-
交通事故死者数が減少しています
2010年06月17日警察庁の発表によると、今年の全国の交通事故死者数が15日現在で2007人となったそうで、2000人突破までの日数は昨年よりも3日遅く、現在の形の統計が残る昭和45年以降で最も遅いとのこと。
交通事故の死者数は9年連続であり、2009年の交通事故による死者数は前年比4.7%減の4914人です。
交通事故白書によると、シートベルト着用率の増加や飲酒運転が減ったことに加え、衝突時の衝撃吸収性に優れた自動車の普及が進んでいることが要因と分析しています。
あと、救急救命医療の技術の進歩も見逃せません。
交通死亡事故は、一瞬にして、被害者の人生を奪ってしまいます。それは1人の犠牲ではなく、被害者の周りの人々全員が被害を受けているものです。
日々の交通死亡事故のご遺族からの相談を受けていると、そのことを痛切に感じます。
交通事故被害者のための損害賠償交渉術 (DO BOOKS)
クチコミを見る -
ひき逃げ事件を一度不起訴にしながら、再捜査起訴
2010年06月14日2009年11月、滋賀県草津市で起きた交通事故で、2人をはねて、1人が死亡、もう1人が重傷を負った事件で、大津地検は、加害者の女(31)を、自動車運転過失致死傷罪で起訴し、大津地裁は、2010年3月、執行猶予付判決をしました(検察控訴)。
その後、大津地検は、ひき逃げについて再捜査し、このたび、道路交通法の救護義務違反で起訴したとのことです。
ひき逃げについては、ここに詳しい。
http://www.jiko-sos.jp/damages6/post_118.html
刑事事件に関し、検察側がいったん立件を見送った罪について判決後に改めて公判請求するのは異例です。推測ですが、大津地検は、ひき逃げと自動車運転過失致死傷罪で起訴しようとしたところ、ひき逃げについて公判を維持できるかどうか微妙だったこと、自動車運転過失致死傷罪だけでも執行猶予ではなく、実刑だと予想しており、刑の重さに不都合はないと考えたこと、が理由ではないでしょうか。
ところが、予想に反し、執行猶予付判決になってしまったため、慌てて控訴し、かつひき逃げ事件についても再捜査したのではないか、と推測しています。
検察は有罪にできるかどうかに重きを置いていますが、被害者の遺族は、「真実を知りたい」「適正な処罰を」と望んでいます。
事件捜査では、公平公正さはもちろんですが、被害者や遺族の心情をくみ取った捜査も心がけて欲しいと思います。
なお、民事事件では、ひき逃げの場合は、慰謝料増額事由となりえます。
[弁護士がきちんと教える] 交通事故 示談と慰謝料増額 (暮らしの法律)
クチコミを見る -
カツオドリも凄いが、カメラマンも凄い
2010年06月13日
BBC EARTH グレート・ネイチャー ブルーレイ・デラックスBOX [episode2-6] 3枚組 [Blu-ray]
クチコミを見るあいかわず、グレート・ネイチャーを観ています。
「Episode4 世界最大の魚群」です。
「サーディン・ラン」、主役はイワシ。
でも、一番目立っていたのは、カツオドリ。
カツオドリは、空から海中のイワシを目指して突っ込みます。まっすぐに。クビが曲がっていると、首の骨を折ったりします。
でも、突っ込みます。突っ込んだ後、更に泳ぎます。
多数のカツオドリが次々と海の突っ込む様子は、圧巻。海のお祭りです。
カツオドリ祭り
あと、メイキングが凄い。
サメを押しのけながら、海中を撮影するプロ魂も見応えあります。
命を懸けているのではなかろうか。そんな気がします。
それくらい真剣に仕事がしたいです。
最近、この番組の話題ばかりですが・・・
とにかく圧巻ですから、ぜひ観てください。
-
動物には水が必要です
2010年06月11日
BBC EARTH グレート・ネイチャー ブルーレイ・デラックスBOX [episode2-6] 3枚組 [Blu-ray]
クチコミを見る引き続き、BBCのグレート・ネイチャーを観ています。
今回は、Episode3 ヌーの大移動を観ました。
ヌーは1年を通じ、水や草のあるところを目指し、移動をし続けます。永遠の旅人です。
対して、ライオンは、自分の縄張りがあり、1年中、そこから離れることがありません。
季節の変化によって、途中、水不足になったり、食べ物(動物)がなくなったりし、息絶える者もいます。自然の厳しさを感じます。
こういう番組を観ると、「水って大切なんだな」とつくづく思います。
そういえば、昔、自転車でキャンプをしながら旅行していたときも、水とトイレットペーパーの確保はとても重要でした。
いつでもおいしい水が飲める今の環境に感謝します。
-
弁護士事務所のセキュリティの重要性
2010年06月05日2010年6月2日、横浜市中区の「横浜みらい法律事務所」で、弁護士の前野義広さん(42)が刺殺されました。
弁護士業界内で話題になっています。
まだ犯人は捕まっていないようですね。
弁護士は、民事の場合、争いあっている紛争の当事者の一方の代理人として、相手方と交渉したり、裁判をしたりします。
まさに紛争のまっただ中に飛び込むことになりますので、恨みを買うこともしばしばです。
