東京地裁27部講演会
2012年09月30日
昨日は、東京地裁の交通専門部である民事27部の裁判官5人による「交通事故に関する講演会」に出席しました。
毎年10月に行われる講演会で、最新の東京地裁の考え方を聞くことができるので、毎年参加しています。
話を聞くと、ここのところ、交通事故の事件の件数が増加傾向にあるようです。
平成23年は、平成22年と比べて新たに訴訟提起された件数が7.2%の増加、ということです。
弁護士が増えたこと、任意保険の弁護士費用特約が認知されてきたこと、が原因ですかね。
訴訟での解決では、あいかわらず高い和解率を誇っています。
東京地裁で行われる交通事故訴訟の69%が和解で解決しているそうです。
なんと、約7割の和解率です。
東京地裁27部の和解案は、よく作り込まれており、和解を蹴って判決になったとしても、和解案を微調整する金額で判決が出されるのが通常です。
そのようなこともあり、原告被告双方が和解に応じる確率が高くなっているのですね。
私たちも、引き続き最新の情報を仕入れ、研究しつつ、交通事故被害者の救済に邁進したいと思います!