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お笑い新世紀

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2010年11月29日

新しい時代の到来だ。

26日に毎年恒例の「M-1グランプリ」が開催され、「笑い飯」が悲願の優勝を果たした。

しかし、より多く笑いを取ったのは、新星「スリムクラブ」だろう。

「M-1グランプリ」は、視聴者にとって最も面白かったコンビが優勝するのではない。

面白さと同時に、芸能としての漫才の技術点が高いことが要求される。

それは、フィギュアスケートしかり、器械体操しかりである。

見ている方が「すごい!」と思っても、協会などで取り決められた技術点などを元に採点されるので、点数を見ないと、誰が優勝するのかわからない。

「M-1」も同じである。

最も面白かったのは、「スリムクラブ」である。

しかし、「スリムクラブ」は、これまで主流だった漫才の型を破っている。

その意味で、技術点が低かったのだと思われる。

「スリムクラブ」の妙は、独特の間にある。

漫才は、リズムが重要だ。

北野武氏が昔コンビを組んでいた「ツービート」のリズムをツービートとすると、島田紳助氏の「紳助竜介」のリズムはフォービート、松本人志氏のダウンタウンはワンビートだろう。

そして、「スリムクラブ」はオフビートだ。

テンポの良いリズムがなく、逆にリズムを壊してしまったところに笑いが発生している。

今後、変幻自在の間を使いこなせれば、人気が続くだろうが、特定の間しか使いこなせなければ、視聴者は慣れてしまい、間から生ずる笑いは少なくなるだろう。

クイズミリオネアが面白かったのは、司会のみのもんた氏の「ファイナルアンサー?」と尋ねる時の独特の間だった。

「スリムクラブ」は、「間の魔術師」を目指して頑張って欲しい。

今回、もう一つ、注目したのが、「ジャルジャル」である。

彼らはコントを得意とするようだが、今回は、漫才の場でコントをしているかのようだった。

漫才とコントの融合である。

その意味で、芸能としての漫才の技術点は高くない。

しかし、根本的なことから考えてみよう。

視聴者は、漫才の技術点に注目しているか?

伝統的なボケとつっこみをしなければ、怒って帰ってしまうか?

そんなことはしない。面白ければ良い。

今後、お笑いの世界は、漫才やコントという枠組みを超えて、視聴者の立場に立ち、より面白いものに育っていって欲しい。

くしくも「M-1」は、今回最終回を迎えたが、これを区切りにお笑い新世代が到来してくれることを祈る。

「M-1」は、格闘技でいうと、「K-1」だ。

「K-1」が、グローブをはめ、決められたルールの中で闘うように、「M-1」は、漫才という決められたルールの中で闘っている。

お笑いは、今後、「プライド」化して欲しい。お笑いの総合格闘技だ。

よりルールを少なくし、視聴者が最も面白いと感じた者をチャンピオンに選ぶ。

完全実力主義だ。

タイトルは、「プライド」ならって、「ワライド」でいいのではないだろうか。

 

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