しかし、それを暴力、しかも今回は暴力の最たるものである殺人によって解決するようなことは許されることではありません。
一刻も早い犯人逮捕を望みます。
最近ではセキュリティに気を遣う法律事務所も増えてきました。
私の事務所でも、専用のキーがなければ執務室にも会議室にも入室ができないようになっています。
キーを忘れて外出すると、事務所に戻ってきた時、入室できません。
ちなみに、この事件で何件か問い合わせを受けたのですが、「横浜みらい法律事務所」と、私の「みらい総合法律事務所」は、関係ありません。
三菱 LEDライト付防犯ブザー KA-9401B
クチコミを見る
ノムラテック ウインドロック サッシ用補助錠 ブロンズ N-1040
クチコミを見る -
野生動物の映像ならコレ
2010年06月04日
BBC EARTH グレート・ネイチャー ブルーレイ・デラックスBOX [episode2-6] 3枚組 [Blu-ray]
クチコミを見るまだepisode2(サーモン・ラン)しか観ていませんが、テレビに釘付けになります。
Blu-rayがおすすめです。映像が美しいです。
鮭は、ある季節が来ると、自分が産まれた川に戻り、産卵をします。その途中、川の水不足や、クマなどの障害に突き当たります。
水不足は雨が降らなければ解決しません。
その時、雨が降ります。
何百年もの間、それが繰り返されてきたのでしょう。
クマにもドラマがあり、必死に鮭を捕獲しようとします。
それぞれが必死に生き抜こうとするなかで、絶妙の調和が保たれ、それがずっと続いているのです。
私たち人間も、それぞれが必死に生き抜こうとしていますが、はたして調和が保たれているかどうか・・・
とにかくおすすめです。
-
「交通事故訴訟における脊髄損傷と損害賠償実務」増刷決定
2010年06月03日「交通事故訴訟における脊髄損傷と損害賠償実務」(ぎょうせい)の増刷が決定しました。
売れているようです。
脊髄損傷により麻痺が生じて介護が必要な状態なったような場合には、将来の介護費用も請求できます。
この将来の介護費用については、特に在宅介護の場合、保険会社は、裁判で認められる介護費用相当額を提示してくることは滅多にありません。
この本で過去の裁判例をご確認ください。
交通事故脊髄損傷のご相談は、こちらから
http://www.jiko-sos.jp/ -
税理士に対する損害賠償急増
2010年06月03日本日の日経新聞によると、税理士賠償保険の支払総額が急増しているとのことです。
2000年度は約4億円の支払額だったのに対し、2008年には倍の約8億円にも達しているといいます。
私のところにも、税理士の先生方から、損害賠償のディフェンスの相談が寄せられます。
税理士でお困りの先生は、ご相談いただければと思います。
税理士の場合、結果が数字に表れるので、ミスをした場合、訴えられるケースが多いようです。
このような状況に鑑み、税理士の中には、セカンドオピニオンの相談を受け付けることをビジネスにしている方もいます。
会社経営者で「税金を払いすぎているのではないか」と感じている方は、検討してみてもよいのではないでしょうか。
ちなみに弁護士の場合もセカンドオピニオンがあってもよいと思います。
ただ、弁護士の場合には、弁護士によって方針がガラリと変わります。色々な意見を聞きすぎると混乱しますので、見極める力が必要となります。
情報社会の中で生き抜く中で、正しい答えを探し出す力、見極める力がますます強まっています。
関連記事
税理士が関与先からの損害賠償請求を防ぐ方法(その1)
税理士が関与先からの損害賠償請求を防ぐ方法(その2) -
チーズはどこへ消えた?→頂きはどこにある?
2010年05月01日大ベストセラー「チーズはどこへ消えた?」の著者であるスペンサー・ジョンソン氏の著作です。
「チーズはどこへ消えた?」は、変化に対処する心構えを説くものでしたが、本書は、一歩先に行き、「どのように変化に対処すべきか」についての心構えを説くものです。
周りに起こる出来事は、自分の見方によって、良くも悪くもなる、と言います。
同感です。
1時間もあれば読めるので、今、自分が、「不幸だ」「不運だ」と感じている人は、一読してみてはいかがでしょうか。
簡単にはいかないかもしれませんが、訓練することにより、この心構えは習慣になると思います。
順番としては、
「チーズはどこへ消えた?」→「頂きはどこにある?」
が良いと思います。
-
サブウェイ123を観た。犯人との交渉。
2010年04月29日サブウェイ123を観ました。
立場の違う男同士の、息詰まる(行き詰まる?)交渉です。
退職間際の平凡な男が、偶然事件に巻き込まれてゆくところから、ストーリーは始まります。
地下鉄を乗っ取ってしまうのですが、そういえば、踊る大捜査線シリーズにもそのような設定がありました。
交渉人 真下正義 プレミアム・エディション (初回限定生産) [DVD]
クチコミを見る交渉に関する本を何冊か出しているので、交渉が出てくる映画はなるべく観るようにしています。
思いどおりに他人を動かす交渉・説得の技術―現役弁護士が書いた (DO BOOKS)
クチコミを見る
弁護士が教える 気弱なあなたの交渉術
クチコミを見る
最近、また交渉に関する執筆のご依頼が増えてきました。