入試問題流出事件、逮捕へ
2011年02月03日
京都、早稲田、同志社、立教の各大学の入試問題がインターネット掲示板「ヤフー知恵袋」に投稿された事件で、仙台市に住む男子予備校生(19)について、京大入試の問題を掲示板に投稿した疑いが強まったとして、偽計業務妨害容疑で逮捕状を請求する方針を固めたそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110303-00000477-yom-soci
偽計業務妨害罪で立件するには、業務を妨害したと言えなければなりませんが、今回は、おそらく不正行為によって、大学における入試の合否を判定する業務が煩雑になり妨害された、ということでしょう。
携帯電話からインターネットに投稿した場合、すぐに携帯電話が特定されます。
「ヤフー知恵袋」を運営するヤフーに照会をかけると、IPアドレスが判明します。
そこから携帯電話の「個体識別番号」が判明し、それを携帯キャリアに問い合わせれば、携帯電話の契約者が特定されてしまうのです。
今回は、携帯電話の契約者は、男子予備校生の母親だったそうで、この予備校生は、母親に対しても大いなる迷惑をかけてしまったことになります。
インターネット掲示板は匿名だから、何をしてもいい、と思っていると、いきなり逮捕、ということもあり得ます。
節度をもって利用すべきですね。