弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 143
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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    駆け引き型の交渉

    2022年07月25日

    今回のYouTube動画は、

    【交渉術】最後に更に譲歩を迫るテクニック。交渉術著者が解説。

    交渉は、人対人なので、これ以上、譲歩を迫りにくい、という最終場面があります。

    しかし、この方法を使えば、簡単に再交渉をすることができます。

    ぜひ、ご覧ください。

    https://youtu.be/CSyUyj2WzJI
    さて、

    先週までは、ずっと「7つの習慣」を扱っていました。

    第四の習慣により、交渉では、常に「WINWIN」を目指します。

    そして、WINWINにならない場合には、取引をしない、という決断をすることを学びました。

    しかし、私は弁護士として、日常的にWIN-LOSEの交渉をしています。

    たとえば、1000万円のお金を貸した人から債権回収を依頼されたとします。

    私は債務者に対して、1000万円を返すように求めます。

    債務者は、なんとかして、債権を減額するよう求めます。

    私はできるだけ高額の弁済を求めます。

    この場合、一方が勝てば、一方が負けることになります。

    途中、「では、一緒にビジネスをしましょう」とはならないわけです。

    そこで、私は、駆け引き型交渉のテクニックを駆使します。

    500万円を落とし所と考えていたら、以前にやった「アンカー」のテクニックにより、1000万円を提示します。

    アンカーを使うことにより、有利に交渉を進めようとします。

    返報性の法則を使い、自分が譲歩したら、すぐに相手に対して譲歩を求めます。

    ただ譲歩を求めるよりも、自分が譲歩した直後の方が、譲歩しやすい心理状態になっているためです。

    交渉テクニックには、始めに使うもの、中盤で使うもの、最後に使うもの、というタイミングによって使い分けるものもあります。

    そして、最後の最後、もう相手は譲歩しないだろう、という段階で、さらに譲歩を迫るテクニックがあります。

    You Tubeで解説しました。

    ぜひ、ご覧ください。

    https://youtu.be/CSyUyj2WzJI

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