弁護士の事件とテレビドラマ | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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弁護士の事件とテレビドラマ

2005年06月15日

弁護士は通常同時に数十件の事件を受け持ち、並行処理しています。定型的な事件を扱う弁護士は、100件を超える事件を同時並行処理していると思います。
 
そのような話をすると「よく記憶が混同しませんね。」と言われます。
 
しかし、実はたいしたことではありません。
 
弁護士が事件を記憶するときは、ストーリーとして記憶します。ストーリーとして記憶していれば、記憶が混同することは普通ありません。たとえば、週にいくつもの連続ドラマを見ている人は、それぞれのドラマをストーリーとして記憶していますので、別のドラマと記憶が混同することが普通はありません。
 
したがって、弁護士が同時に数十件の事件を記憶の混同なしに処理するのは、特別な記憶力によるものではなく、全く普通のことです。
 
それよりも、それを処理していく時間の方が大変です。