弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜 - Part 2
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
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    リフレーミングで問題解決

    2024年04月22日

    こんにちは。

    弁護士の谷原誠です。

    ディズニー・ワールドは、夢の国として、世界中で大人気です。

    人気すぎて、アトラクションの待ち時間が長いことです。

    人気のアトラクションになると、何時間も待つ、ということもあるようです。

    そこで、ディズニーの経営陣は問いを立てます。

    「どうすれば入場者の待ち時間を短縮できるだろうか?」

    ・同時に入場できる人数を増やす。

    ・アトラクションの時間を短縮する。

    ・アトラクションの準備と終了後の時間を短縮する。

    など、色々なアイデアがあるでしょう。

    しかし、どれも限定的です。

    そこで、また、新しい問いを立てようとします。

    質問力によって、問いの立て方で思考の方向が決まってしまいます。

    どんな問を立てればよいでしょうか。

    ディズニーの経営陣は、次のような問いを立てます。

    「どうすれば入場者に待ち時間を楽しんでもらえるだろうか?」

    先程の問とは全く違う思考が広がっていくでしょう。

    待ち時間にアトラクションに関係する映像を見せたり、入場までの空間を楽しめるようにしたり、待ち時間の目安を示したり、などが考えられます。

    悪知恵が働く人は、質問力を犯罪のアイデアに使うこともあります。

    振り込め詐欺グループは、「どうすれば人を騙すことができるのか?」という問いを立てます。

    この問によって、トークスクリプトに磨きをかけたり、演技力を磨いたり、という方向に行動していきます。

    この問いを「どうすれば騙されやすい人を見つけられるか?」と変えると、どうなるでしょうか。

    今度は、老人のリストや過去に詐欺に遭ったことのある人のリストを探し出すでしょう。

    行動が全く変わってくるわけです。

    このように、何かを考える場合には、どのような問いを立てるかによって、全く違う結論に到達することになりますので、どのような問いを立てるかは、とても重要です。

    このように問題解決の場面で異なる見方で問題を捉え直すことを「リフレーミング」ともいいます。

    リフレーミングをするためには、質問力が鍵を握る、とういうことを憶えておきましょう。

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