交渉における有効なツール(権限)
今回のYouTube動画は、
【交渉は始めが9割】初動を間違えると、これだけ不利になる。交渉術著者が解説。
交渉は、お互いが自分に最も有利になるよう駆け引きをします。
最初の対応を間違えると、取り返しがつきません。
注意点を解説します。
ぜひ、ご覧ください。
さて、
あなたが部材をある会社に購入してもらうよう営業活動をしているとします。
購入担当者と交渉を重ね、クロージングに入ります。
「この金額でいかがでしょうか」
すると、相手の購入担当者は答えます。
「わかりました。では、弊社の購買会議に、この金額で提出してみたいと思います。結論が出たら、ご連絡します」
そして、翌週、連絡が入ります。
「実は、購買会議で承認が取れませんでした。あと5%の値引きがなければ承認できない、という結論になりました」
さあ、あなたとしては、どう対応するでしょうか。
5%の値引きをしなければ、この取引を失ってしまいます。
5%の値引きをする可能性があるのではないでしょうか。
相手の会社に「購買会議」なるものが存在するのかどうか、それは定かではありません。
しかし、いくら頑張って交渉して担当者との合意ができそうになったとしても、「承認権者」を持ち出されると、その結論を待たなければならなくなり、さらなる譲歩を迫られることがあります。
私達弁護士も交渉権限を持っていますが、常に最後には、「では、これで依頼者の承認が得られるかどうか、相談してみます。少し時間をください」というセリフを懐に入れています。
ここでも、弁護士と依頼者が相談したかどうか、どのような話になったのか、は、相手にはわかりません。
このような「承認権者」がいると、交渉の幅が広がりますので、意識してみると面白いでしょう。
しかし、始めの段階で、「私が全ての決定権限を持っています」などと言ってしまうと、この方法はとれなくなってしまうかもしれません。
交渉では、初動がとても大切なのです。
なぜ、大切か、具体的な事例を用いて説明します。
You Tubeで解説しました。
ぜひ、ご覧ください。
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