人を見抜く8つの方法 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
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人を見抜く8つの方法

2024年07月29日

こんにちは。

弁護士の谷原誠です。

中国の兵法書の古典に、「六韜(りくとう)・三略」というものがあります。

この中に、相手を見抜くための「選将」という箇所があります。

これは、8つの方法からなっており、この8つの方法を試してみれば、その人がどんな人間であり、どれだけの能力をもっているかどうかがたちどころに判明するというものです。

8つの方法とは次のとおりです。

1 言葉で質問し、その答え方や回答の内容を観察する。

2 矢継ぎ早に質問を浴びせて、その反応と変化を観察する。

3 間者を使って裏切りを誘い、誠意のほどを観察する。

4 表だって質問し、その人柄を観察する。

5 金銭を扱わせて、その廉潔さを観察する。

6 異性を近づけ、その貞潔さを観察する。

7 困難な仕事を与えてみて、その勇気のほどを観察する。

8 酒を飲ませて酔わせ、その酔態を観察する。

8つの方法のうち、

1、2、4は、質問により相手を見抜く方法です。

やはり、相手を知るには、相手に質問するのが有効だ、ということです。

ただ、漫然と質問をしていても、相手を見抜くことは簡単ではありません。

「あなたは、カレーが好きですか?」

と質問しても、相手のことはわからないわけです。

カレーのことを聞くより、「これからの人生、挑戦と安定の2つの道があるとしたら、どちらを選びますか?」のような自分が重視する価値観に迫っていくような質問の方が相手のことを知るきっかけとなります。

「3 間者を使って裏切りを誘い、誠意のほどを観察する。」
「6 異性を近づけ、その貞潔さを観察する。」

これは、普通に生活を送っている場合には、使うことはなさそうです。

「2 矢継ぎ早に質問を浴びせて、その反応と変化を観察する。」

これは、相手を追及しているような場面では有効ですが、日常生活で頻繁に使うと相手にストレスを与え、人間関係によくないようです。

「8 酒を飲ませて酔わせ、その酔態を観察する。」

これは、多くの人が日常的に活用していますね。

酒に酔うと、その人の本性が顔をのぞかせます。

私も十分気をつけたいと思います。

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