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片付けのマインドセット
2023年12月25日こんにちは。
弁護士の谷原誠です。
これから大掃除に取り掛かる人もいると思います。
その時に役立つ情報です。
「プロスペクト理論」というものがあります。
これは、利益を得るよりも、損失を回避する方を選ぶという人間の傾向をといいます。
行動経済学の概念で、ダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーが提唱しました。
プロスペクト理論の一つと位置づけられたものの中に「保有効果」があります。
これは、自分の所有物を実際の価値よりも高く見積もったり高い評価をしてしまうことで所有する前とあとでモノに対する価値観が変わってしまう心理です。
この結果、自分の所有物を捨てることに抵抗を感じることになり、家の中が物で溢れ返ることになります。
部屋を整理しようとして、物を一つずつ手に取ると、捨てるのがもったいないと感じるようになります。
近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」は、大ベストセラーになりましたが、この片づけ方法は、実は、保有効果による影響を回避する手法が採用されています。
その手法は、簡単に言うと、「心がときめくモノだけを残し、あとは全部思い切って手放す」というものです。
しかし、この行動の前に極めて重要なステップがあります。
それは、例えば、洋服を片付ける際には、「家の中の全て洋服を引っ張り出して一箇所に集める」という行動です。
自分がクローゼットに行って、しまってある洋服を一つずつ触る方法では、「手放すかどうか」と考えて保有効果が働いてしまいます。
しかし、家の中の全て洋服を引っ張り出して一箇所に集めると、その時点で、一旦「手放し」たことになり、その中から「ときめく洋服だけを保有する」という思考に切り替わります。
その結果、保有効果が働かなくなる、というメカニズムです。
ですから、こんまりさんの方法をやってみる時には、そのとおりに行う必要がある、ということです。
この保有効果が強力ですので、
・モノを整理する時
・誰にモノをあげる時
・モノを売却する時
・モノを捨てる時
などの場合には、一旦、そのモノを手放すよう思考のフレームワークを転換することが望ましい、ということになります。
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約束を守らせる
2023年12月18日「約束を守る最も有効な方法は、決して約束しないことだ。」(ナポレオン・ボナパルド)
それほど、約束は破られるものだ、ということです。
軽い約束で、破られても何の影響もない、ということだったらいいのですが、ビジネスに直結する約束は破られると売上にも影響してしまいます。
ある病院が、患者が予約をしたものの、予約を勝手に破って困ったことから、ある企業に相談しました。
そこで、その企業が患者に予約を守らせるための方法を開発する実験を行います。
その実験では、患者が予約をする際に、「予約の日時を患者に復唱させる」という方法を試してみました。
その結果、予約を守らない患者の割合が、「3.5%」減少したそうです。
ちょっと微妙ですね。
そこで、次の実験では、患者が予約をする際に、「登録番号が必要となりますので、メモをしてください」と言って、紙に、例えば「24383」などの登録番号をメモしてもらったそうです。
この結果は、どうだったでしょうか?
