奥義」より~
~私のメガネは、あなたに合うか?~

ある人が、目が悪くなったので、眼科に行ったそうです。

眼科医は、患者とは親友であり、助けてあげたいと思いました。

そこで、「メガネを作ってもいいが、あなたは私の親友なので、
できる限り助けたい。ついては、私のメガネをあげよう。何年も
使っているが、こんなによく見えるメガネは他にないだろう。」

患者は、そのメガネをもらって付けてみましたが、度があわず、
よけい視力が悪くなってしまいました。

眼科医は、本当に患者を助けたいと思って「自分にとってよく
見える」メガネをあげたのですが、患者には全く合わず、かえって
よけい視力を悪くしてしまったのです。

次にその患者は、歯が悪くなったので、歯医者に行きました。

歯医者は、患者の歯を良く見て、歯形を撮り、患者のあごや歯形に
あった入れ歯を作ってあげました。

その結果、かみ合わせもよくなり、食事もおいしく食べられるように
なりました。

あなたは、さきほど出てきた眼科医のように、親切を押し付けて
いるようなことはありませんか?

歯医者のように、本当に相手のためになる親切をしているでしょうか?

私もよく考えてみたいと思います。