時給3万5000円は高すぎるか? | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
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弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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時給3万5000円は高すぎるか?

2011年11月11日


原子力関連シンポジウムの「やらせ問題」で経済産業省が設置した第三者調査委員会の委員の時給は、3万5000円だったそうですが、支払い予想額が膨大となり、急きょ時給を3分の1以下に引き下げる事態になったそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111210-OYT1T00043.htm

過去の調査委員会委員の時給の例を見ると、8910円~3万5000円ということです。

時給3万5000円が高いか、安いか、ということですが、一般の感覚からすると、「かなり高い」ということになるでしょう。

しかし、例えば弁護士の場合、調査委員会の委員を委嘱されるような弁護士は、ある程度経験と実績を積んだ弁護士でしょうから、弁護士業務として考えると、時給3万5000円は、決して高すぎる金額ではありません。

むしろ、「安すぎる」と言われるかもしれません。

しかし、今回のような調査委員会は、ある程度公共の利害に関わることであり、社会貢献の一貫としての業務だとするならば、もう少し安くても良いのかもしれません。

私もテレビのニュースなどで、専門家として出演することがありますが、その際は、専門知識を有する者の責任として、社会貢献すべきとの考え方から、出演料がいくら安くてもOKしています。