街角を歩くと、その情報は警察に!? | 弁護士谷原誠の法律解説ブログ 〜日常生活・仕事・経営に関わる難しい法律をわかりやすく解説〜
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階 みらい総合法律事務所
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。
メニュー
みらい総合法律事務所
東京都千代田区麹町2丁目3番麹町プレイス2階
弁護士20人以上が所属するみらい総合法律事務所の代表パートナーです。
テレビ出演などもしており、著書は50冊以上あります。

街角を歩くと、その情報は警察に!?

2012年07月14日

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル ブルーレイ+DVDセット(デジタル・コピー付…/トム・クルーズ,ジェレミー・レナー,サイモン・ペッグ

¥4,935
Amazon.co.jp

マイノリティ・リポート [Blu-ray]/出演者不明

¥4,935
Amazon.co.jp

スパイ映画などで、街を歩く人の顔の映像を、警察が持っているの映像をコンピューターで照合するような場面を何度も観たことがあります。

あるいは、街を歩く網膜の情報で人を特定し、その人に合わせた広告を街角で流す、というような場面を観たことがあるような気がします。

そんなことは、映画の正解だけだと思っていました。

あるいは、未来の話だと思っていました。

ところが、それが、日本でも、2011年3月から、密かに行われているようです。

対象となる防犯カメラは、今のところ20台。

照合しているのは、テロリストや指名手配容疑者のデータベースに絞っているようです。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012081490070620.html

防犯カメラの画像でも、それによって個人を特定できるようであれば、個人情報になります。

そして、個人情報保護法では、個人情報を取得するときには、利用目的を明示しなければならないことになっており、取得した個人情報を利用目的外に利用してはならない、とされています。

また、取得した個人情報を第三者に提供するにも、厳しい制限があります。

今回は、法曹関係者がメンバーに入った有識者委員会の諮問を経ているとのことなので、個人情報保護法上の問題点はクリアしていると思われますが、くれぐれも、目的外利用や利用範囲の安易な拡大はしないよう監視する必要がありますね。

ところで、ミッション・インポシブル4は、作られるのかな?

そっちも気になるところです。(^_^)