競売と任意売却 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
メニュー
みらい総合法律事務所
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。

競売と任意売却

2005年11月16日

競売中の不動産の任意売却案件が増加しています。

不動産は高額なので、通常不動産を購入するときには、金融機関から借入をし、その不動産に担保を設定します。

しかし、借り入れたお金を返せないと、金融機関は、担保に取った不動産を売って貸金を回収しようとします。

債権者は、不動産を競売にかければいいわけですが、競売だとそれほどの高値で買受人が出てこない可能性が高いので、まずは任意で売却するよう求めます。

しかし、任意売却で良い価格で買ってくれる買受人が出てこない場合には、債権者は、不動産を競売にかけます。

ここで、債務者は、あきらめてしまうのが通常です。

しかし、銀行や債権回収会社から、不動産の競売を申し立てられても、それで終わりではありません。

競売中でも任意売却はできますし、ニューマネーを入れて債権を買い取ったり、その他方法もあります。

最後まであきらめず、よい方法を模索しましょう。