予約を守らない患者の割合は、「18%」減少したそうです。
かなりの減少です。
実験を行った企業では、この実験において、約束を守らせるための方法は、「相手にひと手間かけさせること」であると解釈しました。
手間をかけさせればかけさせるほど、約束を守る確率が上がる、ということです。
これは日常生活にも簡単に応用できそうです。
約束を守って欲しかったら、その場で何かを書かせたり、「今日、どこそこに行ってアレを買って明日持ってきてくれる?」と頼んだり、何らかの手間をかけさせる、ということです。
ただ、日常生活では、約束を破られても動じない自分を養っていくことの方がもっと重要だったりします。
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ストレスに対処する
2023年12月11日現代社会は、ストレス社会です。
膨大な仕事に対するストレス、上司に対するストレス、家庭生活でのストレス、友人関係でのストレス、ママ友との人間関係でのストレス、将来への不安に関するストレス。
他人と関係しないところでも、家の柱に足の小指をぶつけて激痛が走り、それ以後ずっとイライラしてしまうかもしれません。
ストレスに対処する方法は色々ありますが、その一つが瞑想です。
「瞑想」と聞くと、とたんに偏見から、神秘的なもの、あやしいもの、単なる思い込みだ、などと無意識に反応する人がいるかもしれません。
しかし、瞑想をすることによって、「意識の切り離し」ができるようになります。
こんな実験があります。
ウィスコンシン大学マディソン校の研究者たちは、瞑想の初心者と瞑想の熟練者の各グループの被験者の足にそれぞれ高温のワイヤーをあててやけどを負わせ(ひどいっ!)、その後、MRIで脳の反応を観察しました。
すると、ワイヤーをあてられた時には、両グループとも「熱い!」となり、同じ反応だったのですが、その後、瞑想の初心者はずっとストレス反応を出し続けたものの、瞑想の熟練者はストレス反応がなくなった、ということです。
ここからは、私の解釈です。
瞑想の初心者は、ストレスと自分の意識が一体化してしまっており、ストレスに振り回されていたにもかかわらず、瞑想の熟練者は、ストレスと自分の意識を切り離し、やけどで肉体的不快感はあるものの、ストレスからは開放されていた、ということです。
なぜ、瞑想により「意識の切り離し」ができるか、というと、瞑想そのものがその訓練になっているからです。
瞑想も色々やり方がありますが、例えば、ローソクの炎に集中する、呼吸に集中する、などの方法があります。
これは、雑然と頭に湧いてくる仕事のことや過去のこと、将来のこと、などを切り離して、目の前のことに集中する訓練になります。
その訓練を続けていると、自分の精神状態を客観的に観察することができるようになり、ストレスを感じた時には、「あっ、ストレスを感じているな」、怒りを感じた時には、「あっ、怒りを感じているな」とその感情を切り離して観察することができるようになるからではないかと考えています。
その結果、ストレスをコントロールすることができる、というわけです。
ということは、この訓練は、瞑想でなくてもいいわけで、中国武術の立禅でも、ヨガでも、日常の雑念を切り離して何かに集中する作業であれば、いい、ということになります。
ちなみに、私の場合は、筋トレです。(キリッ!)
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後悔しないために
2023年12月04日あなたは、これまでに後悔したことがあるでしょうか。
ほとんどの人は、何らかの後悔をしたことがあるでしょう。
では、その後悔は、
(1) 何かをしてしまった後悔でしょうか。
(2) 何かをしなかった後悔でしょうか。
実は、「後悔」には、この2種類があるそうです。
そして、たいてい、どちらの後悔もしているはずです。
では、どちらの後悔の方が大きいのでしょうか。
それは、(2)何かをしなかった後悔、の方が後悔が大きいそうです。
何かをしてしまった後悔は、その一点について後悔するだけですが、何かをしなかった後悔については、「もし、~をしていたら」などと、無限に思考が広がっていくことが原因と考えられます。
後悔について研究をしているニール・ローズ博士によると、人間は、必ず後悔するものだと言います。
そうであれば、行動を起こして後悔した方が精神的ダメージが少ないことになります。
私達は、今までに、無数の失敗を繰り返し、「どうせやっても無駄だろう」などという思考に邪魔をされ、行動を起こしにくくなってしまいます。
これを学習性無力感と言います。
また、失敗すると後悔するので、成功の保証がないことについては、なかなか行動を起こしにくくなっています。
しかし、失敗した後悔よりも、行動を起こさない後悔の方が大きい、ということであれば、思い切って行動を起こした方が良い、ということになりますね。
終末期医療の専門医である大津 秀一さんが書いた「死ぬときに後悔すること25」の中にも、「自分のやりたいことをやらなかったこと」というものが出てきます。
