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自分ができることに集中する

 >自分ができることに集中する

2011年4月24日

男は、今日も畑に出た。

前の晩に少し酒を飲み過ぎたため、寝坊した。

太陽は、すでに高く昇っている。

男が今日すべきことは、雑草を刈ることだ。


太陽が照りつける中、男は雑草を刈る。

ひたすらに。


次第に太陽が傾いてきたが、まだ半分も終わっていない。


明日は明日の仕事がある。


雑草刈りは、今日中に終わらせなくてはならない。


「このままじゃ終わらない」


男はイライラした。


「なぜこんなに日が沈むのが早いのだ」


ついに男は、太陽に向かって叫んだ。


「雑草を刈り終わるまで沈まないでくれー!」


しかし、太陽は、そんな男の叫びを聞いていないかのように、静かに地平線に沈んでいった。


男はふてくされて、持っていた鎌を放り出し、新しく現れた月を見ながら、ひそかに持ってきた酒を飲み出した。


「こんなに日が短くなければ、仕事が終わったのに・・・」



太陽は人間にはコントロールすることができない。

コントロールできないことにイライラしたり、悩んだりしても仕方ない。

どう対処するかが問題だ。


たとえば、自分の出生を恨んでも仕方ない。もう生まれたのだから。

どう生きるかが問題だ。


私たち弁護士で言うと、司法改革により、弁護士人口が増大している。

反対運動をするのはいいが、個人の力では制度自体を変えたりすることはできない。

イライラしたり、悩んだりしても仕方ない。

その中で、どう生きてゆくかが問題だ。


物語の男は、太陽に対してイライラしたり、悩んだりしても仕方ない。

自分でコントロールできることに集中すべきだ。

その日に雑草を刈り終わらなければならないならば、朝早く家を出るべきだ。

飲み過ぎて遅刻すると思えば、前の晩、酒を控えるべきだし、早く寝るべきだ。


自分でコントロールできることに集中すれば、自分でコントロールできないことに対してイライラしたり、悩んだりすることがなくなるだろう。



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