マスメディア | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 7
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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  • 報道ステーションに出演

    2013年02月22日

    $弁護士谷原誠のテレビで言えない話

    2月19日のテレビ朝日「報道ステーション」に出演しました。

    内容は、京都亀岡で起きた少年による死傷事故で、5年~8年という不定期刑の判決が出されたので、それに対するコメントです。

    大人の場合には、「懲役5年」というように、決まった年数で懲役刑が下されますが、少年の場合には、少年法により、「5~8年」というような不定期の刑が下されます。

    これは、少年の場合には、大人と異なって未熟であるがゆえに、少年刑務所などで更生の状況を見ながら刑期を決めた方がよい、との思想に基づきます。

  • サンデー毎日に取材記事掲載

    2012年12月23日

    サンデー毎日2013年1月27日号 [雑誌][2013.1.15]/毎日新聞社

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    雑誌「サンデー毎日」2013年1月27日号から取材を受け、記事が掲載されました。

    内容としては、「チノパン」の愛称で親しまれた横手(旧姓:千野)アナウンサーが、ホテルの駐車場内において、車で死亡事故を起こした件です。

    現在警察が自動車運転過失致死容疑で捜査中ですが、今後の展開はどうなるのか、という取材内容でした。

    自動車を運転する場合、いくら気をつけていても、事故を完全に防ぐことは難しいです。

    歩行者とぶつかって、歩行者が転倒し、打ち所が悪かったいるすると、今回のようなケースになってしまいます。

    そうなると、3つの手続が進行してゆくことになります。

    ①刑事事件
    ②民事事件
    ③行政事件

    です。

    この3つの手続は、全く別々の手続ですので、並行して進んでゆくことになります。

    刑事事件は、先ほどの自動車運転過失致死罪の捜査です。

    法定刑は、7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金です。

    過去の前科前歴や事故の悪質性によっては禁固刑などの実刑になりますが、今回は実刑にはならないものと予想しています。

    今回は逮捕されていないので、数ヶ月後に裁判手続に入ってゆくでしょう。

    民事事件としては、損害賠償問題です。

    被害社にはご遺族がいるはずなので、ご遺族に対する補償の問題が出てくるのです。

    横手アナは、おそらく車に任意保険をかけていたでしょうから、保険会社がご遺族に対する賠償金を支払うことになるでしょう。

    通常対人無制限で保険に加入しますから、加害者本人が負担する賠償金はありません。

    賠償金は、通常数千万円から、被害者の所得によっては1億円を超える場合もありますので、任意保険に加入していないと大変です。

    行政事件は、運転免許の問題です。

    今回も免許点数が減点されて行政処分を受けたりします。

    いずれにしても、生活に便利な車も、ちょっとした不注意で人生を暗転させます。

    しかも、それは、自分の人生だけでなく、相手の人生も、さらに言えば、自分の家族、相手の家族の人生すら暗転させてしまうものです。

    くれぐれも、運転には気をつけていただきたいと思います。

  • 日本ハムはなぜ大谷選手を獲得できたか?(交渉術)

    2012年12月18日

    FLASH (フラッシュ)2013年1月29日号 [雑誌][2013.1.15]/光文社

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    雑誌「フラッシュ」2013年1月29日号に私の取材記事が掲載されました。

    内容は、日本ハムが大リーグ行きを宣言していた超大型ルーキーの大谷翔平選手を翻意させ、日本ハム入団を決意させた交渉術についての分析です。

    このブログでも、詳細に分析してみたいと思います。

    経緯は、次のとおりです。

    2012年
    10月21日 大谷選手「アメリカでプレーさせていただくことを決めました」(メジャー挑戦を表明)

    この表明により、大谷選手をドラフト1位指名しようとしていた各球団は、ドラフト指名を取りやめる。

    10月23日 日本ハム「大谷君を指名するという方針になりました」と発表。

    10月25日 ドラフト会議で日本ハムが大谷選手をドラフト1位指名。大谷選手「評価はありがたいが、自分自身の考えとしては、(入団の可能性は)ゼロです」

    10月26日 日本ハム山田GM、大渕SDが花巻高校を訪問し、説明(大谷選手は欠席)

    11月2日 日本ハム山田GM、大渕SDが大谷選手の自宅を訪問し、大谷選手の両親、本人と交渉。「スカウティングと育成で勝つ」というチームのモットーを説明。

    11月10日 日本ハム山田GM、大渕SD、大谷選手の両親がホテルで交渉。(大谷選手は欠席)プロジェクターでメジャー挑戦のリスク説明。

    11月17日 山田GMと大渕SD、大谷選手、両親が交渉。「エース兼四番として育てたいと「二刀流プラン」を提示。

    11月26日 日本ハム栗山監督、山田GM、大渕SD、大谷選手、両親で交渉。大谷選手「素晴らしい話が聞けた」

    12月3日 日本ハム栗山監督、山田GM、大渕SD、大谷選手、両親で交渉。ダルビッシュの背番号「11」と契約金1億円・出来高5000万円・年俸1億5000万円を提示。高校に中傷の電話があったことを受けて日本ハムが「われわれ球団が対応する」と約束。大谷選手「自分の疑問点を解消していただき、感謝している」