もし、あなたが今、何かをやりたくても行動を起こせないでいるならば、死ぬときに後悔しないよう、すぐに行動を起こすことをおすすめします。
「我、事において後悔せず」(宮本武蔵)
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セルフ・バインディング
2023年11月20日あなたは、今、何かに依存しているでしょうか。
これは、「誰かに」ということではありません。
例えば、
・1時間スマホを触らないのは耐えられない。
・1日中ゲームをやってしまう。
・気づくと甘いお菓子を食べている。
など、行動の依存のことです。
「やめたくてもやめられない」という状況に陥っているか、ということです。
南カリフォルニア大学の研究によると、41%の人が、過去1年間に少なくとも1つの行動に依存していた、ということです。
ですから、このメルマガの読者の半分に近い人が、何らかの行動に依存していることになります。
ある行動に依存してしまうのは、ドーパミンが関係していると言われています。
ある行動をしたことでドーパミンが分泌されて快楽を感じるため、よりその行動を求めるようになるということです。
このような依存状態を解消する方法はあるのでしょうか。
以前、動画で行動をやめるための方法を取り上げました。
それは、1つめは、行動のヘルプを取り除く、2つめは、動機付け条件を取り除く、3つめは、行動のハードルを高くする、ということです。
今回は、また違った切り口を取り上げます。
スタンフォード大学医学部教授のアンナ・レンブケ先生の著書「ドーパミン中毒」を参考にします。
1つ目は、物理的な隔離です。
スマホの場合は、別の部屋に置く(私が何年も採用している方法でもあります)、アプリをインストールする、などの方法です。
2つ目は、時間の制限です。
スマホの場合は、午前中は一切触らないようにする、などの方法です。
ゲームでは、夜20時からしかやらない、などの方法です。
3つ目は、ジャンルの制限です。
依存しているジャンルから自分を遠ざける方法です。
ゲームの場合は、ゲーム関係のテレビ番組、映画、ニュースなど、ゲームに関する情報を遮断します。
スマホ自体のジャンルを制限するのは難しいかもしれませんが、スマホの中ではまっているアプリに関する情報を遮断します。
以上のような方法をセルフ・バインディングというそうです。
もし、あなたが何かにはまって依存しているようであれば、試してみていただければと思います。
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刺激の前にポジティブに。
2023年11月13日以前に、自分が体験する出来事は、ポジティブにもネガティブにも捉えることができることについて、心理学の実験をご紹介しました。
しかし、理屈ではわかるけれども、実際には難しいよ、という人もいるでしょう。
では、どうすればポジティブに考えることができるのか、についてお伝えしたいと思います。
ご紹介した心理学の実験は、以下のようなものです。
心理学者のラザルス氏は、次のような研究を行いました。
被験者を4つのグループに分けて、ショッキングな映像を見せました。
ただ、その前に、それぞれにグループに次のような前置きを伝えています。
これから視るのは、
・苦痛を与える映像
・喜びにつながる映像
・文化を観察するための映像
・前置きなし
すると、ショッキングな映像を視てストレスが大きかったのは、
・苦痛を与える映像
・前置きなし
のグループでした。
反面、次のグループは、ストレスが低かったのです。
・喜びにつながる映像
・文化を観察するための映像
つまり、私達が体験する出来事は、私達がそれをどう捉えるかによって私達の精神に与える影響が違ってくる、ということです。
今回、お伝えしたいのは、映像を見せてから前置きを伝えたのではなく、映像を「見せる前に」前置きを伝えている、という点です。
ある出来事を体験した場合には、その体験のプロセスにおいて、すでに自分の中でポジティブあるいはネガティブな捉え方が形成されてしまいます。
ある刺激があったら、それに対して無意識的に反応してしまっている、ということです。
したがって、ある出来事を体験する前に、ポジティブなマインドセットをしておくことにより、体験する出来事をポジティブに捉えることが可能になる、ということです。
では、どうすればいいか、というと、残念ながら、日々意識的に訓練するしかありません。
ある出来事を体験した時に、すぐに無意識的に「反応」するのではなく、一度出来事をニュートラルに受け止めた上で、自分で出来事の意味を考えてみる、という訓練をひたすら繰り返すことです。
私達はパブロフの犬ではありません。
刺激と反応の間に、自分の選択を入れて、自分の感情をコントロールしたいものです。
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何でもセルフトーク
2023年10月30日あなたは、今の仕事が好きで、楽しんでやっているでしょうか?
