競売と任意売却
2005年11月16日
競売中の不動産の任意売却案件が増加しています。
不動産は高額なので、通常不動産を購入するときには、金融機関から借入をし、その不動産に担保を設定します。
しかし、借り入れたお金を返せないと、金融機関は、担保に取った不動産を売って貸金を回収しようとします。
債権者は、不動産を競売にかければいいわけですが、競売だとそれほどの高値で買受人が出てこない可能性が高いので、まずは任意で売却するよう求めます。
しかし、任意売却で良い価格で買ってくれる買受人が出てこない場合には、債権者は、不動産を競売にかけます。
ここで、債務者は、あきらめてしまうのが通常です。
しかし、銀行や債権回収会社から、不動産の競売を申し立てられても、それで終わりではありません。
競売中でも任意売却はできますし、ニューマネーを入れて債権を買い取ったり、その他方法もあります。
最後まであきらめず、よい方法を模索しましょう。