弁護士数5倍!?
2006年11月23日
弁護士の数が5倍になるそうです。
すぐではありません。
50年後だそうです。日本弁護士連合会が、2006年11月22日に公表した「2006年版弁護士白書」で、予測されています。
現在の日本の弁護士数は約2万2000人ですが、新司法試験が始まったこともあり、弁護士数が急増しています。このペースで増えていくと、日本も大量弁護士時代に突入します。50年後には、国民770人に1人は弁護士だそうです。
弁護士の数が増えれば、弁護士に相談や依頼をしやすくなります。その意味で、弁護士を本当に必要としている方の利便性は向上します。しかし、これまでは弁護士が入るまでもなく話し合いで解決していたトラブルにも弁護士が入り込んできます。もちろん弁護士同士の話し合いになることにより解決がスムーズになる場合もあるでしょうが、より大きな紛争に発展する場合が多いでしょう。
また、弁護士の倫理の低下や弁護士による犯罪なども増加するものと予想されます。これについては制度や弁護士会の努力により工夫をしていかなければなりませんが、数が増えれば避け得ぬのが現実ではないか、と思われます。
利便性が向上するとき、必ずその裏でひずみが出てきます。何事もバランスが大切ですが、私たちは、そのバランスを上手に取ることができるのでしょうか。
ザ・ファーム 法律事務所
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