「イエス」
と答える人もいるでしょう。
しかし、「楽しいはずがないじゃないか」「辛い」「辞めたい」と思っている人の方が、むしろ多いのではないでしょうか。
大好きな野球を仕事にし、前人未到の記録を打ち立てた元大リーグのイチローさんも、「おしえて!イチロー先生」の中で、大好きだったのが自分の仕事になると、大変なことがほとんどで、心から楽しめなくなるという現象が起きると語っています。
では、できることなら楽しんでやりたいこと、
・仕事
・勉強
・家事
などを、楽しんでやることは不可能なのでしょうか。
もちろん、イチローさんのように、極限まで自分を追い込んで仕事をしている人は別ですが、私達のほとんどは、自分の限界まで追い込んではいないはずです。
だったら、何らかの方法はあるはずです。
イギリスのポーツマス大学のリチャード・テルウェル教授は、トライアスロンの選手に、セルフトークをしてもらう、という実験をしました。
セルフトークというのは、自分で自分に話しかけることで、「練習は楽しい、面白い、練習が好きだ」などとイメージすることです。
その結果、選手のトレーニング時間が長くなった、ということです。
私はトライアスロンをしたことはありませんが、身体をいじめ抜くようなイメージがあります。
そんなスポーツでも、無意識にトレーニング時間を増やすことができた、ということです。
もちろん、反対の結果を得ることもできるでしょう。
仕事、勉強、家事などに対して、「嫌だなあ。やりたくないなあ。面白くないなあ。」と思っていたら、どうでしょうか。
どんどん嫌になり、やりたくなくなり、面白くなくなるでしょう。
この結果が、自分を増々不幸にすることは明らかです。
私達は、無意識のうちに、自分で自分を不幸にしているということです。
ですから、自分を不幸にしないためには、嫌だと思う仕事や勉強、家事などをしていない時間に、それらについてポジティブなセルフトークをして、そのポジティブな状態なまま、それらの作業に入ることです。
常に、自分をコントロールできるのは、自分しかいない、ということを意識しておきたいものです。
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イメトレは何にでも使える
2023年10月23日イメージトレーニングの重要性については、あなたも経験的に十分認識していると思います。
今回は、事前のシミュレーションも、イメージトレーニングに含めてお伝えします。
私は、現在では、法律事務所を経営しているので、常に第一線で相手方と交渉している、ということはありませんが、以前は、日々交渉と裁判に忙殺されていました。
交渉と裁判、裁判では特に尋問では、事前のイメージトレーニングがとても重要です。
交渉や尋問の前には、まず様々なシミュレーションを行い、想定する事態の範囲をできる限り広げます。
その上で、相手がどのような反応をしても対応できるよう、イメージトレーニングを繰り返していました。
事前のイメージトレーニングをするのとしないのとでは、現場対応に大きな違いが出てきます。
私の場合には、交渉や裁判ですが、プレゼンテーションでもそうですし、プライベートでの重要な話し合いでも、会社の会議でも、子供を説得する場面でも、全て同じです。
私の場合は、司法試験の受験場面についてもイメージトレーニングを繰り返していました。
想定範囲を広げ、イメージトレーニングを繰り返すことです。
ただ、科学的根拠なしに、何事も信じない人もいると思います。
そこで、イタリアの大学で行われた研究をご紹介します。
ニコロ・ベルナルディ氏は、プロのピアニスト16名を8名ずつに分け、1つ目のグループには、メンタルトレーニング、別のグループには、実際にピアノ練習をしてもらいました。
その結果、課題曲の演奏について、どちらも実際に効果があることがわかりましたが、やはり、実際にピアノ練習をした方が、わずかに効果が高かったそうです。
しかし、その差は、評価なので、どの程度かはわかりませんが、「わずか」です。
つまり、イメージトレーニングには、実際の練習ほどではないにしろ、相当の効果がある、ということです。
