「ベンツ」に「ベンツ」と書いて、なぜ逮捕? | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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「ベンツ」に「ベンツ」と書いて、なぜ逮捕?

2011年02月04日

3月3日、千葉県内の駐車場に止めてあった高級外車「ベンツ」の車体に、自宅の鍵で「ベンツ」と削り書きしたとして、器物損壊罪の現行犯で、開業医(58)が逮捕された。

被疑者は「自分もベンツが欲しかったが、買う金がなかった」と容疑を認めている。

器物損壊罪は、他人の物の本来の効用を失わせる行為である。自動車を傷つける行為も、これに該当する。

もちろん、「ポルシェ」に「ベンツ」と書いてもダメだ。

車体に「無罪」と書いても有罪だ。

「夜露死苦」と書けば、仲間内ではヒーローかもしれないが、すぐ逮捕だ。

つまり、落書きはやめた方が良いということだ。