やらないことを決める勇気
私のメルマガ記事から。
自分の時間を有効活用するために、「今日1日でやるべきことを決める」ことはとても重要です。
そして、それを書き出しておく、ということも有効です。
なぜ、書き出すか、というと、頭で憶えておくように努力すると、それだけでウィルパワーを消耗し、かつ、集中力が低下するためです。
書き出して忘れてしまうことが重要となります。
それでも、なかなか計画どおりに生活できない、という方には、反対に、「やらないことを決める」という方法をとってみることをおすすめします。
私たちの1日は24時間です。
日中の集中力を重視している人は、睡眠時間も一定でしょう。
そうなると、使える時間は、1日のうち、決まった時間なわけです。
私たちは、毎日、この決まった時間の中でやりくりして生活しています。
この使える時間は、増えることはありませんので、日常生活の中に、新たにやることを追加することはできません。
新たにやることを追加するためには、何かを削らなければならないわけです。
「何を当たり前のことを」と思うかもしれません。
しかし、私たちは、「今日1日でやるべきことを決める」時に、あわせて、「そのために、今日できなくなること」を考えているでしょうか。
多くの場合には、「やるべきこと」だけを考えて、「時間がない」「時間がない」と言っていないでしょうか。
スマホにLINEが来るたびに返信を続け、1日のうちに膨大な時間をLINEの返信に費やして、「時間がない」と言っていないでしょうか。
1日に使える時間は決まっています。
しかし、その時間のうち、「やるべきこと」に使える時間は、「やらないこと」を決めることにより増やすことができます。
そして、やらないことを決めたら、同じように、書き出すことをおすすめします。
なぜなら、「やらないこと」を決めても、忘れてしまうからです。
書くことにより決意を文字にする、ということです。
そうしないと、惰性でついついやってしまうからです。
時間が足りなくて困っている方は、一度発想を転換してみていただければと思います。
「やらないことを決める。それが経営だ」(スティーブ・ジョブズ)