日経新聞から取材を受けました。
2012年09月24日
本日付けの日経新聞に、私の取材記事が掲載されました。
内容は、事業承継の特集です。
中小企業の多くが、後継ぎ不在を理由として、廃業してしまっています。
とても、もったいことです。
私は、事業承継に信託を活用できないか、ということで取材を受けました。
(信託法の本を書いているためです)
信託の仕組みは、難しいのですが、非常に自由度の高い制度です。
たとえば、妻と長男、次男がいるとして、遺言書では、財産を誰に譲るか、というところまでしか決められません。
しかし、信託を使うと、財産を、まず妻に、妻が死んだら長男に、など、今後のことを非常に柔軟に決めることができます。
あるいは、自分が死んだ後、所有するマンションの管理を誰に任せ、賃料収入のうち、いくらを妻に、いくらを長男に、いくらを次男に、ということも可能です。
その後、10年したら、マンションを売却して、その売却代金のうち、いくらを長男に、いくらを次男に、ということも可能です。
事業承継や相続対策で多いに活用されるといいと思います。