弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 128
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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    なぜ?の使い方

    2022年12月12日

    雑談をする場合、「なぜ?」は多用しない方がいい、と言われます。

    「なぜ?」と質問されると、論理的な回答を頑張って考えて答えないといけないので、ストレスがたまるためです。

    雑談は人間関係を円滑にするものですので、雑談でストレスをためることは避けた方がベターです。

    もちろん、「なぜ?」を単発で使うことは問題ありません。

    また、「なぜ?」を他の5W1Hで言い換えることもできます。

    たとえば、

    「なぜ、その仕事を選んだの?」

    は、

    「その仕事を選んだ決めては、何ですか?」

    「その仕事のどこに魅力を感じますか?」

    などと言い換えることができます。

    しかし、交渉においては、「なぜ?」を多用します。

    交渉では、相手の情報があればあるほど有利になります。

    そこで、相手が発言をした場合に、その理由、ニーズ、避けたがっていること、などの情報を得るため、「なぜ?」と質問します。

    そして、相手には、「なぜ?」に対して論理的に考えて回答してほしいので、「なぜ?」を使います。

    交渉ですので、相手にストレスを与えても問題ないことが多いです。

    ビジネス書には、ある行為を「してはいけない」「こうするのが望ましい」と書いてあることが多いのですが、それは全て、ある目的や場面を前提としていることを忘れないようにしなければなりません。

    したがって、ビジネス書を読む時には、盲目的に従うのではなく、よく状況を考えながら読むことが大切です。