勝敗タイプの説得法 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
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勝敗タイプの説得法

2020年05月04日

あなたの周りに、

「それって、負けじゃないの?」

「今回は、勝ったと言っていいしょう」

というような口癖の人は、いませんか?

もし、いたら、その人は、私の性格分類では、「勝敗タイプ」の可能性があります。

人はたいてい、何らかの価値観を優先して、物事を決定しているものです。

他人にどれだけ貢献できているかによって、自分の価値を感じる人、物事を全て勝負事と捉え、自分が勝ったか負けたかで自分の価値を感じる人、と、人それぞれです。

「勝敗タイプ」は、物事を全て勝負として捉え、自分が勝ったか、負けたか、を物事の判断基準にします。

このような人に対して、説得をする時は、損得を前面に出しても響きません。

「多少得したとしても、相手の方がメリットが大きいので、これじゃ負けたも同然じゃないか」

と言われてしまいます。

したがって、勝敗タイプに対しては、その選択をすることによって、相手は勝負に勝ったと言えるのだ、という方向で説得すると説得しやすいと言えるでしょう。

たとえば、交渉していて、かなり有利な結論になりそうな時、最後に少し情報すれば交渉成立だ、という段階で、「最後に譲歩なんかしたら、負けたことになる。一切譲歩しないぞ」などと言い出すことがあります。

損得よりも勝ち負けの方が重要なのです。

損得タイプの人から見たら、理解不能の行動に出るようなこともありますが、それは、重視している価値観が違うためです。

このように、相手を説得するには、相手がどんな価値観を持っているか、を分析し、その相手のタイプに応じて説得方法を使い分けていくのが有効な交渉法となります。

そんな交渉術を1冊にまとめました。

面白い本にできたと思いますので、ぜひ読んでみてください。

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