    12月9日 大谷選手が日本ハム入団を表明。「メジャーリーグに至るまでの道として、新しく、ファイターズさんから道を教えてもらった」

    誰もが不可能だと思った大谷選手の入団を決意させた日本ハム。

    どのような交渉術を使ったのでしょうか。

    実は、随所の交渉のテクニックが散りばめられている素晴らしい交渉シナリオが作られています。

    この交渉のポイントは、4点です。

    ①ポジショニング

    ②ユア・ワールド

    ③ギャップ・イン・ザ・ドア・テクニック

    ④メリデメダブルプレゼント

    順番に説明します。

    ①ポジショニング

    今回の交渉、大谷選手が「メジャー・リーグに挑戦したい」という決意を持っているのに対し、「日本の球団である日本ハムに入団させる」という一件正反対の結論に決意させるというものです。

    一見、「メジャー・リーグか、日本ハムか」という二者択一の問題のように見えます。

    そうなると、決意を覆すのは、容易ではありません。

    そこで、日本ハムが取った戦略は、メジャー・リーグと対立するポジションではなく、大谷選手とメジャー・リーグとの間をつなぐ「架け橋」となる、というポジショニングでした。

    大谷選手が「メジャーに行きたい」というのは、何も今すぐに行きたいわけではなく、メジャーで長期的に活躍し、十分な報酬も得たいということであることを察知し、そうであれば、数年間日本で寄り道をしたとしても、決して、その夢の実現と矛盾しない、という主張です。

    大谷選手→日本ハム→メジャー・リーグが一直線につながれば、大谷選手の二者択一は、「今すぐメジャーリーグか、一旦日本ハムに入ってからその後メジャーリーグか」というものに変化し、「メジャーか日本ハムか」という二者択一より、ずっと抵抗が少なくなるのです。

    これが交渉における「ポジショニング」のテクニックです。

    二律背反の状態から、ポジションを移すことによって、相手のニーズと矛盾しない状態を作り出すテクニックです。

    ②ユア・ワールド

    交渉は、利害が対立する者同士が、自分が有利な結果を獲得しようとするプロセスです。

    となれば、当然交渉相手とは利害が対立している敵であって、各自は自分の主張を通そうと攻撃をしようとします。

    しかし、相手は、どう考えているでしょうか。

    当然、相手も同じように考えています。

    いくらこちらが声を大にして自分の主張を申し立てようとも、相手は聞く耳持ちません。

    こちらが主張している時は、相手は、次に自分が何を言おうと考えているのが関の山です。

    この状態は、自分のことしか考えていない、ということで、「マイ・ワールド」の交渉と言います。

    交渉は、合意が必要ですが、その合意には、相手の同意が必要なのです。

    そこで、相手の意見を変えるには、相手の世界に行って、相手の立場から物事を見て、相手が自分で意見を変えることが必要となってきます。

    そこで、相手の立場にたって交渉することを「ユア・ワールド」の交渉といいます。

    栗山監督は、この「ユア・ワールド」の交渉テクニックを行いました。

    「大谷君と一緒に夢をかなえたい。その手伝いをさせてほしい」「大谷君がメジャーで活躍するためにはどうすればいいか。それを一緒に考えよう」と、大谷選手の立場で味方として一緒に考える、という立場を取ったのです。

    栗山監督の交渉態度は、この立場で一貫しています。

    この点、栗山監督は、「監督というより解説者の立場で臨んだ」と言っているが、これは表現が正しくないでしょう。「監督より大谷君のコーチ(指導者)の立場で臨んだ」という表現の方が正しいと思います。

    この「ユア・ワールド」の交渉によって、大谷選手は、素直に聞く耳を持ったと思われます。

    ③ギャップ・イン・ザ・ドア・テクニック

    大谷選手は、当初「メジャーに挑戦します。」「(日本ハムに入団する可能性は)ゼロです」と言っていました。

    こう表明している人に、「日本ハムに入ってください」と言ったところで、聞く耳を持つでしょ

  • THE21に取材記事掲載

    2012年12月10日

    THE 21 (ざ・にじゅういち) 2013年 02月号 [雑誌]/著者不明

    ¥550
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    「THE21」2013年2月号から取材を受け、取材記事が掲載されました。

    雑誌の特集は、「いい仕事」ができる人の条件、というものですが、私が取材されたのは、法律の解説です。

  • プレジデント取材記事掲載

    2012年11月13日

    PRESIDENT (プレジデント) 2012年 12/3号 [雑誌]/プレジデント社

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    雑誌プレジデント2012年12月3日号から取材を受け、取材記事が掲載されました。

