逆らえない規範で交渉する
メルマガより
今回のYouTube動画は、
【異世界交渉術】winwinよりもっと得をする交渉術。10万部著者が解説。
交渉は、お互いに譲歩をしあいながら進んでいくことが多いです。
どこかで妥協します。
しかし、異世界なら、譲歩の必要がありません。
異世界交渉術をぜひ、ご覧ください。
さて、
「ウォートン流 人生のすべてにおいてもっとトクをする新しい交渉術」スチュアート・ダイヤモンド (著), 櫻井 祐子 (翻訳)に、こんな話が載っています。
ある学生が、マックフライポテトを買いに、閉店間際の22時55分にマクドナルドに行きました。
出てきたポテトは、かなり前に作ったもので、湿っぽかったそうです。
そこで、学生は揚げたてを希望しましが、店員は「あと5分で閉店なんですよ」と断ったと言います。
そこで、学生は、カウンターのチラシを手に取って、店員に示しました。
そのチラシには、「できたてのおいしさ」と書いています。
学生は、言います。
「ここは、マクドナルドですよね。このチラシには、営業時間を通じてできたてのメニューを提供します、と書いてありますよ。この店は23時までの営業ですよね。今は、まだ営業時間ですよね」
その結果、学生は、できたてのポテトを入手したそうです。
これは、交渉術では、「規範」の力を使った、と言います。
規範の力というのは、相手が逆らいがたい規範、ルール、慣行、過去の言動、約束などと現在の相手の態度が矛盾する際に、それを指摘する、という方法です。
たとえば、Amazonで商品を買ったところ、欠陥商品だったので、お客様サービス窓口に連絡をしたとします。
実際には、すぐに交換してくれるでしょうが、仮に、窓口担当者が非常に態度が悪く、つっけんどんな態度をとった場合には、Amazonの規範を探します。
すると、Amazonの企業理念「地球上で最もお客様を大切にする企業」を見つけます。
で、言います。
「御社の企業理念は、地球上で最もお客様を大切にする企業、で間違いないですか?私は御社から商品を購入したので顧客だと思いますが、だとすると、御社は、私にどんなことをして、大切にしていただけるでしょうか」
これが規範による交渉術です。
しかし、この規範による交渉は、相手の矛盾点を指摘するので、対立関係を生じます。
抵抗がある人もいると思います。
しかし、対立を生じないにもかかわらず、絶大な効果を発揮する交渉術もあります。
それが、「異世界交渉術」です。
YouTubeで解説しました。
ぜひ、ご覧ください。
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