厳罰に処されても飲酒運転しますか? | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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厳罰に処されても飲酒運転しますか?

2006年11月28日

今年は、飲酒運転による交通事故のニュースが数多くありました。

それを受け、警察庁は、道路交通法の改正案をまとめたそうです。飲酒運転関係の主なものとしては、次のとおり。

1 飲酒運転の同乗者にも罰則を科す。
2 酒酔い運転の懲役刑を現行の3年以下から5年以下へ引き上げ

来年中の施行を目指すということです。

ニュース

この改正案には賛成です。酒に酔った状態では、反射神経や正常な判断力が減退します。ちょっとしたミスで、交通事故が起こります。

運転する側は、「俺は大丈夫」とか「仕方ないじゃないか」とか言いますが、交通事故の被害者の立場に立ったらどうでしょうか。

自分が交通事故に遭い、手足を切断したとします。あるいは交通事故で最愛の子供を失ったとします。

後で、加害者が酒に酔っていたと聞いたらどう感じるでしょうか。

こんなことが今、現実に起こっているのです。

交通事故被害者のための損害賠償交渉術