    今回は、交通事故ではなく、賃貸関係について解説をしています。

    何人もの弁護士が、「知らないと怖い法律」を解説していますので、よろしければ、どうぞ。

  • 「THE21」取材

    2012年11月10日

    THE 21 (ざ・にじゅういち) 2013年 01月号 [雑誌]/著者不明

    ¥550
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    雑誌「THE21」の2013年1月号で取材を受け、記事が掲載されました。

    内容は、「弁護士が伝授する『やっかいな人』との対話術」です。

    「話が長い相手」

    「強引な相手」

    「話をそらすタイプ」

    「傷つきやすい部下」

    などに対する対話術について、取材を受けました。

    何をもって「やっかいな人」という定義が重要ですが、結局は、人によって、何を「やっかい」と感じるかが異なってきます。

    自分が話したがりな人は、よく喋る話の長い相手がやっかいでしょうが、自分で話すよりも相手の話を聞いている方が気が楽だ、という人は、話の長い人をやっかいだと思わないでしょう。

    まずは、自分のタイプを知って、自分はどんな相手が苦手なのかを見極め、その苦手なタイプに対処する方法を身につける、ということが大切でしょう。

  • 日本テレビ「ZIP」出演

    2012年11月02日

    $弁護士谷原誠のテレビで言えない話


    2012年11月26日の日本テレビ「ZIP」に出演しました。

    聞かれたのは、「落ちているギンナンは、誰のものか?勝手に拾うと、罪になるか?」

    というような問題です。

    銀杏並木などに行くと、せっせとギンナンを拾っている人がいますが、いきなり逮捕されたら、大変ですね。

    ご安心ください。

    逮捕されません。

    でも、もし、誰かの家に木があり、そのギンナンや果実が落ちていた場合、それを勝手に拾って自分のものにしてしまうと、状況によっては犯罪が成立してしまう場合があるので、ご注意ください。

    他にも、「空から降ってきたお金は誰のものか?」など面白い質問がありましたが、ボツになりました。

    色々考えると、面白いですね!

  • 日経新聞から取材を受けました。

    2012年09月24日


    本日付けの日経新聞に、私の取材記事が掲載されました。

    内容は、事業承継の特集です。

    中小企業の多くが、後継ぎ不在を理由として、廃業してしまっています。

    とても、もったいことです。

    私は、事業承継に信託を活用できないか、ということで取材を受けました。
    (信託法の本を書いているためです)

    信託の仕組みは、難しいのですが、非常に自由度の高い制度です。

    たとえば、妻と長男、次男がいるとして、遺言書では、財産を誰に譲るか、というところまでしか決められません。

    しかし、信託を使うと、財産を、まず妻に、妻が死んだら長男に、など、今後のことを非常に柔軟に決めることができます。

    あるいは、自分が死んだ後、所有するマンションの管理を誰に任せ、賃料収入のうち、いくらを妻に、いくらを長男に、いくらを次男に、ということも可能です。

    その後、10年したら、マンションを売却して、その売却代金のうち、いくらを長男に、いくらを次男に、ということも可能です。

    事業承継や相続対策で多いに活用されるといいと思います。

  • 交通事故訴訟における典型後遺障害と損害賠償実務

    2012年06月09日


    みらい総合法律事務所で、新刊を出しました。

    交通事故訴訟における典型後遺障害と損害賠償実務(ぎょうせい)

    交通事故訴訟における典型後遺障害と損害賠償実務/ぎょうせい

    ¥3,990
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    読者として想定しているのは、交通事故の案件を仕事として扱う裁判所の裁判官、弁護士、保険会社などです。

    一般の方には、ちょっと難しいかもしれません。

    今回は、特殊な後遺障害を除いて、典型的な後遺障害に的を絞って、判例分析をし、その検討をしています。

    これまでに、みらい総合法律事務所では、交通事故の専門書として、

    「交通事故訴訟における高次脳機能障害と損害賠償実務」(ぎょうせい)
    交通事故訴訟における高次脳機能障害と損害賠償実務/ぎょうせい

    ¥3,600
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    「交通事故訴訟における脊髄損傷と損害賠償実務」(ぎょうせい)

    交通事故訴訟における 脊髄損傷と損害賠償実務/ぎょうせい

    ¥2,800
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    を発刊してきましたが、今回の新刊で、3部作が揃ったことになります。

    交通事故の実務に携わる専門家の一助となれば、幸いです。

  • 「即戦力の話し方」ムック本取材

    2012年06月01日

    CIRCUS別冊 即戦力の話し方 (ベストムックシリーズ・56)/著者不明

    ¥880
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    「即戦力の話し方」というムック本に私の取材記事が掲載さています。

    内容としては、会議や交渉などの際に言い負かされない議論のテクニックなどです。

    本当は、会議も交渉も、テクニックではなく、しっかりと準備をする、ということが最も大切なのですが・・・。

    でもテクニックも知っておいて損はないですね。