そうであれば、イメージトレーニングを活用しない手はありません。
もしかしたら、同じ練習、同じ仕事、同じ勉強をしていても人によって差が出るのは、それ以外の時間のイメージトレーニングも影響しているかもしれません。
イメージトレーニングを活用できるかどうは、私達の工夫次第です。
さっそく、今から行動しましょう。
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質問力を実験で検証
2023年10月16日こんにちは。
弁護士の谷原誠です。
このメルマガの読者であるあなたは、質問の力については、十分にご存知のはずです。
質問は、質問をされた人の思考をコントロールする力があります。
では、その力は、実験により証明されているのでしょうか。
こんな研究があります。
オハイオ州立大学の社会心理学者であるアンソニー・グリーンワルド氏は、被験者電話をかけ、選挙の前日に、「あなたは明日、投票に行きますか?」と質問したそうです。
その結果、質問されたグループが投票に行った確率は、86.7%、質問されなかったグループが選挙に行った確率は、61.5%だったそうです。
たった一つ質問されただけで、人々の行動にこれだけの差が出た、ということです。
この結果は、質問の力によって説明が可能です。
質問されると、人は、「質問されたことについて考えて、答えを出そうとする」という性質を持っています。
「あなたは明日、投票に行きますか?」と質問されると、「さて、私は明日選挙に行くだろうか、行かないだろうか」と二者択一で考えて、答える、ということです。
つまり、翌日の選挙について考える、ということであり、それだけで、脳に翌日の選挙が埋め込まれて、選挙に行く確率が高まることになります。
しかし、質問の力をよく理解していれば、更に効果的な質問方法に気が付きます。
電話をかけた時の質問を、「選挙で投票することが、なぜ大切だと思いますか?」などと質問することです。
すると、「選挙に行くべき理由」について、考えることになります。
選挙に行くべき理由について考えるわけですから、より一層、選挙に行く確率が高まるはずです。
このように、たった一つの質問によって、他人に影響を及ぼすことができる、ということを憶えておきましょう。
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環境を変えてやる気UP!
2023年10月09日仕事や勉強、デスクで何かに集中しなければならないのに、なぜかやる気がでず、集中できないことはないですか?
もちろん、あるでしょう。
安心してください。人間ですから。
そんな時、喫茶店など、普段と異なる場所に行くと、集中できたことはありませんか?
私もあります。
この現象は、人間の性質っぽいぞ、ということがわかる研究があったのでシェアします。
マイアミ大学の研究で、132人の被験者の行動を3ヶ月~4月にわたり記録しました。
すると、場所の変化が高いほど、ポジティブな感情が高まるという結果になったそうです。
また、MRI検査の結果によると、環境の変化と脳の報酬系に関わりがあるという結果になったそうです。
脳の報酬系が活性化すると、やる気が出たり、幸福感を感じたりするということです。
この結果から考えると、普段仕事をしている環境でやる気が出ない時は、外に出て、図書館や喫茶店などに行くと、脳の報酬系が活性化され、やる気が出てくる可能性がある、ということです。
自宅や職場でも、使えるかもしれません。
普段、自宅の書斎で仕事をしていて、やる気が出ないとき、リビングのテーブルで仕事を始めてみると、やる気が出る可能性がある、ということです。
普段の仕事や勉強で、なぜかやる気が出ない場合には、この方法を試してみましょう。
とにかく私達は、怠惰です。少しでも楽をしようとします。
外的刺激をとことん利用して、自分をコントロールしましょう。
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