弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 73
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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    外交的な人・内向的な人の戦略

    2024年04月29日

    こんにちは。

    弁護士の谷原誠です。

    人には、内向的な人間と外交的な人間がいます。もちろん、完全に明確に分けられないものではあると思いますが。

    この内向的な性格と外向的な性格に関する研究があります。

    「残酷すぎる成功法則 (エリック・バーカー (著), 橘玲 (著), 竹中てる実 (翻訳))に、次のような研究結果が報告されていました。

    スタンフォード大学がビジネススクールの卒業生を20年間調査したところ、成功者のほとんどが典型的な外向型人間だったそうです。

    また、高校のクラスでの人気度が下位20%から上位20%に移ると、40年後の収入が10%上昇すると推測できる、との研究もあるようです。

    この研究結果に接すると、成功者になり、収入を増やそうと頑張っている内向的な人はショックを受けるかもしれません。

    しかし、心配には及びません。

    偉大な内向的人間もいます。

    万有引力を発見したニュートンです。

    ニュートンは、人付き合いが悪く、何日も家に籠って研究に没頭していたそうです。

    また、トップ・アスリートのほとんどが自分のことを内向的な人間と思っているそうです。

    さらに、超一流のバイオリニストに、技量を磨くために最も大切なことは何か尋ねたところ、90%の演奏家が、「独りで練習することだ」と答えたそうです。

    つまり、内向的な人は、人付き合いを避け、独りで何事かに没頭することが得意であり、ある分野のエキスパートになることが向いているといえます。

    反対に、外交的な人は、他人と関わる時間を多くとるため、独りで何事かに没頭する時間を多くとれません。

    その代わり、他人と関わり、力を合わせて社会的に成功しやすい、といえるということです。

    このことから、私達は、自分の力を最大限に発揮したければ、自分が外交的か内向的かを見極め、その性格に応じた道を選択することが大切である、ということになります。

    弁護士は他人と関わり、話術が巧みで、外交的な人が成功しそうなイメージがあるかもしれません。

    しかし、独りで膨大な時間を法律の研究や判例研究に費やし、特定の分野で卓越した知識を身につければ、おそらく成功するでしょう。

    どんな仕事も、外交的な人の戦略、内向的な人の戦略があると思います。

    それを見つけましょう。

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