駆け引き型の交渉 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
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駆け引き型の交渉

2022年07月25日

今回のYouTube動画は、

【交渉術】最後に更に譲歩を迫るテクニック。交渉術著者が解説。

交渉は、人対人なので、これ以上、譲歩を迫りにくい、という最終場面があります。

しかし、この方法を使えば、簡単に再交渉をすることができます。

ぜひ、ご覧ください。

https://youtu.be/CSyUyj2WzJI
さて、

先週までは、ずっと「7つの習慣」を扱っていました。

第四の習慣により、交渉では、常に「WINWIN」を目指します。

そして、WINWINにならない場合には、取引をしない、という決断をすることを学びました。

しかし、私は弁護士として、日常的にWIN-LOSEの交渉をしています。

たとえば、1000万円のお金を貸した人から債権回収を依頼されたとします。

私は債務者に対して、1000万円を返すように求めます。

債務者は、なんとかして、債権を減額するよう求めます。

私はできるだけ高額の弁済を求めます。

この場合、一方が勝てば、一方が負けることになります。

途中、「では、一緒にビジネスをしましょう」とはならないわけです。

そこで、私は、駆け引き型交渉のテクニックを駆使します。

500万円を落とし所と考えていたら、以前にやった「アンカー」のテクニックにより、1000万円を提示します。

アンカーを使うことにより、有利に交渉を進めようとします。

返報性の法則を使い、自分が譲歩したら、すぐに相手に対して譲歩を求めます。

ただ譲歩を求めるよりも、自分が譲歩した直後の方が、譲歩しやすい心理状態になっているためです。

交渉テクニックには、始めに使うもの、中盤で使うもの、最後に使うもの、というタイミングによって使い分けるものもあります。

そして、最後の最後、もう相手は譲歩しないだろう、という段階で、さらに譲歩を迫るテクニックがあります。

You Tubeで解説しました。

ぜひ、ご覧ください。

https://youtu.be/CSyUyj2WzJI

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