黒ひゲイ危機一発 | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
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黒ひゲイ危機一発

2005年11月23日

ニュース記事から引用。

「人気お笑い芸人、レイザーラモンHGさん(30)をキャラクターに使った玩具を発売する「トミー」(本社・東京都)などに対し、同性愛者など性的少数者の教職員でつくる「セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク」(STN21、本部・京都市)が、同性愛者差別を助長するとして、発売中止を申し入れた。
 この玩具は、樽(たる)に剣を突き刺し、中の海賊が飛び出したら負けという人気玩具「黒ひげ危機一発」のHG版。「爆笑問題のバク天! 黒ひゲイ危機一発」という商品名で今月30日に発売を予定し、レイザーラモンHGさんの人形が「フォーッ」と叫びながら、飛び出す仕組み。
 (毎日新聞) – 12月23日19時52分更新
(記事)

現在、世の中に、同性愛者に対する差別というものが存在するのでしょうか。そのあたりから考えていかなければならないでしょう。

そして、この玩具が、本当に差別を助長するような玩具であれば、トミーも考えなければなりません。STN21は、「同性愛者やそれを連想させる人物を樽に入れて剣を突き刺して楽しむ玩具は差別で、子どもたちに「同性愛者は差別して良い」との意識を植え込む恐れがある」と指摘しているそうです。

しかし、私としては、この玩具が同性愛者に対する差別を助長することにはならないと思います。私は同性愛者ではありませんが、HGの玩具によって同性愛者への差別意識は全く芽生えません。というか思いつきもしませんでした。

一般的にはどうなのでしょうか。

全く意識しませんでしたが、このような抗議があったことが報道されると、今まで意識していなかったことを意識しだすことになってしまいます。抗議をすることによって、それまでなかった意識を芽生えさせてしまうこともあるような気がします。

私が持っている昔の「黒ヒゲ危機一発ゲーム」は、帽子をかぶり、ヒゲを生やした男が主人公です。しかし、「男を差別して良い。」という意識も、「帽子をかぶる人を差別して良い。」という意識も、「ヒゲを生やした人を差別して良い。」という意識も全く芽生えません。

今回のHGゲームも、それと同じように、特に差別意識を芽生えさせるものとは感じません。

レイザーラモンHGさんの人気に乗っていった方が、同性愛者に対する差別を解消する方向に進んでいくような気がします。

なお、トミー広報チームは「この玩具は、捕らわれた黒ひげを味方の海賊が救出するというコンセプト。」と言っているそうです。

ど、どこに書いてあったのだろうか

これも全く意識していませんでした。剣を突き刺すのがなぜ救出することになるのかがわかりませんでした。実は、剣で、捕らわれたロープを切るらしいのですが、作る側のコンセプトは、それを前提に消費者が遊ぶようなものでなければ、意味がないと思います。

普通は、飛び出させたら「負け」です。

みんなが知らないから、そのコンセプトは、トリビアでやっていたほどだと友人Kが言っていました。

なお、今、マジックマッシュルームが売られているかどうかわかりませんが、昔、ある店では、「観賞用」というコンセプトで売られていました。店の人に「これ、観賞用って無理ありませんか?食べるんでしょ?」と聞いても、あくまでも「観賞用です。」と言っていました。