思いと行動のちから
昔、若い旅人のソウタロウがある山奥の村にたどり着いた時、飢えと疲労で倒れてしまいました。そのままでは死んでしまいます。
運良く村人が通りがかり、助けてくれました。
その村には、自分の運命を映し出す不思議な鏡がありました。
ソウタロウは、元気になると、ある日、その鏡を見せてもらうことになりました。
ソウタロウが鏡の前に立つと、鏡には荒れ果てた土地が映し出されました。その土地には誰もおらず、風が吹き荒れる中、孤独な影が一人で歩いています。
「これが自分の運命なのかっ!?」
ソウタロウが驚いていると、鏡に次のような文字が浮かびました。
1.目標を定めよ。
2.やったことの限度でしか結果は出ない。
3.他人に貢献せよ。
4.強く思え。
ソウタロウは困惑しましたが、試してみることにしました。彼は毎日、次のようなことを念じました。
「私は自分を助けてくれたこの村に恩返しをしたい。畑を耕し、食べ物が豊富で住みやすい村にする!」
一週間後、再び鏡の前に立ったソウタロウは驚きました。今度は、広々とした緑の大地が映し出され、そこには彼が村人たちと一緒に楽しそうに働いている姿が見えたのです。
それから、彼は行動を起こしました。
土地には雑草がたくさん生えていました。
抜いても抜いても生えてきます。
1週間さぼった時には、辺り一面雑草になってしまいました。
彼は毎日、雑草を抜き、飼料や水をやり、畑を育てました。
その結果、広大な畑でたくさんの食べ物ができました。彼のポジティブな姿勢は周りの人々にも伝わり、村全体が活気づきました。
ある日、ソウタロウは、ふと思い出しました。
今、目の前に広がる光景は、あの不思議な鏡に写っていた光景とそっくりだということを。
そして、気が付きました。
自分の未来は、「思い」と「行動」で変えられるということを。
・目標を定めなければ、その目標に到達することはできません。
・目標への道のりには、雑草のように次から次へと障害が発生し、それをクリアしなければなりません。
・自分の行動した限度でしか結果が出ません。
・他人への貢献が力を生み出します。
・そして、それらを強く念じることで行動することが可能になります。
あなたの鏡には、何が映っていますか?
メルマガ登録は、こちら。
https://www.mag2.com/m/0000143169